株主優待のない銘柄の方が魅力的

こんにちは、ゆうゆーです。

さて、昨日でまた一つ楽しみが消えてしまいました。
何かというと、私の保有株の一つであるALサービスに、
ついに株主優待が導入されてしまったのです。

もちろん、喜ばしいことですよ。
これを受けて、同社の株価は昨日の一日で大きく上昇してくれました。
一時はストップ高まで行きそうな感じでしたが、そこから大きく下げて+8.4%で引けました。

優待の導入と同時に、絶好調な第一四半期の決算も発表されましたので、
それもあって一日でこんなにも上がったわけですが、
私は、この8.4%の上昇のうちの大半は優待の導入によるものではないか、
と思っています。
優待銘柄って、ある種の個人投資家の中では凄い人気ですからね!

・・・ですが、私は株主優待というものに全く惹かれません。
むしろ、優待なんか無い方がいいとさえ思っています。

もし惹かれるとすれば、株主優待でしか手に入れることができないもの、
例えば「株主限定ライブのチケット」などでしょうか・・・。
少なくとも、クオカードとか、レストランの無料券などといった、
お金の代わりになるようなものには、全く惹かれません。
しかも私の生活圏内に「かつや」の店舗が無いため、優待が使えないというオマケ付きです(笑)

だって、もともと優待など霞んで見えなくなるほどの大きな値上がり益を、
狙っているのですから・・・。
低成長の優待株を買い、優待を使ってタダで遊園地に行くよりも、
高成長の非優待株を買い、儲けたお金の一部を使って遊園地へ行く方が、
お得に決まっています。

そして、むしろ優待など無い方がベターだと私が思っている理由は、
優待銘柄はみんなに人気だからです。
同じ企業であっても、優待を導入しているというだけで、
株価を1.2倍くらい押し上げる力があるのでは? と思っています。
まぁ、優待の内容にもよるでしょうが・・・。

つまり、優待の無い銘柄は実力よりも株価が過小評価されがちで、
割安である可能性が高いということです。

優待に関わらず、企業価値にはほとんど影響しない類の材料に関しては、
条件が悪い方がむしろ、私にとっては条件が良いのです。

優待のある銘柄よりも、優待の無い銘柄。
東証一部の銘柄よりも、ジャスダックの銘柄。
流動性の高い銘柄よりも、流動性の低い銘柄。
カッコいい社名の会社よりも、ダサい社名の会社。
本社の創りが豪華な会社よりも、本社の創りが質素な会社。
社長の車がベンツの会社よりも、社長の車がカローラの会社。
セ・リーグよりも、パ・リーグ。(笑)

バリュー投資の極意とは、人気が低く実力が高い銘柄を見抜き、
人気が出るまでそれを持ち続けることにある
と私は思います。

条件が悪ければ、条件が良くなった時に人気が出て株価は上がりますが、
既に条件が良ければ、人気が落ちることはあっても上がることはありません。

ALサービスに株主優待が導入されて優待銘柄となったことで、
優待マニアにとっては同社の魅力は上がったでしょうが、
私にとっては、優待導入によって割安さがかなり是正されてしまい、
むしろ魅力が下がってしまいました・・・。
もちろん、売却を考えるほどにまではまだなっていませんが。

ALサービスの株主優待の導入をもって、今日の記事のタイトルとは裏腹に、
今の私の保有株の全てが優待銘柄となってしまいました。
正直、ちょっとブルーな気分です。

まぁ、一部上場に関してはALサービス、フジ、トレファクがまだですので、
それを励みにして持っていたいと思います。

コメント

優待は不完全な制度
おはようございます。

きっと、今回のALサービスの優待増設についての日記を書かれると思って、わくわくしながらPCの前で待機しておりました。

私も株主優待は反対派です。

DVXが優待導入した時も、ちょっと嫌な気分でしたね。まあ、不人気企業はそうやって株主数増やさなければいけないだろから、しかたないのかもしれませんが。

優待導入すれば、「1単元株主」が増えるでしょうから、1部昇格への近道なんでしょう。

私としては、そんなに急がずに、ゆっくり、着実に、業績だけで株価を上げていってほしいですが。
Re: 優待は不完全な制度
kobaさん、こんにちは。

全くおっしゃる通りですね。
ALサービスは、優待などなくても十分に魅力的な会社でしたし、
株価だって右肩上がりで、株主の不満も全く無かったように思います。
あえて優待導入というチャレンジを犯す必要があったのでしょうかね・・・。

無理に一部上場なんて目指さなくても、
ジャスダックで地味に活躍し続けてくれれば、それでいいんですけどね。

これで、かつやの優待券がヤフオクにも出回ることでしょう。
優待を使う人が増えるせいで、業績の悪化にはつながらないか、
むしろそっちの方を心配してしまいます。
(まぁ、優待を使う人などごく一部ですから問題ないとは思いますが)
売買タイミング
お久しぶりです。

この前はお騒がせしましたw
ゆうゆーさんの投資法は、セルインメイだから売ったりしますか?
また、買うタイミング、売るタイミングはどのように決めていますか?
参考にしたいので是非よろしくお願いします。
Re: 売買タイミング
ルーイさん、こんにちは。

私の場合、セルインメイに備えて売ったりはしないですね。
ただ、よほどの相場低迷期を除いては常にキャッシュは残していますので、
もし大きく下がるようなら、買い増しも視野に入れています。

売買のタイミングについては、企業価値と比べて割安だと思ったら、
タイミングなど考えずに買っていますね。売りも同じです。
特に暴騰や暴落を待つようなことはしないですね・・・。

ただ、自分のポートフォリオの全体的な割高さに応じて、
キャッシュの保有比率を変えるようにはしています。
例えば、保有株全体のPERが10倍の時にはキャッシュ10%、
保有株全体のPERが15倍の時にはキャッシュ30%、といった具合です。

常にこの比率を維持しようと思えば、「暴落時に買い」「暴騰時に売り」が
必然的に行われることになると思います。

要するに今後の相場の予想はせず、今の状況(割安か割高か)を判断して、
売買するようにしていますね。

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