レバレッジは企業にかけさせる

こんにちは、ゆうゆーです。

例えば、年率10%で安定成長する銘柄を見つけたとします。
さらにこの銘柄、現在の株価の半値以下には絶対に下がらないとします。
(実際にはありえませんが、そう仮定してください)

さて、あなたはこの企業に投資して年率20%を達成するには、
どうすればよいでしょうか?

そうです。
答えは、信用取引で2倍のレバレッジをかければよいのですね。

ただ、ご存知のとおり信用取引には大きなリスクがあります。
ここでは詳しく説明しませんが、借金をして株を買うわけですから、
最悪の事態が起これば、元本以上の額を失ってしまうことも有り得ます。

ビビリの私は、信用取引など怖くでできません。

・・・が、しかーし!

レバレッジをかけつつ、元本以上は絶対に失わないという、
夢のような方法が、実は存在するのです。
夢のような方法ですから、もちろん私もその方法を使っていますよ。

それは一体、どんな方法でしょうか??


答えは、自分がレバレッジをかけるのではなく、
投資している企業にレバレッジをかけさせるのです。
もっと正確に言えば、レバレッジをかけている企業を選ぶのです。

ROA(総資産利益率)という指標があります。
例えば、ROAが10%の企業なら、
10億円の総資産があれば、1億円の利益が出せるということで、
20億円の総資産があれば、2億円の利益が出せるということです。

このようなROA10%の企業が、10億円の資産で2億円の利益を出すことは、
不可能なことではありません。
そうです、10億円を借金すればよいのです。
10億円借金すれば、持っていた10億円の資産と合わせて、
20億円の総資産になりますから、2億円の利益を出すことができるのです。
(つまり、元金10億円から2億円の利益を生み出せる = ROE20%)

こういうのを、レバレッジ経営といいますね。
ROAに比べてROEがとても高い企業は、ハイレバレッジ経営です。

当然、レバレッジ経営は借金がつきものですから、
信用取引をするのと同じように、リスクが大きくなってきます。
レバレッジ2倍程度ならまだよいですが、3倍、4倍と大きくなってくると、
経営に何かの異変があった時に、莫大な借金を返すことができなくなり、
倒産に追いやられることもあるでしょう。

そうなれば当然、倒産した後にも経営者(借金の保証人)には、
返せなかった借金が残ってしまいます。
レバレッジ経営というのは、
ハイリスク・ハイリターンな経営手法ということになります。

・・・ただし、ここで注意したいのは、レバレッジ経営というのは、
経営者(借金の保証人)にとってハイリスクだということです。
株主にとっては、実はハイリスクだとは言い切れないのです。

なぜでしょうか?

企業が倒産すれば、経営者と同じく株主も投資した資金を全額失います。
ここまでは、経営者も株主もリスクは同じです。
違うのはここからで、倒産した後も経営者には借金が残るのに対し、
株主には、それ以上の損害はありません。

「株主有限責任」という大原則が、私たち投資家を守ってくれるのです。

株主有限責任とは、「株主は出資したお金以上の責任は負わなくてもよい」
という原則です。

昨日の記事で、財務レバレッジの大きい企業への投資は、
ハイリスク・ハイリターンだとお話しました。
参照記事:財務レバレッジについて

しかし、仮に元本が5倍以上に増えるのをハイリターンと定義するならば、
元本の5倍以上を失うことを、ハイリスクと呼ぶのが普通ですよね。
そういう意味では、現物取引しか行わない投資家は、
ハイリスクにはなりえないのです。

ハイリスクが存在しない以上、ハイリターンのものを選ぶのは、
賢い選択と言えるでしょう。

ポートフォリオの25%にこういう企業を入れておくことで、
レバレッジ経営が実って5倍高すれば、全体としても2倍に増える反面、
万が一倒産しても、全体としては25%の損失にしかなりません。

株主有限責任という、投資家にとって最高の仕組みを賢く利用し、
上手にポートフォリオを組むのがよいですね。

コメント

No title
ゆうゆーさんこんばんは
消費増税が決まったわけですが、この増税によってどのような企業に影響が出ると思いますか?車や家に携わる業界の株価はやっぱり下がってしまうのでしょうか?
Re: No title
カイジさん、こんばんは。

普通に考えれば、仰られるとおり家や車などの高額商品を扱う企業が、
そうでない企業よりも影響を受ける気がしますね。
私の保有株で言うなら、桧家HDが真っ先に気になります。

最近の桧家の下げは、これを織り込んでるのかもしれませんね。
ただ、リーマンショック下でも増収増益だったこの長期安定成長企業が、
こんな程度のことで、どうにかなるとも思えません。

駆け込み需要(もう終わった?)や、その反動減はあると思いますが、
なんだかんだ言って、長期的には大した影響はないだろうと、
私はあまり気にしていませんが、さて、どうなるでしょうかね・・・・・。

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