こんにちは、ゆうゆーです。
先日、コメントをいただきました。
内容は、「長期投資では、どの程度のキャッシュを持っておくべきか」
というものです。
まず、具体的に資産の何%を現金で持てばよいかということについては、
何%が正解というのはないと思います。
保有株が順調に上がってゆけば、この比率はどんどん上がりますが、
これを一定の比率に保つために株を売るのは、もったいないことです。
ちなみにバフェット氏は、その資産の99%を株で持っているそうです。
(今はどうか分かりませんが・・・)
バフェットといえども、最初はこんな比率ではなかったのが、
株がどんどん値上がりして、このような比率になったのでしょう。
ピーター・リンチ氏は、次のように言っています。
金融資産の何%を株に回すべきかという問題でも、
いろいろ複雑な算定方法があるようだが、私の答えはもっと単純である。
それは、ウォール街にも競走馬にも言えることだが、
「万一失敗したとしても、将来的に見て、毎日の生活に支障のない
余裕資金の範囲で株式投資をすべきだ」ということである。
【ピーター・リンチ】
これからの一年間に必要な大学の教育資金、結婚資金、
その他の資金で株式や投資信託などを買ってしまうことは馬鹿げている。
【ピーター・リンチ】
個別の家庭の「今後、生活に必要になるお金」がどの程度になるのかは、
専門家でもない私が答えることはできませんが、
「これだけは今すぐ無くなっても今後の生活には困らないお金だ」と、
自信を持って言える額が、余裕資金になるかと思います。
最低条件としては、株は余裕資金の範囲内に抑えること。
それさえ守っていれば、あとは完全に自由です。
具体的な資産管理方法としては、
①通常の口座(今後、必要になるお金)
②現金貯蓄用の口座(余裕資金・現金用)
③株式投資用の口座(余裕資金・株用)
の3つに、完全に資産を分けてしまいます。
そして、リスクを覚悟で将来大きく増やしたいか、安全を優先するかで、
②と③の比率を自分で決めればよいのです。
将来のインフレが気になる方も、ここの比率で調整すればよいわけです。
ただし、③(株用の資金)の全額を常に株で持っておくわけではなく、
投資基準に適合する株が見つからない時は現金で持っておき、
見つかった時にその現金で株を買うようにします。
このブログでの運用資金でも、今はその3割弱が現金ですね。
買い増しも同様で、この③の現金の範囲内で行います。
こういう方法をとっていれば、
自然と全体相場が上がった時に売って(保有銘柄も割高になるため)、
全体相場が下がった時に買うことになり(狙っている銘柄も割安になる)、
合理的な投資ができるような気がします。
ただ、この方法をとったとしても、ポートフォリオがパンパンになり
買い増し用の現金がなくなってしまうこともあります。
(景気低迷期はだいたいそうなるでしょう)
その場合は、とにかく持ったままジッとしていることです。
リーマンショックのような、余程の大チャンスが来た時は、
(長期投資家にとっては、大暴落=大バーゲンセールなのです!)
さらなる買い増しのために②から③にもう少しお金を移せないかどうか、
検討してもよいとは思います。
自信のあるチャンスに出会った場合の唯一の合理的な方法は、
大きな投資をすることである。
【ウォーレン・バフェット】
ただ、少なくとも今はそんなことを考える局面ではなさそうですね。
注意点としては、③の中に現金がいくらかある状態であっても、
それを②の現金と同列に扱わないことです。
インフレが起こりそうだから(実際に起こるかは知りませんが)、
現金で持っておくのが嫌だとしても、
③の中の現金の比率まで意識的に減らす必要はないのです。
なぜなら、③の現金はこれからもずっと現金のままなのではなく、
好きなタイミングで株に変身してくれる、超スバラシイ現金なのです。
相場の下落(=買い時)は、そう遠くない未来に必ずやってきます。
暴落時は、インフレ率など遥かに凌駕する勢いで下がるものです。
株価の下落は、1月のコロラドに吹雪が吹き荒れるのと同じくらい
頻繁に起こることである。
株価の下落は慌てふためいて逃げ出した投資家が
残していった割安株を拾う絶好の機会である。
【ピーター・リンチ】
以下、まとめです。
まずは、①がどれくらい必要か吟味し、①の額を決めます。
残った余裕資金は、②か③に移すのですが、
できる限りリスクを取りたくない人は、②を多めに、
リスクを取ってでも将来大きく増やしたい人は、③を多めに。
さらに、③の運用方法としては、
投資基準に適合した複数の銘柄に分散させて買えるだけ買い、
買えなかった分は現金のままで持っておき、
買える水準まで株価が下がった時に買う。割高になれば売る。
このような方法で、効率的に運用できるように思います。
先日、コメントをいただきました。
内容は、「長期投資では、どの程度のキャッシュを持っておくべきか」
というものです。
まず、具体的に資産の何%を現金で持てばよいかということについては、
何%が正解というのはないと思います。
保有株が順調に上がってゆけば、この比率はどんどん上がりますが、
これを一定の比率に保つために株を売るのは、もったいないことです。
ちなみにバフェット氏は、その資産の99%を株で持っているそうです。
(今はどうか分かりませんが・・・)
バフェットといえども、最初はこんな比率ではなかったのが、
株がどんどん値上がりして、このような比率になったのでしょう。
ピーター・リンチ氏は、次のように言っています。
金融資産の何%を株に回すべきかという問題でも、
いろいろ複雑な算定方法があるようだが、私の答えはもっと単純である。
それは、ウォール街にも競走馬にも言えることだが、
「万一失敗したとしても、将来的に見て、毎日の生活に支障のない
余裕資金の範囲で株式投資をすべきだ」ということである。
【ピーター・リンチ】
これからの一年間に必要な大学の教育資金、結婚資金、
その他の資金で株式や投資信託などを買ってしまうことは馬鹿げている。
【ピーター・リンチ】
個別の家庭の「今後、生活に必要になるお金」がどの程度になるのかは、
専門家でもない私が答えることはできませんが、
「これだけは今すぐ無くなっても今後の生活には困らないお金だ」と、
自信を持って言える額が、余裕資金になるかと思います。
最低条件としては、株は余裕資金の範囲内に抑えること。
それさえ守っていれば、あとは完全に自由です。
具体的な資産管理方法としては、
①通常の口座(今後、必要になるお金)
②現金貯蓄用の口座(余裕資金・現金用)
③株式投資用の口座(余裕資金・株用)
の3つに、完全に資産を分けてしまいます。
そして、リスクを覚悟で将来大きく増やしたいか、安全を優先するかで、
②と③の比率を自分で決めればよいのです。
将来のインフレが気になる方も、ここの比率で調整すればよいわけです。
ただし、③(株用の資金)の全額を常に株で持っておくわけではなく、
投資基準に適合する株が見つからない時は現金で持っておき、
見つかった時にその現金で株を買うようにします。
このブログでの運用資金でも、今はその3割弱が現金ですね。
買い増しも同様で、この③の現金の範囲内で行います。
こういう方法をとっていれば、
自然と全体相場が上がった時に売って(保有銘柄も割高になるため)、
全体相場が下がった時に買うことになり(狙っている銘柄も割安になる)、
合理的な投資ができるような気がします。
ただ、この方法をとったとしても、ポートフォリオがパンパンになり
買い増し用の現金がなくなってしまうこともあります。
(景気低迷期はだいたいそうなるでしょう)
その場合は、とにかく持ったままジッとしていることです。
リーマンショックのような、余程の大チャンスが来た時は、
(長期投資家にとっては、大暴落=大バーゲンセールなのです!)
さらなる買い増しのために②から③にもう少しお金を移せないかどうか、
検討してもよいとは思います。
自信のあるチャンスに出会った場合の唯一の合理的な方法は、
大きな投資をすることである。
【ウォーレン・バフェット】
ただ、少なくとも今はそんなことを考える局面ではなさそうですね。
注意点としては、③の中に現金がいくらかある状態であっても、
それを②の現金と同列に扱わないことです。
インフレが起こりそうだから(実際に起こるかは知りませんが)、
現金で持っておくのが嫌だとしても、
③の中の現金の比率まで意識的に減らす必要はないのです。
なぜなら、③の現金はこれからもずっと現金のままなのではなく、
好きなタイミングで株に変身してくれる、超スバラシイ現金なのです。
相場の下落(=買い時)は、そう遠くない未来に必ずやってきます。
暴落時は、インフレ率など遥かに凌駕する勢いで下がるものです。
株価の下落は、1月のコロラドに吹雪が吹き荒れるのと同じくらい
頻繁に起こることである。
株価の下落は慌てふためいて逃げ出した投資家が
残していった割安株を拾う絶好の機会である。
【ピーター・リンチ】
以下、まとめです。
まずは、①がどれくらい必要か吟味し、①の額を決めます。
残った余裕資金は、②か③に移すのですが、
できる限りリスクを取りたくない人は、②を多めに、
リスクを取ってでも将来大きく増やしたい人は、③を多めに。
さらに、③の運用方法としては、
投資基準に適合した複数の銘柄に分散させて買えるだけ買い、
買えなかった分は現金のままで持っておき、
買える水準まで株価が下がった時に買う。割高になれば売る。
このような方法で、効率的に運用できるように思います。
2013/05/19 (日) [ゆうゆー投資法]
回答ありがとうございます。迷いが晴れた気がします。
意味のある現金を残していれば、株価が下がるのを楽しみに待つという心境になれます。
上がっても下がっても楽しむというシステムを作れば動揺することもなくなり、長期投資家を続けることができると思いました。
全力買いは投機になってしまうのでやめます。「超スバラシイ現金」を持って、先週のような押し目?で買い向かえるような精神力を鍛えておきます。
意味のある現金を残していれば、株価が下がるのを楽しみに待つという心境になれます。
上がっても下がっても楽しむというシステムを作れば動揺することもなくなり、長期投資家を続けることができると思いました。
全力買いは投機になってしまうのでやめます。「超スバラシイ現金」を持って、先週のような押し目?で買い向かえるような精神力を鍛えておきます。
コメントありがとうございます。
例えば、相当自信のある銘柄がPER5倍で放置されている時など、
これは千載一遇のチャンスだ!と言えるような状況が来れば、
私も余裕資金のほぼ全てを③に移して買い向かうかもしれません。
ただ、今は少なくとも全力買いをする局面ではなさそうですね。
まぁ、あくまで個別の銘柄次第なのですが。
また何かあれば、お気軽にご質問くださいね。
(よい回答ができるかは分かりませんが・・・)
例えば、相当自信のある銘柄がPER5倍で放置されている時など、
これは千載一遇のチャンスだ!と言えるような状況が来れば、
私も余裕資金のほぼ全てを③に移して買い向かうかもしれません。
ただ、今は少なくとも全力買いをする局面ではなさそうですね。
まぁ、あくまで個別の銘柄次第なのですが。
また何かあれば、お気軽にご質問くださいね。
(よい回答ができるかは分かりませんが・・・)
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