予想PERは、常に自分で修正しよう

こんにちは、ゆうゆーです。

今回は、私の過去の失敗談をお話ししようと思います。

以前、私はゆうゆー投資法に従い、ファンコミュニケーションズという
アフィリエイト運営会社の株を購入したことがあります。
PER10倍くらいで買ったでしょうか。
もちろん私好みの長期安定成長株で、財務内容も素晴らしいものでした。

そしてこの会社、月次の売上を発表しているのですが、
その月次の推移がまた素晴らしく、
今までは対前年比20%増くらいだったものが、
私が買った頃を境に、30%増、40%増、50%増と、
一ヶ月ごとにドンドン上がっていったのです。
理由も明確で、スマホ普及によるモバイルサイトの伸びによるものでした。

もちろん、市場がそれを見逃すはずはなく、
株価の方も20%増、50%増、80%増と、すごい勢いで上がってゆき、
買値からちょうど2倍になったあたり、つまりPER20倍になった頃に、
私は、ゆうゆー投資法に従って売却しました。
(ゆうゆー投資法では、PER20倍を超えたら売却を検討するので)

そして、私が売った後もドンドン株価は上がり続け、
当然のごとく会社は上方修正を発表し、そこで予想PERはガクンと下がり、
そしてまたそれを是正するかのごとく、株価は上昇を続けました。

ちなみに、私が売ってから9ヶ月経った現在でもその成長性は衰えず、
まだ対前年比50%もの高成長を続けているのです。
今の株価はというと、私の買値からは実に8倍以上になっています。

この取引は、私にとって失敗でした。
売却が早すぎたのです。
と言っても、売ってからさらに4倍にも株価が上がったことそのものが、
失敗だったというわけではありません。

では何が失敗だったかというと、
この会社は丁寧に月次を発表してくれているにも関わらず、
それを全く、利益予想に活かせていなかったことです。

月次をしっかりチェックできていたならば、
会社予想の利益は大きく上方修正されるであろうことは、
実際に発表される前から容易に想像できたはずです。

つまり、現時点での会社予想から算出したPERは20倍でも、
現実的にはもっと低いPERであることは、分かっていたのです。
一見割高のように見えて、実は割高ではなかったということです。

そこに頭を使っていれば、まだその時点では売るようなことはなく、
ゆうゆー投資法に従って、もっと利益を伸ばすことが出来たはずなのです。

PERは非常に有用な指標であるが、
問題はPERの算出に用いるEPSに何を使うかだ。
過去の実績値より、将来の予想値を使うほうがよいのは間違いないが、
会社予想EPSを完全に鵜呑みにするのは、よいとは思えない。
ファンダメンタル分析をきちんと行なっているあなたの予想の方が
正しかったということも、往々にしてあるのである。
【ゆうゆー】


私はこの失敗以来、予想PERの算出には会社予想EPSをベースにし、
そこに自分で修正を加えることにしています。

例えば、先日売却したヒト・コミュニケーションズ。
会社予想EPSは92.74ですが、3Qまでの進捗状況や月次から考えれば、
おそらく100を超えてくるのではと、私は予想しています。

また逆に、エスクリの会社予想EPSは94.87ですが、
これを現時点で信じ込んでしまうのは、あまりに楽観的すぎるでしょう。
ゆうゆー予想EPSは、85くらいです。

もちろんこれらの予想EPSは、四半期決算や月次発表などがある度に、
随時更新してゆけばよいのです。

とにかく、会社予想や他人の予想を信じ込んでしまうことなく、
自分の頭で考える、ということが大切だと思います。

もし自分の予想が外れたとしても、それはそれで何が間違いだったか、
よい反省材料になります。
会社予想やアナリストの予想を信じ込んで、それが外れたとしても、
反省のしようがありませんからね・・・。

いかに優秀であろうと、自分の考えを持たない投資家は、
株式市場では勝ち残れない。
【ピーター・リンチ】
関連記事

トラックバック

コメント

No title
ゆうゆーさんおはようございます。
持ち株の予想PERが下がった時は、
その会社の成長を感じる嬉しい瞬間ですよね。
私の中で株価は「洋服の大きさ」、
PERは「洋服のきつさ」ようなものだと考えています。
その子が成長して身長が大きくなれば一時的には小さい服をきることもありますが、いずれ買い替えないといけないもので、
必ず株価は上昇しPERも落ち着いた値に戻ります。
成長力の見極めが本当に重要ですよね。
  • 2013-10-04 | 08:39 |
  • イギータ | URL |
  • [edit]
Re: No title
イギータさん、こんにちは。

洋服の例えはとても面白いですね。
ややキツめの服であっても、それを着ているのが成人だったら、
今後の服のサイズアップはあまり期待できない一方で、
多少ブカブカでも着ているのが子供であれば、いずれキツキツになり、
サイズアップが期待できるというわけですね。

ただ、人間であれば一度伸びた背が大きく縮むことはありませんが、
企業の場合はそういうことも有り得ますので、
企業の先行きをよく調べることが、とても重要になってきますね。
  • 2013-10-04 | 11:59 |
  • ゆうゆー | URL |
  • [edit]
No title
こんにちは。昨日ゆうゆーさんのブログを見つけて半年分の記事を一通り読ませていただきました。私はまだ取引を数回しかしたことのないような初心者なため、長期投資の考え方はとても勉強になりました。
一通り読ませてもらいいくつか質問があるのですが、
・私はまだPERに慣れていないのですが、証券会社の株価情報にある予単PERと、自分で予想するPERは具体的に何が違うのでしょうか?
・記事でエスクリへの投資がハイリスク、ハイリターンとありましたが、どのような点がハイリスクなのでしょうか?突然、売り上げがガクッと落ちるということですか?
・PERが低いほど割安ということは、例えばPERが25倍のときにそんな割高な株をほしがる人がいるのでしょうか?(割高な株に需要があるのでしょうか?)
初歩的な質問ばかりですがお答えしていただけると幸いです。
  • 2013-10-04 | 23:39 |
  • カイジ | URL |
  • [edit]
Re: No title
カイジさん、はじめまして。
ご質問に回答させていただきます。

>証券会社の予想PERと、自分が予想するPERについて
「予想PER=株価÷今期予想EPS」という数式で表されます。
このうち、株価は決まっていますが、今期予想EPSはもちろん予想値ですので、
予想する人によってバラツキが出ますよね。
会社予想は100、アナリストの予想は110、自分の予想は120、
といったようなことが起こります。

証券会社の予想PERは、会社予想もしくはアナリストの予想するEPSに基づいて
算出されたPERではないでしょうか?
分からなければ、株価÷PERでEPSをいくらと設定しているか算出できるので、
そのEPSと、自分が予想するEPSがズレていれば、
その分だけPERも修正して考えるべき、というのが当記事の内容です。

>なぜ、エスクリがハイリスク・ハイリターンなのか?
これについては、ズバリ「財務レバレッジが効いている」からですね。
おそらくピンと来ないと思いますが、ここで説明すると長くなりそうなので、
また次回の記事にして説明させていただきますね。
しばらくお待ちください。

>PERが25倍のときに、そんな割高な株を欲しがる人がいるのか?
市場には、PERを基準にして売買している人ばかりではありません。
むしろ、そんな人は少数派だと思います。

投資家といっても、その9割以上は短期投資家か、せいぜい中期投資家です。
短期投資でPERを参考にして売買している人など、まずいません。
チャートを見て、トレンドラインがどうの、一目雲がどうのなどを見て、
売買しているのです。
短期投資家は、チャートを見てこの一週間で株価が上がると判断すれば、
たとえPERが100倍でも買うでしょう。
彼らは、その銘柄の3年後の株価などには全く興味はないのです。

私たち長期投資家は、短期投資家たちのそんな行為を利用するまでです。
  • 2013-10-05 | 11:07 |
  • ゆうゆー | URL |
  • [edit]

コメントを残す


 ※コメントは300文字以内でお願いします。0文字/300文字


プロフィール

Author:ゆうゆー
テニスと株式投資を愛する個人投資家です。
株で稼いで、テニスコートを造るぞ~!

最新記事

最新コメント

  • ゆうゆー ≫ ブログを休止して感じたこと(休止中記事)
  • sun ≫ ブログを休止して感じたこと(休止中記事)
  • ゆうゆー ≫ ブログを休止して感じたこと(休止中記事)
  • マサ ≫ ブログを休止して感じたこと(休止中記事)
  • ゆうゆー ≫ たまには近況報告(休止中記事)
  • ゆうゆー ≫ ブログを休止して感じたこと(休止中記事)
  • ゆうゆー ≫ ブログを休止して感じたこと(休止中記事)
  • つつみ ≫ たまには近況報告(休止中記事)

投資パフォーマンス

■ 初期資産:100.0 万円
■ 現行資産:275.2 万円
■ 運用日数:1294 日(3年6ヶ月)
※ 2016.10.29 更新
年度 ゆうゆー TOPIX
 2013年(4/15~) +30.8 % +14.4 %
 2014年 +80.1 % +8.1 %
 2015年 +29.8 % +9.9 %
 2016年(~10/29) -10.0 % -10.0 %
トータルリターン +175.2 % +12.3 %
平均年利 33.0 % 5.9 %
上記は、ブログ公開用のサブ口座の運用記録です。
メイン口座の方は非公開とさせていただきます。
手数料、税金、配当、優待等は加味していません。

リンク(RSS)

広告
※ 相互リンクについては、こちらをご一読ください。