パズドラはなぜ爆発的に流行ったのか?

こんにちは、ゆうゆーです。

大上昇相場の2013年、最も旬だった銘柄は何かと聞かれれば、
イの一番に候補に挙がるであろう銘柄が、
ガンホー・オンライン・エンターテイメントでしょう。

それもそのはず、以下の業績推移を見てください。

H23年12月期 実績 : 売上高9,607百万円、営業利益1,176百万円
H24年12月期 実績 : 売上高25,821百万円、営業利益9,298百万円
H25年12月期 予想 : 売上高170,000百万円、営業利益90,000百万円


私は初めてこの推移を目にした時、目が点になりました・・・。

無理もありませんね。
年間の利益成長率20%の企業が、24年かけてようやく辿り着く利益を、
たったの2年で達成したことになるのですから。

もちろんこの利益増加の大半は、
ガンホーの大ヒットゲーム「パズドラ」の流行によるものです。

さて、近年急速に普及してきたものの代表格と言えば、
それはスマートフォンででしょう。

そこで、スマートフォンとパズドラを比べると、
どちらの方が普及のスピードが速かったと思いますか?

・・・答えは、パズドラです。

スマホは、最も伸びた年でもせいぜい1年で2倍そこそこなのに対し、
パズドラは、実はたった1年で10倍以上にも増えているのです。

一応、参考資料としてスマホの契約台数の推移を載せておきます。
パズドラの方の推移は、ガンホーの決算説明資料で確認できますのでそちらを見てください。

131.jpg
 (MM総研[東京・港]公式サイトより)

そこで、ちょっと考えてみたいと思います。
なぜパズドラはスマホに比べても、
こんなにも凄い勢いで流行ることになったのでしょうか?

まず、スマホは当然ながら携帯電話、すなわち精密機器です。
専用の工場で、作業員やロボットがセカセカ働きながら作っています。
今週中に同じものを100万個生産してくれと言われても、
できるはずがありません。

いくら需要があっても供給が追いつきませんから、この時点で、
急速な普及は物理的に不可能であることが分かります。

一方、パズドラはオンラインゲームですので、
一つ作ってしまえば、簡単にいくらでも複製して、
ダウンロードできるものと思われます。
形あるモノではなくて、単なるデータですからね。

もしもパズドラがオンラインゲームでなく、
通常の据え置き型ゲームのソフトであったなら、
上記の理由から、おそらくここまでの急速な普及は無かったでしょう。

また、私たち利用する側の立場から考えても、
スマホよりパズドラの方が、普及が速いことは容易に想像できます。

まず、あなたが今もしスマホを持っていなくて、
スマホが欲しいなーと思っているとします。
さて、あなたは今日、または明日、スマホを買いに行くでしょうか?

いくら欲しくても、すぐに買いに行く人は少数派かもしれません。
あなたが今使ってるガラケーもまだまだ動きますから、
「どうせなら次に買い換える時にスマホに変えよう」と思う人の方が
多いのではないでしょうか?
どうしても欲しい!という熱狂的な人だけはすぐに買い換えるでしょうけど・・・。

一方、パズドラは買い換えるとかそういうものではありませんから、
パズドラがしたい人は、きっとすぐにでもダウンロードするでしょう。
しかも、基本プレイは無料という心理的ハードルの低さです。

このような利用者側の事情もあって、
インフルエンザ並の猛スピードで流行したのではないでしょうか?
終息もインフルエンザ並かもしれませんが・・・。

以上はかなり勝手な推測なので、正しいかどうかは置いておいても、
このように自分の持っている知識と想像力を働かせることによって、
目をつけた企業のビジネスモデルから、どのような成長を遂げてゆくか、
ある程度予測することができます。

トレファクやALサービスのような店舗拡大型の企業が、
急速な成長を遂げることができないことを理解するのは、
そんなに難しくないですよね。
こんな企業が、無理に急速な成長を目指すとどうなるか、
これも想像すればだいたい分かるでしょう。

大きな設備投資のために、大きな借金を抱え込むレバレッジ経営となり、
ちょっとした逆風で大きく揺れてしまうような会社になりますね。
トリドールがよい例かもしれません・・・。
ビジネスが優良で順調なうちは、抜群の成長株なんですけどね。
エスクリはどうでしょうか・・・?

私は、(成長率は)20~25%の範囲が好ましいと思っている。
25%以上の会社については警戒を要する。
50%の会社も絶好調な産業には見受けられるが、
そのような会社がどうなるかは、もうあなたは充分想像がつくだろう。
【ピーター・リンチ】


店舗拡大型の企業の成長モデルはまだ分かりやすいものですが、
そうではないような長期安定成長株を見つけた時に、
その成長ストーリーを一度、自分なりに考えてみるのもいいと思います。
(例えば、ヤフーはどのようにして長期安定成長を遂げているのか・・・)

きっと、投資の判断にも役立つのではないでしょうか?

投資を行う時は、私たちは市場アナリストでも、
マクロ経済や証券のアナリストでもない。
ビジネスアナリストでなければならない。
【ウォーレン・バフェット】


2014年の相場は、何月頃に上がり、何月頃に下がるのか、
そんなことに頭を使うくらいなら、
いろんな成長企業の成長モデルを具体的に考えることに頭を使う方が、
よっぽど意味があると私は思います。
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投資パフォーマンス

■ 初期資産:100.0 万円
■ 現行資産:275.2 万円
■ 運用日数:1294 日(3年6ヶ月)
※ 2016.10.29 更新
年度 ゆうゆー TOPIX
 2013年(4/15~) +30.8 % +14.4 %
 2014年 +80.1 % +8.1 %
 2015年 +29.8 % +9.9 %
 2016年(~10/29) -10.0 % -10.0 %
トータルリターン +175.2 % +12.3 %
平均年利 33.0 % 5.9 %
上記は、ブログ公開用のサブ口座の運用記録です。
メイン口座の方は非公開とさせていただきます。
手数料、税金、配当、優待等は加味していません。

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