こんにちは、ゆうゆーです。
ブログの中で何度も書いている通り、長期に渡って成長し続けている企業は、
必ず何らかの成長ストーリーを持っています。
私はこれらの成長ストーリーについて、
[エリア拡大型][新商品導入型][認知度向上型]「M&A型」[値上げ型]の、
大きく5つに分類しています。(もちろん他にもあると思いますが)
企業がこれらの成長ストーリーを持ち続けている限り、
基本的には、企業は成長し続けます。
ただ、企業を取り巻く環境というのは現実にはそんなに生ぬるいものではなく、
その成長ストーリーを妨害しようとする、さまざまな要因が存在します。
今回は、その妨害要因について考えてみたいと思います。
成長ストーリーを妨害しようとする要因は、
大きく三つの要因に分けられると私は考えています。
順番に解説してゆきます。
1.成長限界
どんな成長ストーリーであれ、いつかは必ず物理的な成長限界が訪れます。
エリア拡大型なら、全国制覇を終えた時(国内のみ展開の場合)、
商品認知型なら、全国民にその商品が認知された時、といった具合です。
これは、どんな優秀な企業であってもいつかは必ず訪れることです。
企業の成長に期待して株を買うのであれば、
成長余地がまだまだ残されているか(成長限界が来ていないか)は、
必ずチェックしておく必要があるでしょう。
成長限界の具体的な判断基準については、
それぞれの成長ストーリーの紹介記事にて解説しています。
2.景気悪化
世の中には、景気変動という悪しき現象が存在します。
好景気(好況)の時期とは、モノがよく売れる時代のことで、
不景気(不況)の時期とはその逆、モノが売れにくい時代のことです。
通常、好況の時期のことを気にする必要はないでしょう。
モノがよく売れる時代なのですから、この時期に業績が悪化することは、
どんな企業であってもあまり考えられません。
問題は、不況が来た時です。
モノが売れにくい時代ですから、多くの企業の業績は当然苦しくなります。
これが、企業の順風満帆な成長を阻害する大きな要因になるのです。
ただし、事業内容や収益性次第では不況でも業績を伸ばし続けたり、
落ちたとしてもかすり傷程度で済むような企業も存在します。
企業の安定的な成長を望むなら、この点も決して無視はできません。
景気悪化に耐えられるかどうかを判断するためには、
不況に強い商品を扱っているか、収益性は高いか、財務状態は健全か、
などを見ておくことが大切です。(特に一番目が大切です)
3.他社との競争激化
明確な成長ストーリーが存在するようなビジネスで、
成長余地も多く残っており、不況も軽く乗り越えられるようなビジネスは、
はっきり言って、おいしいビジネスです。
そんなおいしいビジネスであるなら、きっとみんな手掛けたいはずです。
・・・そうです、同じような事業を手掛けている他社との競争のことも、
想定しておかなくてはなりません。
これに耐え抜く方法は、明確に二つしかありません。
一つは、他社との競争に勝つことで、
もう一つは、他社との競争を避けることです。
前者の場合、他社には無い、そして他社に簡単に真似されないような、
大きな強みを持っていることが最重要です。
後者の場合、物理的に競争を避けて通れる事業環境である必要があります。
ただ、どちらもハードルはかなり高くなってしまうため、
「しばらくの間は」という注記がついた状態でも、私は可としています。
いずれにせよ、これらを的確に判断するためには、
その企業のビジネスモデルをきちんと理解しておく必要があるでしょう。
以上が、私の考える「成長ストーリー崩れの三大要因」です。
言い換えれば、これら三つの要因に対する備えさえできていれば、
想定した成長ストーリーに従って今後も成長を続けられる、ということです。
キーワードは、成長限界、景気悪化、競争激化、です。
もちろん、この三つ以外にも成長ストーリーを妨害する要因は存在します。
例えば災害や、経営者の交代による経営方針の転換、などです。
ですが、細かいことまで考えればキリがありません。
起きる確率の低いことまであれこれ考え、投資機会を失ってしまうことも、
株式投資における損失の一つです。
80%の自信があれば、勇気を持って進むことも必要ではないでしょうか?
完全な情報がない中で決断する能力も大事である。
【ピーター・リンチ】
明確な成長ストーリーを持っていることに加え、
成長ストーリー崩れの三大要因に対し、概ね不安が無いこと、
これが、今の私の銘柄選択の基準です。
ブログの中で何度も書いている通り、長期に渡って成長し続けている企業は、
必ず何らかの成長ストーリーを持っています。
私はこれらの成長ストーリーについて、
[エリア拡大型][新商品導入型][認知度向上型]「M&A型」[値上げ型]の、
大きく5つに分類しています。(もちろん他にもあると思いますが)
企業がこれらの成長ストーリーを持ち続けている限り、
基本的には、企業は成長し続けます。
ただ、企業を取り巻く環境というのは現実にはそんなに生ぬるいものではなく、
その成長ストーリーを妨害しようとする、さまざまな要因が存在します。
今回は、その妨害要因について考えてみたいと思います。
成長ストーリーを妨害しようとする要因は、
大きく三つの要因に分けられると私は考えています。
順番に解説してゆきます。
1.成長限界
どんな成長ストーリーであれ、いつかは必ず物理的な成長限界が訪れます。
エリア拡大型なら、全国制覇を終えた時(国内のみ展開の場合)、
商品認知型なら、全国民にその商品が認知された時、といった具合です。
これは、どんな優秀な企業であってもいつかは必ず訪れることです。
企業の成長に期待して株を買うのであれば、
成長余地がまだまだ残されているか(成長限界が来ていないか)は、
必ずチェックしておく必要があるでしょう。
成長限界の具体的な判断基準については、
それぞれの成長ストーリーの紹介記事にて解説しています。
2.景気悪化
世の中には、景気変動という悪しき現象が存在します。
好景気(好況)の時期とは、モノがよく売れる時代のことで、
不景気(不況)の時期とはその逆、モノが売れにくい時代のことです。
通常、好況の時期のことを気にする必要はないでしょう。
モノがよく売れる時代なのですから、この時期に業績が悪化することは、
どんな企業であってもあまり考えられません。
問題は、不況が来た時です。
モノが売れにくい時代ですから、多くの企業の業績は当然苦しくなります。
これが、企業の順風満帆な成長を阻害する大きな要因になるのです。
ただし、事業内容や収益性次第では不況でも業績を伸ばし続けたり、
落ちたとしてもかすり傷程度で済むような企業も存在します。
企業の安定的な成長を望むなら、この点も決して無視はできません。
景気悪化に耐えられるかどうかを判断するためには、
不況に強い商品を扱っているか、収益性は高いか、財務状態は健全か、
などを見ておくことが大切です。(特に一番目が大切です)
3.他社との競争激化
明確な成長ストーリーが存在するようなビジネスで、
成長余地も多く残っており、不況も軽く乗り越えられるようなビジネスは、
はっきり言って、おいしいビジネスです。
そんなおいしいビジネスであるなら、きっとみんな手掛けたいはずです。
・・・そうです、同じような事業を手掛けている他社との競争のことも、
想定しておかなくてはなりません。
これに耐え抜く方法は、明確に二つしかありません。
一つは、他社との競争に勝つことで、
もう一つは、他社との競争を避けることです。
前者の場合、他社には無い、そして他社に簡単に真似されないような、
大きな強みを持っていることが最重要です。
後者の場合、物理的に競争を避けて通れる事業環境である必要があります。
ただ、どちらもハードルはかなり高くなってしまうため、
「しばらくの間は」という注記がついた状態でも、私は可としています。
いずれにせよ、これらを的確に判断するためには、
その企業のビジネスモデルをきちんと理解しておく必要があるでしょう。
以上が、私の考える「成長ストーリー崩れの三大要因」です。
言い換えれば、これら三つの要因に対する備えさえできていれば、
想定した成長ストーリーに従って今後も成長を続けられる、ということです。
キーワードは、成長限界、景気悪化、競争激化、です。
もちろん、この三つ以外にも成長ストーリーを妨害する要因は存在します。
例えば災害や、経営者の交代による経営方針の転換、などです。
ですが、細かいことまで考えればキリがありません。
起きる確率の低いことまであれこれ考え、投資機会を失ってしまうことも、
株式投資における損失の一つです。
80%の自信があれば、勇気を持って進むことも必要ではないでしょうか?
完全な情報がない中で決断する能力も大事である。
【ピーター・リンチ】
明確な成長ストーリーを持っていることに加え、
成長ストーリー崩れの三大要因に対し、概ね不安が無いこと、
これが、今の私の銘柄選択の基準です。
2014/04/07 (月) [成長ストーリー崩れの三大要因]
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