こんにちは、ゆうゆーです。
私はご存じの通り、エスクリという結婚式場を運営する企業と、トレファクというリサイクルショップを運営する企業を両方とも保有しています。
中身が結婚式場であれリサイクルショップであれ、両社とも「成功している店舗を別のエリアにも展開してゆくことで成長する」という単純な成長ストーリー(エリア拡大型)を持っている企業であることには違いないのですが、この二つのビジネスには大きな違いが一つだけあります。
それは、リピーターの存在です。
当然ですが、結婚式は普通は一生に一度しか経験しません。離婚してまた再婚するという方もいるかもしれませんが、まさか以前と同じ結婚式場で二度目は無いでしょうから、実質リピーターは存在しないことになります。
逆に、リサイクルショップはほとんどがリピーターではないでしょうか。
近所のリサイクルショップに一度行ってみて、なかなか良い品が売っていることが分かったので何度も行くようになるという方が多いんだろうと想像します。
店内にいるお客さんのうち、初めて来た人なんてほんの僅かだと思います。
リサイクルショップに限らず、かつ丼屋、タイヤ屋、洗車屋、カメラECショップなど、ほとんどの業種はリピーターが多いですね。葬儀屋でさえリピーターはいますから、結婚式場だけが特殊な例と言えます。
敢えて言うなら、不動産販売などは結婚式場に近いかもしれません。マイホーム購入の場合、リピートはあっても数十年後ですからね。
では、リピーターが多い業種とそうでない業種では、企業分析をする上で具体的に何が違うのか?ということですが、少なくともリピーターの多い業種の方が短期間で業績が急変しにくいということは言えると思います。
まぁ、中にはマクドナルドのような例も無くはないですが・・・。
逆に、昨年は勝ち組だった企業が今年は負け組に転落した(もちろん逆もある)、ということが普通に起こり得るのが、結婚式場のようなリピーターのいない業種の特徴と言えるかもしれません。
エスクリのいきなりの業績急悪化も、こういった業種であったことが大きく影響しているような気がしますね。
「リピート率が高い業種の方が安定している」ということについて別の例を挙げるなら、ストック型ビジネスを考えれば分かりやすいと思います。
例えば、携帯電話会社などは一度契約してしまえば継続して売上を上げ続けることができます。売上が安定するのも頷けますよね。
このストック型ビジネスというのは、リピート率が高い最たる業種です。
仮にフロー型でもストック型に近い、言い換えればフロー型だけど顧客のリピート意欲が非常に高い精神的ストックビジネスを持っている企業に投資したいですね。
既存店を毎年毎年伸ばし続けるKeePer技研などはそんな印象を強く受けますが、どうでしょうか・・・。既存店が伸びるということは、「新規客が増える+リピーターが減らない」証拠だと思いますので。
もちろん、投資企業を探す際には、ストック型かフロー型かという以前に「優秀な事業をやっていること」が大前提であり、ストック型であっても悪いサービス内容に見切りをつけられ解約されてしまい、長期的に業績が落ち込んでゆくことは有り得ます。
ただ、結婚式場のように短期間のうちに急悪化することは考えにくい、ということです。
仮に他の条件が同じならストック型、あるいはフロー型でもリピーターが多そうな業種を選んだ方が安心して保有できるだろう、という話でした。
私はご存じの通り、エスクリという結婚式場を運営する企業と、トレファクというリサイクルショップを運営する企業を両方とも保有しています。
中身が結婚式場であれリサイクルショップであれ、両社とも「成功している店舗を別のエリアにも展開してゆくことで成長する」という単純な成長ストーリー(エリア拡大型)を持っている企業であることには違いないのですが、この二つのビジネスには大きな違いが一つだけあります。
それは、リピーターの存在です。
当然ですが、結婚式は普通は一生に一度しか経験しません。離婚してまた再婚するという方もいるかもしれませんが、まさか以前と同じ結婚式場で二度目は無いでしょうから、実質リピーターは存在しないことになります。
逆に、リサイクルショップはほとんどがリピーターではないでしょうか。
近所のリサイクルショップに一度行ってみて、なかなか良い品が売っていることが分かったので何度も行くようになるという方が多いんだろうと想像します。
店内にいるお客さんのうち、初めて来た人なんてほんの僅かだと思います。
リサイクルショップに限らず、かつ丼屋、タイヤ屋、洗車屋、カメラECショップなど、ほとんどの業種はリピーターが多いですね。葬儀屋でさえリピーターはいますから、結婚式場だけが特殊な例と言えます。
敢えて言うなら、不動産販売などは結婚式場に近いかもしれません。マイホーム購入の場合、リピートはあっても数十年後ですからね。
では、リピーターが多い業種とそうでない業種では、企業分析をする上で具体的に何が違うのか?ということですが、少なくともリピーターの多い業種の方が短期間で業績が急変しにくいということは言えると思います。
まぁ、中にはマクドナルドのような例も無くはないですが・・・。
逆に、昨年は勝ち組だった企業が今年は負け組に転落した(もちろん逆もある)、ということが普通に起こり得るのが、結婚式場のようなリピーターのいない業種の特徴と言えるかもしれません。
エスクリのいきなりの業績急悪化も、こういった業種であったことが大きく影響しているような気がしますね。
「リピート率が高い業種の方が安定している」ということについて別の例を挙げるなら、ストック型ビジネスを考えれば分かりやすいと思います。
例えば、携帯電話会社などは一度契約してしまえば継続して売上を上げ続けることができます。売上が安定するのも頷けますよね。
このストック型ビジネスというのは、リピート率が高い最たる業種です。
仮にフロー型でもストック型に近い、言い換えればフロー型だけど顧客のリピート意欲が非常に高い精神的ストックビジネスを持っている企業に投資したいですね。
既存店を毎年毎年伸ばし続けるKeePer技研などはそんな印象を強く受けますが、どうでしょうか・・・。既存店が伸びるということは、「新規客が増える+リピーターが減らない」証拠だと思いますので。
もちろん、投資企業を探す際には、ストック型かフロー型かという以前に「優秀な事業をやっていること」が大前提であり、ストック型であっても悪いサービス内容に見切りをつけられ解約されてしまい、長期的に業績が落ち込んでゆくことは有り得ます。
ただ、結婚式場のように短期間のうちに急悪化することは考えにくい、ということです。
仮に他の条件が同じならストック型、あるいはフロー型でもリピーターが多そうな業種を選んだ方が安心して保有できるだろう、という話でした。
2016/03/07 (月) [ゆうゆー投資法]
こんばんは。
返信ありがとうございました。
キーパー技研が東証一部に昇格しましたね。
持ち続けている銘柄が昇格すると、自分も一員であるかのように
嬉しく感じます。
私は自分のポートフォリオはストック型の銘柄が主体です。
特にIT系の会社にいえる事かもしれませんが、システムを導入
してもらえれば、よっぽどのことがない限りは使い続けてもらえ
ます。客側にとってシステムを何度も入れ替えるのはコストがか
かるし、なにより替えることは現在を否定することになるので、
それを認めたくないという心理が客側にはたらくのかと・・・。
返信ありがとうございました。
キーパー技研が東証一部に昇格しましたね。
持ち続けている銘柄が昇格すると、自分も一員であるかのように
嬉しく感じます。
私は自分のポートフォリオはストック型の銘柄が主体です。
特にIT系の会社にいえる事かもしれませんが、システムを導入
してもらえれば、よっぽどのことがない限りは使い続けてもらえ
ます。客側にとってシステムを何度も入れ替えるのはコストがか
かるし、なにより替えることは現在を否定することになるので、
それを認めたくないという心理が客側にはたらくのかと・・・。
みっちさん、こんにちは。
KeePer技研は一部昇格が決定したようですね。市場はほぼ一部が認められるものと思っていたと思いますので、株価としては特段の反応は無いと思いますが、これを受けての社長のブログ記事はいつもより一段、気合いの入ったものになっていますね。
ストック型のものを他にスイッチするというのは、コストがかかることもあると思いますが「手続きが面倒だ」という要因も大きいのではないかと思います。特に「どこを選んでも大して変わらない」ということであれば、普通は現状維持を選びますよね。携帯電話なんてまさにそうだと思います。
ただ、それと成長性は別物ですので、そこはシビアな目で見てゆきたいところですね。
KeePer技研は一部昇格が決定したようですね。市場はほぼ一部が認められるものと思っていたと思いますので、株価としては特段の反応は無いと思いますが、これを受けての社長のブログ記事はいつもより一段、気合いの入ったものになっていますね。
ストック型のものを他にスイッチするというのは、コストがかかることもあると思いますが「手続きが面倒だ」という要因も大きいのではないかと思います。特に「どこを選んでも大して変わらない」ということであれば、普通は現状維持を選びますよね。携帯電話なんてまさにそうだと思います。
ただ、それと成長性は別物ですので、そこはシビアな目で見てゆきたいところですね。
ゆうたさん、こんにちは。
私もストック型とフロー型の違いくらいは意識していましたが、フロー型の中でもリピート頻度の違いまではあまり考えていませんでした。
これからも自身の勉強も兼ね、参考にしていただける記事を書けるよう精進します。
私もストック型とフロー型の違いくらいは意識していましたが、フロー型の中でもリピート頻度の違いまではあまり考えていませんでした。
これからも自身の勉強も兼ね、参考にしていただける記事を書けるよう精進します。
原油がかなり上がってきましたが、まだお持ちですか。
あの時点での原油買いはゆうゆーさんしかいなかったと思われます。
素晴らしい眼力をお持ちになられ、うらやましく思います。
どうぞ今後ともご教授ください。
あの時点での原油買いはゆうゆーさんしかいなかったと思われます。
素晴らしい眼力をお持ちになられ、うらやましく思います。
どうぞ今後ともご教授ください。
名無しさん、こんにちは。
ありがとうございます。
ただ、日本円(現金)を基準に考えれば原油が上がったと言えますが、原油を基準に考えると、私の持っている日本円が下がったことになり、ある意味では損をしているとも言えます。原油より日本円の方が遥かに大量に持っていますからね。
それを少しでも緩和するための原油への分散です。
ただ、上がった下がったとは言ってもこの程度は誤差のようなものですけどね。予測できない、ハイパーインフレ並の非常事態に備えて持っているつもりですので・・・。
ありがとうございます。
ただ、日本円(現金)を基準に考えれば原油が上がったと言えますが、原油を基準に考えると、私の持っている日本円が下がったことになり、ある意味では損をしているとも言えます。原油より日本円の方が遥かに大量に持っていますからね。
それを少しでも緩和するための原油への分散です。
ただ、上がった下がったとは言ってもこの程度は誤差のようなものですけどね。予測できない、ハイパーインフレ並の非常事態に備えて持っているつもりですので・・・。
ゆうゆーさん、こんばんは。
売上=客数×客単価、という商売をする上での絶対公式があるのですが、今月の「客数」が1万人だった場合に「あー今月はお客さんが1万人も来店したのか」というのは厳密に言うと違いまして、
「新規顧客1000人+(既存顧客3000人×平均3回リピート)」
という中身だったりすると、正確には4000人の顧客が「1万回」購入してくれたことが「客数」になりますよね。
この例の場合、新規客が100人増加するのは、来月からの固定客として客数300人分も増えることになります。リピート率が高いというのは商売ではすごく大きな意味があると思います。(逆に脱落率が多い企業は効率に難あり)
売上=客数×客単価、という商売をする上での絶対公式があるのですが、今月の「客数」が1万人だった場合に「あー今月はお客さんが1万人も来店したのか」というのは厳密に言うと違いまして、
「新規顧客1000人+(既存顧客3000人×平均3回リピート)」
という中身だったりすると、正確には4000人の顧客が「1万回」購入してくれたことが「客数」になりますよね。
この例の場合、新規客が100人増加するのは、来月からの固定客として客数300人分も増えることになります。リピート率が高いというのは商売ではすごく大きな意味があると思います。(逆に脱落率が多い企業は効率に難あり)
KIRINさん、こんにちは。
おっしゃる通りですね。
一口に「客数」とは言っても、その内訳のほとんどが新規客なのか、リピーターなのかで経営戦略も違ってくると思います。本業にも活かしたい考え方です(笑)
実際にこういうデータは本業の経営においてもとても有効だと感じていて、初めての顧客が何人いて、そのうち何割がリピーターになってくれるかというのは貴重なデータだと思っています。
新規客が多いというのは、商品・サービスの中身よりもどちらかというと広告宣伝が上手くいっている証拠で、一方リピート率が高いというのは、商品・サービスの中身が魅力的である証拠とも言えそうですね。
おっしゃる通りですね。
一口に「客数」とは言っても、その内訳のほとんどが新規客なのか、リピーターなのかで経営戦略も違ってくると思います。本業にも活かしたい考え方です(笑)
実際にこういうデータは本業の経営においてもとても有効だと感じていて、初めての顧客が何人いて、そのうち何割がリピーターになってくれるかというのは貴重なデータだと思っています。
新規客が多いというのは、商品・サービスの中身よりもどちらかというと広告宣伝が上手くいっている証拠で、一方リピート率が高いというのは、商品・サービスの中身が魅力的である証拠とも言えそうですね。
ラーメン屋で会計後によく配っている「無料ギョーザ券」は、偶然来店してくれたお客さんにリピートを促す良い手段だなぁと思います。
券を持ってきた人にはギョーザを1つ無料にしなければなりませんが、折込チラシなどの広告宣伝費のほうがはるかに高いことが多いので、ギョーザという餌で再来店してくれるのはとても効率が良い客さんという訳です(笑)
また、有名チェーンでもない店だったりするとお客さんに店を認知させるだけでも一苦労しますので、偶然来店してくれたお客さんを何としてもリピーターにしたいと思ってます。なので、店を知ってもらうまでの2回目・3回目の来店を促す手段としてもギョーザ券は有効な手段と思います。
券を持ってきた人にはギョーザを1つ無料にしなければなりませんが、折込チラシなどの広告宣伝費のほうがはるかに高いことが多いので、ギョーザという餌で再来店してくれるのはとても効率が良い客さんという訳です(笑)
また、有名チェーンでもない店だったりするとお客さんに店を認知させるだけでも一苦労しますので、偶然来店してくれたお客さんを何としてもリピーターにしたいと思ってます。なので、店を知ってもらうまでの2回目・3回目の来店を促す手段としてもギョーザ券は有効な手段と思います。
KIRINさん、こんにちは。
餃子無料券はラーメン屋さんの定番になっていますね。かつやでも100円割引券を毎回もらいますので、これと似たようなリピーター獲得手段でしょう。(我々はもっと強力な優待券がありますが。笑)
また飲食店に限らず、次回割引券を配布する店舗は多いですね。これがあることで、他でもあまり変わらないのであれば割引券があって少しでもお得な方を選ぶ、つまりリピーターになるという行動を選ぶのは当然とも言えます。
ただ、配布し過ぎるとミサワの大判振る舞いの優待のように自分の首を絞めることになるので、さじ加減も大切ですが・・・(笑)
餃子無料券はラーメン屋さんの定番になっていますね。かつやでも100円割引券を毎回もらいますので、これと似たようなリピーター獲得手段でしょう。(我々はもっと強力な優待券がありますが。笑)
また飲食店に限らず、次回割引券を配布する店舗は多いですね。これがあることで、他でもあまり変わらないのであれば割引券があって少しでもお得な方を選ぶ、つまりリピーターになるという行動を選ぶのは当然とも言えます。
ただ、配布し過ぎるとミサワの大判振る舞いの優待のように自分の首を絞めることになるので、さじ加減も大切ですが・・・(笑)
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