落ちるナイフもヘッタクレもない

こんにちは、ゆうゆーです。

私が尊敬してやまないバフェット先生やピーター・リンチ先生ですが、
私はバフェット信者でもピーター・リンチ信者でもありません。
要するに、彼らが発言した言葉というだけで、
何でもかんでも正しいと信じているわけではない、ということです。

私は、どんな偉人の言葉であっても、
その発言の意味を自分が理解できなければ、決して妄信したりはしません。

次のピーター・リンチの言葉は、その一つです。

下落している株を底値で拾おうというのは、
落ちてくるナイフを素手でつかむようなものである。
ナイフが地面に突き刺さり、しばらく揺れ動いた後、
しっかり止まってからつかむのが、正しいやり方である。
【ピーター・リンチ】


これは「落ちるナイフをつかんではいけない」という旨の発言だと思います。
よく言いますよね? 「落ちるナイフをつかんでしまった」って・・・。
どうやら、相場格言にもこのような内容のものがあるようです。

このリンチ先生の言葉は、残念ながら私は理解できません。
「落ちるナイフをつかんではいけない」と、なぜ言われているかといえば、
落ちるナイフは、さらに下げ続ける可能性が高いからだと思います。

でも、よく考えてみてください。
急落している株を(さらに下げるから)買うなってことは、
「急落したら売れ!」と言っていることとほとんど変わらないんじゃないか?
と、私は思うわけです。
だって、「買うな ≒ 売れ」だとは思いませんか?

もしそうだとすると、これは私の一番嫌いな、
(企業価値の変動ではなく)株価変動による損切りそのものです。

私は「短期的な株価変動は全く読めない」という不動の信念を持っており、
安いと分かっていながら、落ちるナイフをあえて避けるという行動は、
残念ながら私の信念とは相容れないものなのです。

落ちるナイフだろうが、上がるナイフだろうが、停止中のナイフだろうが、
その位置が低いと思えばつかむべきで、
その位置が高すぎると思えば手放すべきである。
【ゆうゆー】


そもそも、落ちるナイフはその後も下げ続けると分かっているのなら、
そういう銘柄を探せば、短期の空売りでいくらでも儲けられるはずです。

そんな才能のない私にとっては、株の買い時を判断するのに、
落ちるナイフもヘッタクレもありません。
企業価値に対し、今の株価は割安か?
この一点だけを判断材料にして、売買すればいいと私は思っています。

・・・で、有言実行ということで、今日は少し売買をしました。
アサンテを半分売って、今まさに「落ちるナイフ」と呼べるであろう、
年初来安値を更新中のエスクリを買い増しました。
同じく落ちるナイフのDVxとどちらにしようか迷いましたが、
両者の絶対的な割安さを考えた時に、
エスクリの方がより低い位置にナイフがある、と判断しました。

長期投資で重要なのは、ナイフの向きではなくナイフの位置です。
ナイフの向きを見極めることなど、長期で見れば何の意味もないことを、
このブログを通して証明してみせたいと思います。

もちろん、偉大なるピーター・リンチ先生のことですから、
私の理解のさらに上をいっている可能性も十分にあるでしょう。
仮にそうだとしても、自分が理解できない言葉であれば信じるに値しません。

株式投資家の運命を決めるのは、頭脳ではなく信念である。
いかに優秀であろうと、自分の考えを持たない投資家は、
株式市場では勝ち残れない。
【ピーター・リンチ】


これも、同じピーター・リンチ先生の言葉です。
私は、先生のこちらの言葉の方を信じることにします。

もちろん、みなさんも私やピーター・リンチの言葉を鵜呑みにせず、
みなさん自身が理解でき、納得できる方法を採用すべきだと思います。

コメント

ゆうゆーさんへ
いつもブログを食い入るよいに見ています。それは何故かというと、保有の仕方がとても共感できるからです。

保有している銘柄こそ違うものの、考え方は共感性がとても私にとって高いです。

トレファクやアサンテ、フジコーポなど、まさに割安成長銘柄と感じてます。

そこで一つだけお願いしたいのが、私がしっかり保有している6159ウチヤマホールディングスです。私は仕事で福祉分野に携わっており、また居住地も九州である強みを生かしたく、たどり着いたのがこの銘柄でした。

利益はセールアンドリースバックでブレはありますが、売り上げは右肩上がりであり、成長余地もあると思ってます。

ぜひゆうゆーさんの考察を、伺いたいです。

また、図々しいですが私もアメブロでブログを書いております。年も境遇も近いと察してます(年は私が上でしょうが)。ウチヤマホールディングス、ハチジュウで検索していただけるとヒットすると思います。

初コメントで長々と失礼しました。
不適切なら削除してなんら構いません。

これからもよろしくお願いいたします。
ゆうゆーさん


「買うな≒売れ」ではないでしょう。買うなは買うなです。


下落相場で下手な難平をするべきではないというのが落ちるナイフは掴むなという意味ではないですか?


ここが底だろう、あるいは買った株価よりも安くなったから、と難平をしてみてもそこを突き抜けて下に行くことが多い。底値を当てることはできない。


こういう相場でありがちなのが上がっている銘柄を売って下がっている銘柄を難平すること。だれでもよくやる投資判断ですが、それで成功した人はあまりみたことがありません。ゆうゆーさんの場合は正確には難平にはなりませんが。


おそらくゆうゆーさんは頭が良くプライドの高い方かと思いますが、自分の正しさを証明してやるというスタンスで株式市場と対峙するのはあまり意味がありません。


エスクリは信用買いで捕まっている人が多そうですし、EV/EBITDA倍率でみてもエスクリ、アサンテにそんなに差があるわけではありませんね。アサンテは財務体質も良さそうですしCFの構成も申し分ありませんね。


調べれば調べるほどアサンテはいい企業ですね。私も購入してみたいと思います。


如何ともし難い相場が続きますが頑張ってください。
No title
エスクリ、なぜか今日は大きく下落しましたね。
長期で持つなら仕込み場のようには思います。

今はエスクリを買うかジーフットを買うかで悩んでいます。

ジーフットは売上成長もさることながら、利益率の向上が期待できそうなのが魅力だと思いました。
靴屋さんなので出店型の分かりやすいビジネスモデルですし、イオン傘下というのはメリットは大きそうです。

ブログにも書きましたが、エスクリはどうしてもウエディング市場の制約を受けてしまう点が気がかりです。
こんばんは
エスクリという会社 中期の会社計画にビビッての投売りと
それにつられての投げ売りですかね・・・?

ゆうゆーさんの810円という取得価格が素晴らしいですね、
ただ まだ買い増しは早かったのでは?とも思います。
800円割ってからでも 良い気が。

あと アメリカがガクンと下げてきた時用に
キャッシュポジションを増やしたりという事はないのでしょうか
Re: ゆうゆーさんへ
ハチジュウさん、はじめまして。

ブログをされているんですね。
少し拝見させていただきましたが、ウチヤマHD一色で驚きました(笑)

同社について、私の見解を載せたいのはやまやまなんですが、
同社を徹底的に調べられてホールドされているハチジュウさんの方が、
おそらく的確な分析がてきているような気がしますので、
私がちょっと調べた程度であまり無責任なことは言えないんですよね・・・。

それを承知でざっくり言えば、概ね私の投資基準にマッチしていると思います。
懸念材料を挙げるとするなら、全事業において競争優位性が気になることと、
カラオケや飲食事業が、介護事業の成長力を弱める要因になるのではないか?
というところあたりですかね。

ただ、これらも実際には既に解決されていることなのかもしれませんし、
ハチジュウさんは何よりも、この企業のことをよく知れる環境にあることが、
最大の強みなのではないでしょうか?

こちらこそ、今後ともよろしくお願いします。
Re: タイトルなし
リプロさん、こんにちは。

「ナンピンした後もさらに下げ続ける」というのは往々にしてあることですが、
「反転を見極めてから買おうと思いながら結局、手遅れになって買えない」
「買えたとしても、下落途中に買うよりも結果的に高い値段で買うことになる」
ということも、同じように往々にしてあることです。

結局、タイミングを計って買うやり方は上手くいかないでしょう。
だからこそ、落ちるナイフも上がるナイフもヘッタクレもないと思うのです。

>こういう相場でありがちなのが上がっている銘柄を売って
>下がっている銘柄を難平すること。だれでもよくやる投資判断ですが、
>それで成功した人はあまりみたことがありません。

これはその通りかもしれませんが、この失敗をしてしまう人の共通点として、
「ファンダメンタルズを軽視してしまった」というのが挙げられると思います。

下がっている株は、下がっている理由をよく考えておく必要がありますね。
ファンダメンタルズと無関係に下がっていれば、割安さが増しているのですが、
ファンダメンタルズの悪化と共に下がっているのであれば、
それは割安になったとは言い切れないですからね。
「下がったら」ではなく、「割安になったら」買うべきだと思っています。
Re: No title
AKIさん、こんにちは。

ブログ読ませていただきました。
AKIさんの過去の経験とデータに基づいた銘柄分析、参考になります。

エスクリ(他もそうだと思いますが)は空き地域に出店しているのではなく、
既に競合がいるエリアに出店し、シェアを奪って成長していますので、
シェアを奪えるその強みに期待したいところです。

ジーフットですか、このような分かりやすいビジネスは良いですね。
私もそろそろ新しい有望銘柄を発掘したいなと思っています。
Re: こんばんは
もつさん、こんにちは。

今回は、アサンテの一部売却+エスクリの買い増しですので、
キャッシュポジションとしては、売買実施前よりも実は増えています。
今はまだパンパンに持つ時期ではなさそうですからね。

買い増しが早かったかと言われれば、結果的にそうなるかもしれません(笑)
ただ、以前810円で買った頃と比べれば、
エスクリに対する私の予想EPSも20%くらい上がっています。
株価が同じくらいなら、以前よりも20%割安になったということですので、
まぁ、それなりのナンピン水準ではないかと自分では思っているのですが、
結果は神のみぞ知る、ですね。

次は700円を切るくらいまでもし下がれば、さらにナンピンを考えます。
No title
書き込み自粛中ですが、少しだけ。

落ちるナイフを掴むのが、もとい掴んだ手を突き抜けるのが趣味の一つでもある僕からみると、エスクリもDVxも落ちるナイフじゃないですよ。

落ちるナイフとは、大暴落です。数日で数十パーセントの下落とか。
それなりの理由があります。
それも、分かり易い理由です。

成長企業が大幅減益見込みに転じたり、赤字転落したり、そういうときに落ちるナイフになります。
高PBRだと特に顕著です。


落ちるナイフを掴むのは、周りから見てとても馬鹿みたいに見えるものです。
周りから見て馬鹿みたいに見えないのであれば、それは落ちるナイフではないともいえます。
No title
リンチさんの言いたいことは


急激な投資家の見解の変化があるときは、売りたい人が増えている途中で買うな』

というような事だと思います。


急がないで売りたい人と買いたい人のバランスが取れた後で買え、という事ですね。
Re: No title
MEANINGさん、お久しぶりです。

その解釈で言うと、今のエスクリやDVxは落ちるナイフとは呼べませんね。
ただ、その解釈で考えたとしても、「落ちるナイフは掴むな」という表現は
どうかと思います。

例えば、あるIRの発表があり、多くの人がそれを悪い情報として受け止めると、
落ちるナイフとなって株価は下がります。
ですが、自分はそのIRをグッドニュースとして受け止めた場合、
株価の下落は、割安さのアップにしかなりません。
こんなケースであれば、たとえ落ちるナイフであれ買ってよいと私は思います。

もちろん、ストップ安で買うなどはやめた方がいいでしょうが、
値がついている以上、その値段で売りと買いは均衡しているわけですから、
そこからさらに下げるかなんて、分かったものではありません。
(と、短期売買の才能のかけらもない私は思います)

いずれにせよ、「落ちるナイフ」という言葉が株価の下落を表している以上、
これだけでは買うべきとか、見送るべきなどの判断はできないと思います。
あくまで、「(自分が考える)企業価値と株価を見比べてどうなのか」
この一点のみを判断基準にすればいいのではないでしょうか。

その判断に基づけば、私もほとんどの場合で「落ちるナイフは見送る」という
選択肢を選ぶことになりますが、これは結果的にそうなっているだけであって、
「落ちるナイフだから見送った」ということではないのです。
No title
ファンダメンタルが今までの想定から逸れそうな初期に、落ち始めのナイフを掴む事は良くあることだと思います。それに気づいた投資家たちがブン投げ始めて、説明のつかない安値になるときこそ落ちるナイフを掴むときです。

それが今ではないと思います。
今はファンダメンタルが今までの想定から逸れそうな初期だと思います。
落ちるナイフ
今は日本株全てがゆっくりと落ちるナイフのようになってるように思います。
ダウが下げると日本株はもっと下がる、ダウは上げても日本株はほとんど反応しない。
ようやく本来の日本株の状態に戻ってきたという感じです。
アベノミクスという馬鹿騒ぎのドーピングのメッキが剥がれてきたという事でしょうかね。
Re: No title
弥太郎さん、こんばんは。

「ファンダメンタルが今までの想定から逸れそう」と考えるのは、
直感ではなく、何か根拠のある「予兆」があってのことですよね。

今のDVxやエスクリに、何かそういう予兆でもあるのでしょうか・・・。
「そんな予兆など無い(つまり、ファンダメンタルは想定から逸れない)」と
思っているからこそ私は買い向かえるのですが、
予兆があるのにも関わらず、そのサインを私が見逃しているのだとしたら、
それは私のファンダメンタル分析の失敗に他なりません。
そうなった時は損失を甘んじて受け入れ、損切りし、反省するのみです。

いずれにせよ、自分の銘柄分析よりも値動きの方を当てにしているようでは、
個別株への投資などできないと思っています。
Re: 落ちるナイフ
チャロさん、こんばんは。

確かに、今年に入ってから全体相場はダラダラ下がりっぱなしですね。
個別株では明暗が分かれている感じになっています。
アベノミクスでは、ほとんど全ての銘柄が関係なく上がっていましたから、
ようやく銘柄選定が活きてくる相場になったとも言えますね。
返信ありがとうございました。
ウチヤマホールディングスに対する見解、ありがとうございました。ざっくりしたところゆうゆーさんの投資にマッチしている。そこだけでも言葉が聞けてよかったです。

勿論課題や懸念も併せて考察してもらったのでとても参考になります。

本当にありがとうございました。また、これからもよろしくお願いいたします!
Re: 返信ありがとうございました。
ハチジュウさん、こんばんは。

どういたしまして。
お互いに、良い投資結果に結びつけばよいですね。
今後ともよろしくお願いします。
私もウチヤマとDV x 保有してます。個人投資家に人気ある銘柄は短期では、まだ下がりそうですね。来月辺りまで厳しそうです。
No title
>既に競合がいるエリアに出店し、シェアを奪って成長していますので、シェアを奪えるその強みに期待したいところです。

そうですね。
強いから抜け出せたわけですもんね。

売上が400億円を超えてきたら、注意してみて下さい。
まあ、T&Gやベストブライダルが今挑戦しているところなので、エスクリが500億円になる頃には新たな勝利の方程式が見つかっているかもしれません。

ジーフットは、売上、利益、利益率の成長力の他に、東証への鞍替えやMBOといった材料もあるので、カタリストが豊富な点を気に入ってます。
No title
ゆうゆーさんこんばんは
連日興味深いお題です。
自分の投資歴を振り返ってみても
確かにピーターリンチの「落ちてくるナイフ…」の先入観のせいで
買いの判断が鈍らされていた面が多々ありましたね。

暴落=落ちるナイフ=手を出してはいけない…???

逆に暴騰局面でいうとオイルショックの時にトイレットペーパーに群がる群衆と同じ、愚かな行為をしているってことですよね。

ナイフの向きではなく位置が重要であるとの考え方は
とても参考になり、自分の投資思考に奥行きを与えてくれました。
ありがとうございます。



Re: タイトルなし
博士さん、こんにちは。

短期で下がろうが上がろうが、私はどっちでもいいです。
割安になれば買い、割高になれば売る、ただそれだけですね。
Re: No title
AKIさん、こんにちは。

それくらい売上が伸びる頃には、もうT&Gやベストブライダルとの共存共栄も
そろそろ不可能になってくるかもしれませんね。
とりあえずそこまで成長してくれれば、私の目的としては一応達成です。

その先のことは、その時になったらまた考えます(笑)
Re: No title
イギータさん、こんにちは。

落ちるナイフであっても、それはあくまで過去の値動きを表しているだけで、
だから明日からも下がるかどうかなんて分からないんですよね。
(これが分かるのなら、とっくにデイトレーダーに転向している・・・)

落ちるナイフを避けるという考え方は、極端に言えば、
「サイコロを振って偶数が5回連続で出ている時に、奇数に賭けるな」
と言われているくらい、私にとっては理解不能なことです。

何にしても、自分で理解でき、納得できる投資方法を取るというのは、
とても大切なことですね。
No title
ゆうゆーさん、丁寧なお返事ありがとうございます。

ゆうゆーさんはぶれませんねー。とっても素敵です。
ゆうゆーさんの考えはとても正しいと思います。


落ちるナイフというのは暴力的であり、心理面に及ぼす影響は理屈で説明できないようなことがあります。
そんな阿鼻叫喚の最中で確たる信念を持って買い進むのは、その投資行動が苦痛でないタイプの投資家にとってはとても快感です。それはもう、もの凄い快感です。テンションMAXで、サルのようにはしゃいでしまう。知恵熱出まくりでオーバーヒート寸前。でも冷静。

落ちるナイフばかりの大暴落相場も、相場の花ですね。大暴落相場は、大震災、戦争、政治的混乱、分かり易いのも色々ありますが、でも何も理由がないのもかなりありますね。
割安株投資家は、大暴落相場では、相対的に値下がりの少ない万年割安株を叩き売って、相対的に値下がりの大きい成長株を叩き買う。大忙しです。


ただ、そのような混乱相場に対して批判的な目で見るだけではなく、謙虚な気持ちを持って、時には自分の考えの方が間違っている事も十二分に有り得る、そういう心持で冷静に状況を判断する。決して焦って行動しなくても良い。
とリンチさんは言いたいのだと思います。(勿論、そのような考えを持った上で、ネガティブ材料を把握していると認識していれば、その勝算にかけるという手法も否定していないと思います)


このネタでご飯3杯はいけますが、ここら辺で止めておきます。

今回の投稿内容に対する書き込みの多さが、このブログの読者の興味のあるネタだという事を如実に表していますね。

この素敵な読者はゆうゆーさんの財産ですね。
Re: No title
MEANINGさん、こちらこそ深いテーマのご提供ありがとうございます。

リンチ先生やMEANINGさんさんのおっしゃること、ごもっともだと思います。
株価が下げるのにも、いろいろな理由がありますからね。

私も過去に、大きく下げている銘柄を買ってはみたものの、
その下げは実はファンダメンタルズの悪化を織り込んだ下げだったため、
その後もさらに下げ続けてもう元には戻りそうもなく、損切りを余儀なくされた、
という失敗経験があります。

その時はまさに「落ちるナイフ」をつかんで失敗したわけですが、
私がそこで学んだのは、落ちるナイフをつかんではいけないということではなく、
自分のファンダメンタル分析の甘さの方でした。

落ちるナイフは、大チャンスか大ピンチのどちらかである可能性が高いですね。
リンチ先生は、単に「落ちるナイフをつかむな」といっているわけではなく、
「チャンスかピンチかも分からないうちに、落ちるナイフをつかむな」
と言いたいのだとしたら、それはすごく納得できます。

確かに、暴落相場が来たら「これは世紀の大チャンス!」などと思い込み、
ファンダメンタル分析も疎かなまま買ってしまうことは、ありがちですからね。
この点は、自分への戒めとして受け取っておきたいと思います。

おっしゃる通り、MEANINGさんはじめ読者のみなさまは私にとっての財産です。
これからも大切にしてゆきたいと思います。
DV X 下がり過ぎですね。どうして?
Re: タイトルなし
バザーさん

「原則として、株価がどこまで下がるかということにルールなど一つもない」
というのは、リンチ先生の言葉です。
No title
コメ兵なんてどうでしょう?(´・ω・`)
Re: No title
No nameさん

コメ兵ですか、トレファクと事業内容が似ていますね。
過去の決算書をざっと見たところ、リーマンショック後に売上と利益が
大きく落ち込んでおり、この理由が気になります。
(トレファクと違い、高級品をメインに扱っているからでしょうか?)

次の不況でリーマンショックの二の舞にならないことが確認できない限り、
私はちょっと投資には踏み切れませんね・・・。
指標的には割安であり、惹かれるものはあります。
今日のDV X の850円の蓋はなんだったのでしょうか?

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