ゆうゆー投資法のイメージ

こんにちは、ゆうゆーです。

ゆうゆー投資法を簡単に説明すると、

ステップ1 :『今後安定して成長すると思われる企業』を複数見つけ、
ステップ2 : それらの企業の株を『割安な価格』で買い、
ステップ3 :『』の条件が崩れない限り永久に持ち続ける。


という投資法でしたね。

そして、割安で買い、割安でなくなった時に売るための具体的な目安として、
PER14倍以下を買い基準、PER20倍以上を売り基準に設定しています。
(ただし絶対的基準ではなく、あくまで目安に過ぎませんが)
参考記事:PER何倍が適正か?

企業の成長性が崩れない、ということを前提とすると、
イメージとしては、次のような感じです。

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業績は毎年安定して20%ずつ伸びていたとしても、
株価のチャートというのは、だいたいこの図のように、
上がったり下がったりを繰り返して、
長期的には業績の伸びと同じ程度で上がってゆきます。

この、上がったり下がったりというのは短期投資家の仕業ですが、
長期投資家は、このように買いと売りの基準を定めることで、
必然的に「安値で買って、高値で売る」ことができるのです。

かなり合理的ですよね。
これこそが、「株式市場の乱高下を友とみなす」という行為です。

株式市場の乱高下は、敵とみなすのではなく、友とみなしたほうがよい。
また、愚行は参加するものではなく、利用するものである。
【ウォーレン・バフェット】


これにより、企業の成長率以上のパフォーマンスを上げることだって、
不可能ではないのです。

ただ、いつもこんなに上手くいくとは限りません。
PER20倍で売ったはいいものの、その後も株価はグングン上がり続けて、
結局もっと持ち続けていたほうが、より儲けられた、
という状況になることもあります。

そんな場合は、次のように考えればよいのです。

保有株のPERが20倍を大きく超えてきたら、売りを検討するべきだろう。
もちろん売った後も株価は上がり続け、
PER50倍を超えることもあるかもしれない。
だが、高値からのさらなる上昇に賭けるのは、もはやギャンブルであり、
堅実な長期投資をしたい人にとっては無縁の世界である。
論理的に説明可能な上昇と、バブルによる上昇を混同してはいけない。
【ゆうゆー】


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ここ1年のイー・ギャランティなどは、まさにこんな感じですね。
有望な長期安定成長株には間違いないのでしょうが、
割安に放置されている長期安定成長株が他にいくらでもあるのに、
わざわざ高値圏の銘柄を選んで勝負することはありません。

他の例としては、PER14倍で買ったはいいものの、
その後も一向に上がる気配がなく、
何年も含み損を抱えたまま、といったケースもあるでしょう。

これこそが投資をしていて、一番イライラする状況です。
ゆうゆーの保有株では、フジや桧家がこのパターンですね。
(まぁ、何年も経っていないのでまだまだ序の口ですが・・・)

こんな場合でも、長期的な業績見通しさえ明るければ、
何にも心配する必要はありません。

しばしば数ヶ月間、時には数年間の株価の動きと企業業績の動きには
相関関係が見られないことがある。
だが長期にわたっては、企業の成功と株価の上昇には密接な関係がある。
両者の不均衡に着目することが、株で利益を上げる秘訣である。
成功している企業を辛抱強く持ち続けることが、必ずよい結果に結びつく。
【ピーター・リンチ】


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自分が売るまでは、動かざること岩のごとし、
自分が売った翌週から、今までが嘘のように元気よく上がり始める、
こんな経験、みなさんもしたことはありませんか?

悔やんでも悔やみきれない、やるせない状況ですよね・・・。

こんな状況に、絶対に陥らない方法を私は知っています。
その方法とは「上がるまでは絶対に売らない」ことです。
参考記事:いつまで待つの?いつまでも待つのさ!

・・・ね、簡単でしょ?

念のため付け加えておきますが、上がるまで持ち続けてよいのは、
あくまでも見通しが明るい場合だけです。
業績は下がり続けていることが分かりきっているのに、
持ち続けていることほど、愚かなことはありませんから・・・。

コメント

No title
ゆうゆーさんこんにちは
長期投資の第一歩として、過去数年成長を続けている企業の株を分析して買ってみました。質問ですが、その企業について今後、リスク管理のためにどのくらいの頻度で何を見ていけばよいのでしょうか?
Re: No title
カイジさん、こんにちは。

そうですね、3ヶ月に1回発表される四半期決算は、
必ず見るようにした方がいいと思います。
あとは、月次を公表している企業であれば、
それもチェックしておくことをオススメします。

決算や月次の見方は、過去の記事でも何度か解説していますが、
基本的には、売上・利益ともに順調に伸びていれば問題なし、
もし順調でない場合は、なぜそのような決算になったのか、
もっと深く読み込んで分析する必要がありますね。

分析した結果、その決算悪化が一過性のものであればホールド、
今後の成長性を揺るがすようなものだと売り、が基本です。

あとは、毎日変動するPERですね。
これは、高くなりすぎていないかだけ見ていればいいと思います。

それと、株価の変動をイチイチ気にしないことでしょうか。
これが簡単そうに見えて、とても難しいです・・・。

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