相場を読むのか、企業を読むのか

こんにちは、ゆうゆーです。

株式投資と一口に言っても、そこにはさまざまな投資手法があり、
相場の上げ下げを読んでそれを取引に活用する方法や、
企業の業績を予想してそれを取引に活用する方法、
あるいは、これらの両方を組み合わせて取引する方法などがあるでしょう。

私のやり方は単純明快で、企業の業績を予想するやり方を取っています。
相場の上げ下げなどは一切、予想しません。

○月頃までは下げ続けるだろう、とか、
この上昇相場は来週末には終わるだろう、とか、テクニカルは上向きだとか、
私はそのような情報を全て雑音として処理することにしています。

もちろん相場が的確に読めるのなら、それに越したことはありません。
どれだけ業績の良い銘柄であっても、
強烈な下げ相場の前では業績など無関係に下がるものなのですからね。

ですが、相場を読むことにはデメリットもあります。

当たり前のことですが、保有株を一旦売っておくことにより、
その株が今後、下落した際の損失を回避できる反面、
もしも下落しなかった際の利益を逃してしまうことになります。

これは私の中では、とてつもなく大きなリスクなんですね。
業績が年率15%ペースで伸びていて、PERも標準的な水準であるなら、
パフォーマンスの一時的なアップダウンはあれど、
長期的に見れば年率15%前後で株価は上がってゆくはずです。

これが、途中で一旦売ってしまった瞬間、
年率15%前後のリターンが保証されなくなってしまいます。

投資対象外の銘柄の値上がりを逃すことなど、どうってことありませんが、
自分の能力の範囲内で取れていたはずの利益を逃してしまうことほど、
馬鹿らしいことはないと思います。

明日から三ヶ月間の相場を、80%の確率で読めるというのであれば別ですが、
60%当たる程度の精度しか持ち合わせていないのなら、
先ほど書いたような、相場を読むことのデメリットの方が際立ってしまいます。

ならば、70~80%は当たるであろう企業予測の方に集中すべきだと思うのです。

正確に金利、経済、株式市場を予測できる者はいない。
そのような予測は忘れ去って、
投資した企業に何が起こっているかに注意を払うべきである。
【ピーター・リンチ】


相場の上げ下げを読むのではなく、企業の長期的業績を読む。
これが私のやり方ですね。

しかしながら、相場の下落は景気の悪化に先立って発生することも多く、
その景気の悪化により、企業の業績が悪化することも考えられるため、
そういう意味で「大きな下げ相場を喰らう前に売っておくべきだ」と、
主張される方もいるかもしれません。

しかし、私の投資手法ではそのことも想定しています。
成長ストーリー崩れの三大要因の一つ、景気悪化です)
仮に、相場下落と景気悪化が同時に起きたとしても持ち続けられるように、
景気悪化にも耐えられるであろう企業を厳選して選んでいるつもりです。

低価格の外食チェーン、一生に一度の結婚披露宴、心臓を通すカテーテル、
どれも、少々景気が落ち込んだところで売れなくなるとは思えません。

もちろん、私の分析が未熟なせいで思惑が外れることもあるでしょうが、
少なくとも、相場を予測するよりはまだ自信が持てるのです。

何でもかんでも、持ち続ければよいと言うつもりはありません。
景気循環株を、景気悪化の波を超えて持ち続けるなどというのは、
さすがに暴挙だと言わざるを得ないでしょう。
また長期安定成長株であっても、信用で長期保有などは極めてリスキーです。

また、「下落相場の前に売ってしまおう」と考えているのであれば、
企業の景気悪化への耐性なんて、そもそも考える必要はありませんね。

「相場を読む」という投資手法を採用されている方であれば、
景気循環株、信用取引、大いに結構だと思います。
もちろん、それで確率よく利益を出す方法を私に質問されても、答えることはできませんが・・・。

私の投資手法は、相場の波を乗り越えて持ち続けることを前提として、
作られているわけです。
相場の波を利用して儲けることを完全に捨て去る代わりに、
企業の成長(+割安さの解消)からのリターンを確実に獲りに行くのです。

このような自分の投資手法に自信を持ち、
今後どんな壮絶な相場が訪れようとも、企業の未来が描ける限り、
これからも信念を持って保有し続けます。
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コメント

No title
ついつい全体相場に目が移りがちな今日この頃ですね。

本当に見なければならないのは個別企業と頭では分かっているのですが、つい全体に引っ張られがちになります。

再度自分の保有銘柄に対して勉強してみます。良記事ありがとうございます。



Re: No title
たろさん、こんにちは。

こういう不安定な相場だからこそ、
もう一度自分の投資手法を見直しておきたいところですね。

冷静な時に考えておいたやり方を、パニック相場になっても貫いていれば、
そうそう悲惨な結果にはならないはずです。
相場に弄ばれて、自滅だけはしないように心得ておきたいですね。
  • 2014-10-23 | 11:45 |
  • ゆうゆー | URL |
  • [edit]
No title
いつも参考にさせてもらってますが、
トレファクでの売買を見る限りは
記事通りとは思えないんですけどね。
「雑音」と処理していただいて結構ですが・・・。
  • 2014-10-23 | 20:41 |
  • 問題提起1号 | URL |
  • [edit]
No title
相場に弄ばれる・・・短期投資はまさにそうですね。 上手に波に乗れているうちはサーフィンの如く爽快だし、大儲け出来たりしますが、大抵は波にまかれて大怪我、下手すれば溺死(笑)。
刺激があって面白いけれど、リスキーです。

ここ暫くの下落相場、ビギナーズラックの稼ぎのお陰で、多額の含み損も苦笑いで済んでいますが、ゆうゆーさんの確固たる信念に基づくブログを読むにつけ、『企業の業績を読む投資』の賢さを思い知らされます。これから先、永く投資の世界と付き合っていくのであれば、やはりその方法がベスト、でしょうか。
ゆうゆーさんのブログも参考に、これからもひたすら勉強しなくては。

しかし私個人の性格的には、今のジェットコースターのような乱高下相場って、けっこう稼ぎ易くて好きだったりします。まだ懲りてませんね、この程度の不安定では(笑)。
証券会社にとっては頻繁に手数料を支払ういい客、でしょうね。
Re: No title
問題提起1号さん、こんにちは。

それは、まだまだ成長し続けているトレファクを売ったことに関してですか?
この記事には書いていませんが、相場うんぬんは関係なく、
(自分の中で)割高になれば売る、という風に決めているからですね。

私は、①成長性が崩れる、②割高になる、のどちらかになれば売ります。
サイドバーの「投資方針と投資手法」をお読みいただければ、
それはご理解いただけると思います。

結果として、相場の波で儲けられているケースもあるかもしれませんが、
それはあくまで「結果として」そうなっているだけです。
今後下げそうだから売るとか、そういうことでは一切売買していません。
相場予想は完全無視することに、一点の揺らぎもありません。

もしまだ腑に落ちない点がありましたら、再度ご質問いただけると幸いです。
  • 2014-10-23 | 21:47 |
  • ゆうゆー | URL |
  • [edit]
Re: No title
ちえさん、こんばんは。

ビギナーズラックも、休憩を挟んで継続中といったところでしょうか。
もしくは、本当に素晴らしい才能をお持ちなのでしょうかね。

まぁ、短期投資で成功している方からすれば、
私のブログなんかも、雑音として処理されるようなものだと思います(笑)
私は、残念なのかラッキーなのか、短期投資のことを全く理解できず、
短期投資では成功できる気が全くしません。

中長期投資では今のところ上手くいっているようですが、
私ももしかしたら、長いビギナーズラックなのかもしれませんね・・・。

ですが、今はこの方法で今後も成功できる自信はありますから、
その自信が崩れ去るまでは、この方法でやっていきたいと思っています。
短期・長期のどちらにせよ、自分が納得した上で取り組みたいですね。
  • 2014-10-23 | 21:48 |
  • ゆうゆー | URL |
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■ 初期資産:100.0 万円
■ 現行資産:275.2 万円
■ 運用日数:1294 日(3年6ヶ月)
※ 2016.10.29 更新
年度 ゆうゆー TOPIX
 2013年(4/15~) +30.8 % +14.4 %
 2014年 +80.1 % +8.1 %
 2015年 +29.8 % +9.9 %
 2016年(~10/29) -10.0 % -10.0 %
トータルリターン +175.2 % +12.3 %
平均年利 33.0 % 5.9 %
上記は、ブログ公開用のサブ口座の運用記録です。
メイン口座の方は非公開とさせていただきます。
手数料、税金、配当、優待等は加味していません。

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