こんにちは、ゆうゆーです。
いろいろな企業を長く保有していると、
その企業ごとの特徴みたいなものが、何となく分かってきたりします。
例えば、この企業はいつも情報を出し惜しみしてくるとか、
この企業は株主のことを大切に扱ってくれるとか、
そのような、業績とは直接関係のないような特徴ですね。
もしかしたら、株主総会や個人投資家説明会なんかに行けば、
もっとそういう傾向が掴めるかもしれません。
こういうのはだいたい平日に開催されるため、私はほとんど行けないのですが・・・。
その中で、割と馬鹿にできない特徴もあったりします。
その一つが、会社の業績予想です。
例えば、ゆうゆーの保有株の一つ、
フジ・コーポレーションのEPSの計画(会社予想)と実績をご覧ください。
■フジ・コーポレーション EPSの計画(会社予想)と実績
平成22年10月期 計画:33.2円 実績:51.6円
平成23年10月期 計画:54.0円 実績:66.3円
平成24年10月期 計画:90.4円 実績:96.6円
平成25年10月期 計画:100.0円 実績:107.9円
平成26年10月期 計画:111.7円 実績:132.1円
これを見れば、いつも計画を上回って着地していることが分かります。
これは、この会社が毎年頑張って計画以上の数字を出したというよりは、
もともと、計画をかなり保守的に出す会社なのだと言えそうです。
では次に、エスクリのEPSの計画(会社予想)と実績をご覧ください。
■エスクリ EPSの計画(会社予想)と実績
平成23年3月期 計画:29.2円 実績:31.4円
平成24年3月期 計画:54.4円 実績:57.3円
平成25年3月期 計画:75.2円 実績:62.4円
平成26年3月期 計画:94.9円 実績:94.6円
フジコーポと異なり、概ね計画通りに着地していることが分かります。
未達の年度もあったりして、どちらかというと強気な計画を出す傾向の強い
会社だと言えそうですね。
ここではフジコーポとエスクリしか挙げませんが、
おそらくみなさんの保有企業においても、
このような、会社ごとの予想の傾向があると思います。
フジコーポのような、保守的に出して後で上方修正・・・というパターンが多いような気がします。
で、なぜこんなことを知っておかなくてはならないかというと、
買い時や売り時を判断するのに、予想PERを算出しなければならないからです。
例えば、ヤフーファイナンスに出ている予想PERは、
完全に会社予想を鵜呑みにしたPERになっていますね。
しかし、上のフジコーポのような企業の場合、
果たしてそのPERをそのまま信用して使ってもいいのでしょうか?
答えは、「No」でしょう。
今期のフジコーポの予想EPSは140円ですが、これをそのまま鵜呑みにして、
「株価が1400だから、PERは10倍だ」と判断するのは、
あまり良い案とは言えないはずです。
私の場合、この会社の「予想を保守的に出す」という傾向を踏まえて、
実際のPERはもう少し下に見ています。
そこまで重要なことではないかもしれませんが、
少しでも現実的な予想の方が良いに決まっていますよね。
例えば、現在はPER10倍だということでもう少し安くなるのを待っていたが、
結局PER8倍までは落ちてこず、そのまま上がっていってしまいました。
もちろん、それだけならば特に問題ではないのですが、
PER10倍だと思っていた企業が、実際にはPER8倍だったということであれば、
これは失敗の一つになってしまいます。
売り時も同じで、「PER20倍、割高だ」と判断して売ったはいいものの、
その後、当たり前のように上方修正が発表され、
PER15倍まで下がって割高感が消え、また上がり始める・・・といったことは、
現実に起こり得そうな話だと思います。
そんな失敗を犯さないためにも、会社予想を鵜呑みにすることなく、
会社ごとの予想の傾向を把握した上で、予想値を読み解く必要がありますね。
いろいろな企業を長く保有していると、
その企業ごとの特徴みたいなものが、何となく分かってきたりします。
例えば、この企業はいつも情報を出し惜しみしてくるとか、
この企業は株主のことを大切に扱ってくれるとか、
そのような、業績とは直接関係のないような特徴ですね。
もしかしたら、株主総会や個人投資家説明会なんかに行けば、
もっとそういう傾向が掴めるかもしれません。
こういうのはだいたい平日に開催されるため、私はほとんど行けないのですが・・・。
その中で、割と馬鹿にできない特徴もあったりします。
その一つが、会社の業績予想です。
例えば、ゆうゆーの保有株の一つ、
フジ・コーポレーションのEPSの計画(会社予想)と実績をご覧ください。
■フジ・コーポレーション EPSの計画(会社予想)と実績
平成22年10月期 計画:33.2円 実績:51.6円
平成23年10月期 計画:54.0円 実績:66.3円
平成24年10月期 計画:90.4円 実績:96.6円
平成25年10月期 計画:100.0円 実績:107.9円
平成26年10月期 計画:111.7円 実績:132.1円
これを見れば、いつも計画を上回って着地していることが分かります。
これは、この会社が毎年頑張って計画以上の数字を出したというよりは、
もともと、計画をかなり保守的に出す会社なのだと言えそうです。
では次に、エスクリのEPSの計画(会社予想)と実績をご覧ください。
■エスクリ EPSの計画(会社予想)と実績
平成23年3月期 計画:29.2円 実績:31.4円
平成24年3月期 計画:54.4円 実績:57.3円
平成25年3月期 計画:75.2円 実績:62.4円
平成26年3月期 計画:94.9円 実績:94.6円
フジコーポと異なり、概ね計画通りに着地していることが分かります。
未達の年度もあったりして、どちらかというと強気な計画を出す傾向の強い
会社だと言えそうですね。
ここではフジコーポとエスクリしか挙げませんが、
おそらくみなさんの保有企業においても、
このような、会社ごとの予想の傾向があると思います。
フジコーポのような、保守的に出して後で上方修正・・・というパターンが多いような気がします。
で、なぜこんなことを知っておかなくてはならないかというと、
買い時や売り時を判断するのに、予想PERを算出しなければならないからです。
例えば、ヤフーファイナンスに出ている予想PERは、
完全に会社予想を鵜呑みにしたPERになっていますね。
しかし、上のフジコーポのような企業の場合、
果たしてそのPERをそのまま信用して使ってもいいのでしょうか?
答えは、「No」でしょう。
今期のフジコーポの予想EPSは140円ですが、これをそのまま鵜呑みにして、
「株価が1400だから、PERは10倍だ」と判断するのは、
あまり良い案とは言えないはずです。
私の場合、この会社の「予想を保守的に出す」という傾向を踏まえて、
実際のPERはもう少し下に見ています。
そこまで重要なことではないかもしれませんが、
少しでも現実的な予想の方が良いに決まっていますよね。
例えば、現在はPER10倍だということでもう少し安くなるのを待っていたが、
結局PER8倍までは落ちてこず、そのまま上がっていってしまいました。
もちろん、それだけならば特に問題ではないのですが、
PER10倍だと思っていた企業が、実際にはPER8倍だったということであれば、
これは失敗の一つになってしまいます。
売り時も同じで、「PER20倍、割高だ」と判断して売ったはいいものの、
その後、当たり前のように上方修正が発表され、
PER15倍まで下がって割高感が消え、また上がり始める・・・といったことは、
現実に起こり得そうな話だと思います。
そんな失敗を犯さないためにも、会社予想を鵜呑みにすることなく、
会社ごとの予想の傾向を把握した上で、予想値を読み解く必要がありますね。
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通期決算で保守的な来期予想を発表する会社だと、今期業績がよくても、来期が減収減益で発表していて株価が伸びにくく、ちょっと頭が痛いです。。。