こんにちは、ゆうゆーです。
ゆうゆー投資法で目標としている年利17%を達成するためには、
最低でもEPS成長率が12%以上の銘柄を狙わないといけません。
参照記事:投資を始める前に
では、EPS成長率が12%以上であれば、何%でも同じなのでしょうか?
当然、成長率は高ければ高いに越したことはありませんよね。
株価が同じ1000円で、成長率12%の企業Aと、成長率20%の企業Bでは、
もし今後のPERが両企業とも現状のまま変わらないとすると、
10年後の株価は次のようになります。
企業A : 1000円 → 3106円
企業B : 1000円 → 6192円
企業Bの方がかなり有利ですよね。
なので、同じPERであれば当然、成長率の高い企業を買うべきです。
では、PERが違う場合はどうでしょう?
例えば、企業A(成長率12%)のPERが8倍で、
企業B(成長率20%)のPERが12倍だった場合、
どちらの方が魅力的に思いますか?
これは、なかなか難しい問題です。
このことに関しては、ピーター・リンチがヒントとなる次の言葉を
残してくれています。
一般的にPERが成長率の半分だときわめて魅力的だし、
PERが成長率の2倍ならきわめて危ない。
【ピーター・リンチ】
あまりメジャーではありませんが、PEGレシオという指標があり、
以下の式で表されます。
PEGレシオ = PER ÷ EPS成長率
ピーター・リンチの上の言葉をPEGレシオで表すと、
PEGレシオ=2.0 → きわめて危ない
PEGレシオ=1.0 → 妥当な水準
PEGレシオ=0.5 → きわめて魅力的
となりますね。
前述の例で言うと、計算式は省略しますが企業AのPEGレシオは0.67、
企業BのPEGレシオは0.60となり、
企業Bの方がより魅力的だという判断になります。(Aも悪くはないが)
ここで、さらに突っ込んで考えます。
前述の企業AのPERが12倍で、企業BのPERが20倍だった場合、
PEGレシオはどちらも1.0で変わりません。
これは、どちらを買っても同じなのでしょうか?
実は、厳密には違いがあるのです。
成長率20%でPER20倍の会社と成長率10%でPER10倍の会社なら、
前者を買う方が良い。
これは何だか秘法のように聞こえるかもしれないが、
成長企業の利益が株価を押し上げる要因であることを
理解する必要がある。
【ピーター・リンチ】
よく意味が分からない方は、次のように考えてください。
もし、前述の企業Aと企業Bの株価が1年後も変わらないと仮定すると、
両者の1年後のPEGレシオは次のように変化します。
企業A(成長率12%): PEGレシオ=0.89
企業B(成長率20%): PEGレシオ=0.83
計算式は書いていませんが、簡単な計算で算出できますよね。
企業Bの方がPEGレシオが低くなるので、魅力的ということです。
なので、PEGレシオが同じ企業同士であれば、
PERと成長率が高い方を買うべきだと言えるわけです。
・・・・・と、ここまでが理論上の話です。
長くなりそうなので、続きは次回。
ゆうゆー投資法で目標としている年利17%を達成するためには、
最低でもEPS成長率が12%以上の銘柄を狙わないといけません。
参照記事:投資を始める前に
では、EPS成長率が12%以上であれば、何%でも同じなのでしょうか?
当然、成長率は高ければ高いに越したことはありませんよね。
株価が同じ1000円で、成長率12%の企業Aと、成長率20%の企業Bでは、
もし今後のPERが両企業とも現状のまま変わらないとすると、
10年後の株価は次のようになります。
企業A : 1000円 → 3106円
企業B : 1000円 → 6192円
企業Bの方がかなり有利ですよね。
なので、同じPERであれば当然、成長率の高い企業を買うべきです。
では、PERが違う場合はどうでしょう?
例えば、企業A(成長率12%)のPERが8倍で、
企業B(成長率20%)のPERが12倍だった場合、
どちらの方が魅力的に思いますか?
これは、なかなか難しい問題です。
このことに関しては、ピーター・リンチがヒントとなる次の言葉を
残してくれています。
一般的にPERが成長率の半分だときわめて魅力的だし、
PERが成長率の2倍ならきわめて危ない。
【ピーター・リンチ】
あまりメジャーではありませんが、PEGレシオという指標があり、
以下の式で表されます。
PEGレシオ = PER ÷ EPS成長率
ピーター・リンチの上の言葉をPEGレシオで表すと、
PEGレシオ=2.0 → きわめて危ない
PEGレシオ=1.0 → 妥当な水準
PEGレシオ=0.5 → きわめて魅力的
となりますね。
前述の例で言うと、計算式は省略しますが企業AのPEGレシオは0.67、
企業BのPEGレシオは0.60となり、
企業Bの方がより魅力的だという判断になります。(Aも悪くはないが)
ここで、さらに突っ込んで考えます。
前述の企業AのPERが12倍で、企業BのPERが20倍だった場合、
PEGレシオはどちらも1.0で変わりません。
これは、どちらを買っても同じなのでしょうか?
実は、厳密には違いがあるのです。
成長率20%でPER20倍の会社と成長率10%でPER10倍の会社なら、
前者を買う方が良い。
これは何だか秘法のように聞こえるかもしれないが、
成長企業の利益が株価を押し上げる要因であることを
理解する必要がある。
【ピーター・リンチ】
よく意味が分からない方は、次のように考えてください。
もし、前述の企業Aと企業Bの株価が1年後も変わらないと仮定すると、
両者の1年後のPEGレシオは次のように変化します。
企業A(成長率12%): PEGレシオ=0.89
企業B(成長率20%): PEGレシオ=0.83
計算式は書いていませんが、簡単な計算で算出できますよね。
企業Bの方がPEGレシオが低くなるので、魅力的ということです。
なので、PEGレシオが同じ企業同士であれば、
PERと成長率が高い方を買うべきだと言えるわけです。
・・・・・と、ここまでが理論上の話です。
長くなりそうなので、続きは次回。
2013/05/20 (月) [ゆうゆー投資法]
いつもブログの方楽しみにしております。
非常に分かりやすいのでありがたいです。
ところでお持ちの銘柄の方も参考にさせて頂いるのですが、お時間許しましたらPEGレシオの分析をお願いします。
これからもよろしくお願いします。
非常に分かりやすいのでありがたいです。
ところでお持ちの銘柄の方も参考にさせて頂いるのですが、お時間許しましたらPEGレシオの分析をお願いします。
これからもよろしくお願いします。
ぴよぴよさん、コメントありがとうございます。
また、いつもお読みいただきありがとうございます。
私の場合、EPS成長率はかなりざっくりとしか計算しないので、
今保有している4銘柄は全て15%とみています。
トレファク : 成長率15% 予PER11倍 PEGレシオ0.73
ALサービス : 成長率15% 予PER15倍 PEGレシオ1.0
フジコーポ : 成長率15% 予PER10倍 PEGレシオ0.67
ヒトコム : 成長率15% 予PER12倍 PEGレシオ0.8
ただ、明日の記事にも書く予定なのですが、
PEGレシオはそれほど重要指標とは位置づけていません。
ただ、やはりこの指標で大きく割高なものは持ちたくないです。
FリテイリングのPEGレシオは、私の算出では4.5になりますから・・・。
また、いつもお読みいただきありがとうございます。
私の場合、EPS成長率はかなりざっくりとしか計算しないので、
今保有している4銘柄は全て15%とみています。
トレファク : 成長率15% 予PER11倍 PEGレシオ0.73
ALサービス : 成長率15% 予PER15倍 PEGレシオ1.0
フジコーポ : 成長率15% 予PER10倍 PEGレシオ0.67
ヒトコム : 成長率15% 予PER12倍 PEGレシオ0.8
ただ、明日の記事にも書く予定なのですが、
PEGレシオはそれほど重要指標とは位置づけていません。
ただ、やはりこの指標で大きく割高なものは持ちたくないです。
FリテイリングのPEGレシオは、私の算出では4.5になりますから・・・。
早速の御回答ありがとうございました。
これからもゆうゆーさんのブログを参考にさせて頂き勉強していきます。
とてもご丁寧なコメントに感動しております。
ありがとうございました。
これからもゆうゆーさんのブログを参考にさせて頂き勉強していきます。
とてもご丁寧なコメントに感動しております。
ありがとうございました。
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