銘柄分析[1413 桧家ホールディングス] ※旧手法

こんにちは、ゆうゆーです。

ついに、ゆうゆーのポートフォリオに新しい仲間が加わりました。
では早速、新入生のお名前を紹介します。

[1413]桧家ホールディングス 1,841円 × 100株

注文住宅事業をメインとしている成長企業です。
昨日も私の保有銘柄たちは市場にいじめられていたようですので、
何とか、この桧家さんに救世主となってほしいものです。

それでは、私がこの銘柄を買うに至った経緯を説明します。

ゆうゆー投資法の銘柄選定では、
何はともあれ、まずは過去の業績を確認しなくてはなりません。
では、過去7年間の売上と1株利益をチェックしてみましょう。

18.jpg

19.jpg

素晴らしい長期安定成長力ですね。
建設業ということで、不況への対応力が心配でしたが、
リーマンショックもどこ吹く風で、2008年、2009年共に増収増益です。

過去の業績チェックでは、ほぼ100点満点です。
もうこの時点で、私の感覚では勝率7割くらいはありそうです。

次に、今後の成長余地について考えてみます。
まず、この会社の成長モデルを調べてみましょう。

20.jpg
(桧家ホールディングス公式サイトより)

この資料から、注文住宅の売上棟数の増加こそが、
売上高の増加に繋がっていることが、はっきりと見て取れます。
では、今後の受注棟数を増やせる見込みはあるのでしょうか。

ホームページから、「桧家住宅」の展示場が検索できますね。
現在どのエリアに展示場が何ヶ所存在するかを、早速調べてみました。
以下はその一部のエリアの抜粋です。

東京都 : 6ヶ所
千葉県 : 16ヶ所
栃木県 : 11ヶ所
大阪府 : 1ヶ所
奈良県 : 1ヶ所

都心よりも郊外をメインターゲットにしているようですが、
明らかに出店が東日本に偏っています。
ということは・・・・・

成長株投資で難しいことの一つは、
現在の成長が将来も続けられるか見極めることである。
ただ、店舗拡大型の企業の場合はこれも予測しやすい。
例えば東日本にしか出店していないのであれば、
まだ西日本への出店余地がある。
つまり今後も成長は続くということである。
東日本で成功しているビジネスが、西日本で成功しないはずがない。
【ゆうゆー】


展示場の今後の出店エリアは、十分に残っているということです。
展示場がまだまだ出店できるということは、
その周辺エリアでの注文住宅の受注が、まだまだ期待できるのです。

というわけで、今後の成長余地も十分に残されていそうですよ。
これで、私の感覚では勝率8割に達します。

「長期安定成長」と「今後の成長余地」が合格ですので、
もう購入に踏み切ってもよいレベルでしょう。

・・・あ、大事なことを忘れていました。
株価が妥当以下の水準か、調べておかなくてはいけませんでしたね。

そこで、この銘柄の予想PERを調べると、なんと8.6倍。
この上昇相場においてこのPERは、相対的にはかなり割安な印象です。
しかし、なぜこんな成長株がこんな割安で売られているのでしょう?
何か理由は無いのでしょうか?

直近の第1四半期の決算短信を見てみましょう。

21.jpg
(桧家ホールディングス公式サイトより)

これは・・・前期の営業黒字から一転、営業赤字に転落しています。
(特別利益のおかげで純利益はかろうじて黒字ですが・・・)
この決算発表を受けて、株価の方も急落しています。
この下げも、低PERで放置されている理由のひとつだったんですね。

こんな時は、この赤字転落の原因を追求してみましょう。
決算短信をよく読むと、展示場の出店などが原因だと書かれています。
しかし、これは本当でしょうか?
展示場の出店なんて、別に今期に限ったことではないのでは・・・?

そこで、直近とその一期前の決算説明会の資料を開いてみたところ、
前第1四半期の展示場出店は1ヶ所のみで、
当第1四半期の展示場出店は16ヶ所であることが分かりました。

当第1四半期の販売棟数は、売上高から予測すると400棟程度でしょうか。
こんな小さな規模の会社で、3か月の間に16ヶ所も展示場を作れば、
その四半期は赤字になってもおかしくはない気はしますね。
タダで16棟も余分に家を建てるようなものです。
しかも展示場ですから、普通の家よりははるかに豪華な造りでしょう。

しかし、展示場をたくさん作るのは、いわゆる先行投資ですから、
後々に売上増となって返ってくるわけで、悪いことだとは言えません。
第2四半期から盛り返してくることも、十分に考えられます。
とりあえず、この第1四半期の営業赤字は、
成長ストーリーが崩れたことによる赤字では、どうやら無さそうです。
売上高は順調に伸びていますしね。

近視眼的な市場が悪材料に過剰反応した時に、絶好の投資チャンスが訪れる。
【ウォーレン・バフェット】


さて、これで安心して投資できそうですが、
念のために他の項目も調べておきましょう。

まず自己資本比率ですが、28.1%とかなり低い水準です。
なので、決してリスクは低くはありませんが、
積極的な成長企業であれば、まあ有り得るレベルでしょう。
感覚的には、勝率8割が、勝率7割5分に落ちる程度でしょうか。

ROEとROAも見てみましょう。
ROEは30%前後と、文句のない水準です。
ROAも10%をわずかに切る程度で、これもかなり優秀なレベルです。
これで、勝率はまた8割まで上がりました。

次にキャッシュ・フローを見てみます。
営業CFは常にプラスで、これは安心材料です。
投資CFは常にマイナスで、これは高成長企業ですから当然です。
財務CFは増えたり減ったりですが、トータルで大きな変動はなく
特に問題は無いでしょう。
予想通りでしたので、勝率は8割のままです。

PEGレシオも見ておきましょうか。
現在保有の4銘柄よりもROEは高く、過去のEPS成長率も相当高いことから、
EPS成長率は想定上限の20%とします。
予想PERは8.6倍ですから、PEGレシオは0.43となります。
0.5でも極めて魅力的なのですから、0.43は最高に魅力的です。
参照記事:PEGレシオ(その1)
これで、勝率は8割5分です。

ただ、こういう事業内容でやはり気になるのが、不況への対応力です。
リーマンショックは難なく乗り切っていることから、
不況でも売上を落とさない「何か」を持っているとは思います。
ただ、やはり建設業ということで、次の不況も同じように
無傷で乗り切れるのか、多少の不安材料ではあります。
ここで勝率は、また8割に下がります。

以上のことから、80%は成功するという自信を持って、
この銘柄に投資した次第です。

これが、私が投資に踏み切るまでの一連の流れですが、
重要なことは、自分なりに考えてストーリーを組み立ててみることです。

いかに優秀であろうと、自分の考えを持たない投資家は、
株式市場では勝ち残れない。
【ピーター・リンチ】


今後の成長余地に関しても、「まだまだ成長余地があります」などと
どこかに書いているわけではありません。
そこで、上のような想像力を働かせて、
客観的に見て納得できるようなストーリーを組み立てることです。

たとえそのストーリーがピント外れで間違っていたとしても、
それはそれで仕方のないことです。
もし失敗に終わってしまったら、何が間違っていたのか振り返って、
その経験をまた次に活かせればよいのです。
失敗の一つや二つ、どうってことありません。

長期投資では、1つの大成功がいくつもの失敗を帳消しにしてくれる。
【ゆうゆー】



[2014.4.10 追記]

当記事での銘柄分析は、旧手法によるものですのでご注意ください。
新手法[私の投資方針と投資基準]による分析は、近日公開予定です。
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投資パフォーマンス

■ 初期資産:100.0 万円
■ 現行資産:275.2 万円
■ 運用日数:1294 日(3年6ヶ月)
※ 2016.10.29 更新
年度 ゆうゆー TOPIX
 2013年(4/15~) +30.8 % +14.4 %
 2014年 +80.1 % +8.1 %
 2015年 +29.8 % +9.9 %
 2016年(~10/29) -10.0 % -10.0 %
トータルリターン +175.2 % +12.3 %
平均年利 33.0 % 5.9 %
上記は、ブログ公開用のサブ口座の運用記録です。
メイン口座の方は非公開とさせていただきます。
手数料、税金、配当、優待等は加味していません。

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