財務レバレッジについて

こんにちは、ゆうゆーです。

「エスクリはなぜハイリスク・ハイリターンな投資先なのか?」
という質問がありました。

一言で言えば「財務レバレッジが大きいから」という答えになりますが、
財務レバレッジとは、一体なんでしょうか?

レバレッジとは、日本語に訳すと「てこ」となります。
小さい元手で大きな金額を動かす経営手法のことを、
レバレッジ経営と言ったりします。
そう、まるで「てこの原理」のように・・・。

簡単な事例を挙げて、説明してみます。

■ケースA
2000万円の貯金がある人が、頭金2000万円+ローン4000万円で、
6000万円の家を買ったとします。
10年後、引越しのためこの家を売りに出すと、
買値の1.2倍の、7200万円の値がつきました。
その7200万でローンを全額返済しても、3200万円が残りますね。
(話を分かりやすくするために、ローンの金利などは無視します)

つまり、2000万円の元手が、3200万円に増えたことになります。
割合で言えば、1.6倍に増えたことになります。(ハイリターン)

■ケースB
貯金2000万円の人が、全額キャッシュで2000万の家を買いました。
10年後売る時には、先ほどと同じ1.2倍の2400万円の値がつきました。
この場合は、割合で言えば2000万が2400万になっただけなので、
割合で言えば、1.2倍になっただけです。(ローリターン)

上の例は、家が値上がりしたケースですが、逆に値下がりした場合は、
ケースAではケースBに比べ、割合で言えば大きな損失になります。

ケースAで、もし家が買値の半額の3000万円でしか売れなかった場合、
一文無しになってしまう上に、1000万円の借金まで残ってしまい、
自己破産に追い込まれてしまうかもしれません。(ハイリスク)

ケースBの場合は、もし半額の1000万円でしか売れなかったとしても、
2000万円が1000万円に減るだけ、
つまり損はするものの、元金の半分は残ります。(ローリスク)


これと同じようなことを、企業が商売として行っているわけです。

大きな借金を利用して、高成長を達成しているエスクリがケースA、
無借金経営で堅実に成長するALサービスが、ケースBに近いですね。

平たく言えば、借金が多い会社ほどハイリスク・ハイリターンなのです。
簡単に調べるならば、自己資本比率の低い会社がこれに当たります。
(業種によっては多少、例外もありますが・・・)
エスクリの自己資本比率は約20%、ALサービスの自己資本比率は約70%ですよね。

もちろん、ビジネス自体がダメな場合、つまり先程の例で言えば、
ほぼ確実に家が値下がりしてしまうことが分かっている場合、
実質的にはハイリターンではなく、リスクだけが高い状態となります。

一方で、ビジネスがとても優れている場合、
先程の例で言えば、ほぼ確実に家の値上がりが期待できる場合は、
高いリターンが、高い確率で得られることも理解できるかと思います。

リスクが高いと思われる投資も、確率を勘案した利益が、
確率を勘案した損失を大きく上回っている場合には、
実はリスクはあまり高くないのである。
【ウォーレン・バフェット】


ですから私は、ROAが高く(=優れたビジネス)、
ROE(=ROA×財務レバレッジ)はそれに輪をかけて高いような企業が、
大好きなのです。
エスクリは、かなりそれに近いものがありますよね。
もう少しROAが高ければ最高なんですが・・・。

借金と聞くと、一般的にはあまりよいイメージはありませんが、
本当に優良なビジネスを持っている場合は、逆に借金をした方が、
高成長を達成できることだってあるのです。
安全な経営であることと、大きな利益を出せることは全く別なのです。

もちろんのこと、企業の高成長は、株価の高成長に繋がりますよね。
こんな企業をスパイスとして、ポートフォリオに少し入れておくことで、
全体のパフォーマンスを大きく押し上げてくれることでしょう。

ただ、こういう会社に資金の全額を投じるのは、とても危険です。
9年目まで、どれだけ良いパフォーマンスを達成できたとしても、
10年目に何かが狂って、その企業が莫大な借金を返せずに倒産した場合、
当然、それまでのハイリターンは全て水の泡となり、
元金を含めた全額が、消えてなくなります。
長期投資でお金持ちになる夢は、そこでジ・エンドです。

これは、保険をかけずに車を運転するようなものです・・・。
めったに起こらないようなことでも、万が一起こった場合に、
取り返しのつかないような事態になるようでは、
投資家としては失格だと思います。

やはり主力はALサービスのような、盤石の財務を持ちつつ
ある程度の成長性も備えているような銘柄にしておき、
脇役としてエスクリのようなチャレンジャーを加えることを、
私はオススメしたいです。
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No title
ゆうゆーさんこんにちは
質問です。株式投資をする人は短期投資が9割、長期投資が1割というコメントを見たのですが、これは本当なんでしょうか?何処かで統計的に証明されてるんですか?また、何故そんなに短期投資に向かう人が多いのでしょうか?
よろしくお願いします。
  • 2013-10-06 | 11:51 |
  • カイジ | URL |
  • [edit]
Re: No title
カイジさん、こんばんは。

私もそんなに投資に精通しているわけではありませんが、
分かる範囲で答えさせていただきます。

>短期投資家が9割以上、長期投資家が1割以下という根拠はあるか?
はっきり言って、根拠はありません。
証券会社にはそんなデータもあるでしょうが・・・。

ですが、もしも長期投資家ばかりであれば、普通に考えて、
株価があんなに頻繁に上がったり下がったりしませんよね。
毎日の出来高と値動きを見ていれば、短期投資家の仕業であろうことは、
おおよそ予測がつきます。

ただ、銘柄によっては短期投資家がほとんどいない銘柄もあります。
一日の出来高の、とっても少ない銘柄ですね。
こういう銘柄は当然、短期投資家には見向きもされませんが、
PERがとても低く放置されていることが多いので、
長期投資家にとっては狙い目であることも多いです。

そんな銘柄でも、何かのきっかけで短期投資家が殺到することがあり、
それがよい売り時になったりすることもあります。
先日ストップ高になったヒトコムなどが、そんな感じでしょう。

>なぜ、そんなに短期投資に向かう人が多いのか?
これは謎ですね・・・。私が聞きたいくらいです。
人というのは、きっと歴史や経験から学ばない生き物なのでしょう。
  • 2013-10-06 | 18:25 |
  • ゆうゆー | URL |
  • [edit]

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投資パフォーマンス

■ 初期資産:100.0 万円
■ 現行資産:275.2 万円
■ 運用日数:1294 日(3年6ヶ月)
※ 2016.10.29 更新
年度 ゆうゆー TOPIX
 2013年(4/15~) +30.8 % +14.4 %
 2014年 +80.1 % +8.1 %
 2015年 +29.8 % +9.9 %
 2016年(~10/29) -10.0 % -10.0 %
トータルリターン +175.2 % +12.3 %
平均年利 33.0 % 5.9 %
上記は、ブログ公開用のサブ口座の運用記録です。
メイン口座の方は非公開とさせていただきます。
手数料、税金、配当、優待等は加味していません。

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