投資を始める前に

こんにちは、ゆうゆーです。

なぜ、ゆうゆー投資法で年利30%は不可能で、年利17%なら可能なのか?
このことについて説明したいと思います。

まず、ゆうゆー投資法とはどのようなものか、簡単に説明します。

ステップ1 :『今後安定して成長すると思われる企業』を複数見つけ、
ステップ2 : それらの企業の株を『割安な価格』で買い、
ステップ3 :『』の条件が崩れない限り、永久に持ち続ける。

基本的にはこの3つのステップだけです。簡単でしょう?
これを忠実に守るだけで、30年で資産を100倍にできると私は思っています。

この投資法で儲けられる仕組みを、初心者にも分かるように説明します。
まず、「株」とはなんでしょうか?(そこから!?)

株というのは、いわゆる「企業の所有権」ですね。
例えば、全部で10000株発行している企業の株を1000株持っていた場合、
これはその企業の10%を所有していることになります。
つまり株を買うということは、企業そのものを買うということなのです。

次に、株価が上がるしくみについて説明します。

A社には1000万円の価値があり、A社は株を合計1000株発行しているとします。
ということは、株価は1株あたり1万円ですね。
さて、A社は順調に業績を伸ばし、10年後には5000万円の価値がつきました。
A社が新たに株を発行していないとすれば、1株あたり5万円です。

これが、株価が上がるしくみです。
企業が10%の成長を遂げたら、株価も(理論上は)10%上がるのです。

ゆうゆー投資法では、この仕組みを利用します。
もうお分かりですね。
年間で17%成長する企業の株を買えば、年利17%は達成できるのです。

・・・と、口で言うのは簡単ですが、年間17%もの成長を何年も続けられる企業が
そんなにたくさんあるのでしょうか?

結論から言いますと、そんな超勝ち組企業はごくごく僅かしかありません。
これを探し当てるのは、なかなか難しいでしょう。

これでは絵に描いた餅になってしまいますので、ここは少しハードルを下げて、
年間12%以上成長するような企業を探しましょう。
これなら、もう少しありそうですよ。
ゆうゆー投資法でも、これに該当しそうな企業が何社かは見つかります。
(企業の探し方は、また別の機会に解説します)

ちなみに、年間30%以上の成長を10年も連続で達成している企業などというのは
もはや無いに等しいと思います。
あってもせいぜい一時代に1社くらいでしょう。(昔のヤフーとか・・・)
そんな企業を探し当てることは、幸運が味方してくれない限り不可能です。
これが、年利30%が達成不可能な理由です。

え、質問ですか?
年間12%の成長だと株価も年間12%の上昇しか期待できないから、
年利17%の達成は無理でしょうって?

なるほど、もっともらしい質問です。
これまで説明してきたのは、「企業の成長」による株価上昇の要因です。

ここで、A社の例をもう一度見てください。

A社の価値から計算すれば、1株あたりの値段は1万円です。
ですが、もしA社の株を8千円で売ってくれる人がいたとしたら・・・

1万円の価値のあるものが8千円で手に入ればラッキーですよね。
また、それを1万2千円で買ってくれる人が現れれば、
その人に売ればまるまる4千円の儲け(50%の儲け)ですもんね。
8千円で買って1万2千円で売るまでに、もし10年かかったとしても、
年利に換算すると4%になるのです。

みなさんにもなじみのある、ガソリンで例えてみましょう。
ガソリンの価値なんて、一般人にとってはいつでも同じです。
なのに、ガソリンの価格は毎月変動しますよね。
ガソリンを安い時に仕入れておいて、
高くなるのを待って売ればサルでも儲かります。

ただ、問題は「リッター何円以下なら割安か」です。
今ならリッター120円ならかなり安いという感覚ですが、
もっと昔は100円を切る時期もありました。
ハッキリ言って、ガソリンがいくら以下なら割安かは私には分かりません。
それは、ガソリン価格の決まり方について私は何も理解していないからです。

ところがゆうゆー投資法を使えば、自分の選んだ株に関しては
いくら以下の水準であれば割安か、かなりの精度で判断できるのです。
(その判断方法についてはまた別の機会に説明します)

そして割安なものは、いつか必ず適正水準に是正されるのが世の常です。

さて、この「割安さの是正」による株価上昇についても、
多少強引ですが年利に換算したいと思います。
一体どれくらいの年利が期待できるのでしょうか?

これについては、「いつか必ず」是正されるのかは分かっていても、
それが「いつ」なのかは、ゆうゆー投資法では分かりません。
なので、明確な答えを出すことは難しいのですが、
過去の株の値動きを振り返ってみると、かなり控えめに見積もっても
10年で1.5倍程度(年利4%)は達成できると思われます。

企業の成長(+12%)+割安さの是正(+4%)=16% です。
目標の年利17%に、あと1%足りません。
さて、どうしましょうか?

ここで、うれしい情報があります。
株というものには、ただ持っているだけで配当というものがもらえます。
銀行預金でいう利息みたいなものです。
しかもこの配当、銀行預金の利息のようなちっぽけなものではなく、
株価の1~2%くらいのお金を毎年くれるのです。
どれだけ配当をくれるかには企業によって差がありますが、
まあ、平均するとだいたい1.5%くらいでしょうか。
よって、配当だけで年利1%は達成できます。

もちろん、もらった配当はパチンコに使うのではなく、
再投資に回しましょう

企業の成長(12%)+割安さの是正(4%)+配当(1%)= 17%

見事、年利17%を達成です!!

年利17%の仕組み、なんとなく理解できましたでしょうか?
さて、いよいよ次は実際の投資に移ってみましょう。


< 2013.12.21 追記 >

上記記事の内容に、少し変更を加えたいと思います。

まず、このブログの運用ではTOPIXとの比較の関係上、
配当をパフォーマンスに加えないことにしました。

また、選んだ銘柄の中には失敗に終わる銘柄もあるでしょうが、
逆に想定以上の良い結果を出してくれる銘柄もあると思いますので、
その点は相殺されると考え、考慮に入れないことにします。

さらに、資金の全額を常に株で持っておくわけではありませんので、
現金で持っている分パフォーマンスは落ちてしまいます。

以上のことを鑑みて、

企業の成長(15%)+割安さの是正(4%)+現金保有分(-2%)= 17%

と、年利17%のロジックを訂正したいと思います。

つまり、年率15%以上で成長できる企業を探すことになり、
少しハードルが上がってしまいましたが、
このレベルの成長率の企業なら、探せば数十社は出てきますので、
まぁ何とか可能でしょう。
年率20%以上の企業ともなると、これは本当に厳しくなりますが・・・。

いずれにしても、どうせ上の数式の通り正確にパフォーマンスが
出るはずはありませんので、あくまで概念として捉えてください。
(こんなイメージで年利17%を目指している、ということです)

コメント

No title
株はじめようと思って情報探してこのサイトにたどりつきました、ゆっくり全部読んでいこうと思ってます。

てか、株って情報が多すぎて難しすぎ、なにしていいかわからん!!
Re: No title
ウーロンさん、はじめまして。

何してよいか分かりませんか?
では、昨日書いたばかりの記事が参考になるかもしれません。
http://yuyutoushi.blog.fc2.com/blog-entry-366.html

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