成長ストーリーは具体的でなければならない

こんにちは、ゆうゆーです。

私はこのブログ内で「成長ストーリー」という言葉を何度も使用しており、この単語は私の銘柄分析手法では必要不可欠なものになっています。

また、他の方のブログやサイト(投資関係に限りませんが)においても、たまに「成長ストーリー」という言葉が使われているのを見て、興味を惹かれてつい見てしまうのですが、この単語は、わりと漠然とした意味で使われていることも多いと感じますね。

まぁ、成長ストーリーという言葉自体、造語のようなものでしょうから、どういう意味で使おうとそれは自由なのですが、私の言う「成長ストーリー」はとても明確な意味を持っています。

私の言う成長ストーリーとは、つまり成長の具体的なやり方のことです。
具体的な、という言葉に着目してほしいと思います。

例えば「事業が上手くいって成長する」などは、成長ストーリーとは呼びません。この例では、「具体的な」という要素が欠けています。

また、売上がや利益が5期連続で伸びているからと言って、その企業が成長ストーリーを持っているとも限りません。
この例からは結果しか分からず、成長のやり方が述べられていないからです。成長のやり方とは、結果ではなくプロセスですからね。

私の言う成長ストーリーとは、例えば関東エリアで成功している事業を東海エリアや関西エリアでも始めるならば、当然売上が伸びますよね。
この場合になぜ売上が伸びるかは、みなさんは具体的に説明できるはずですし、株式投資を知らない素人でもこれは理解できるはずです。

こういうのを私は、成長ストーリーと呼んでいます。この場合は、言うまでもなく「エリア拡大型」の成長ストーリーですよね。

私はこの他に、「新商品導入型」「認知度向上型」「M&A型」「値上げ型」を例としてブログに挙げていますが、もちろんこれ以外にもあると思います。

私の投資手法では、まず成長ストーリーありきです。
繰り返しになりますが、成長ストーリーとは成長の具体的なやり方のことであり、これが見つからなければ、その時点で投資対象外です。

いくら過去の業績が伸びていようと、成長ストーリーが明確に分からなければ、成功の確率はぐっと下がってしまうでしょう。成長のやり方が理解できていてこそ、いつまで成長が続くかの見当もつきますし、その成長を阻害する要因を考えることもできるのです。

企業の成長とは、利益率の高い優良企業であれば実現するものでもなく、成長市場にいれば実現するものでもありません。
具体的な成長のやり方が確立されているからこそ、実現するのです。

ぼくは天才ではありません。
なぜかというと、自分がどうしてヒットを打てるかを説明できるからです。
【イチロー】


イチローがヒットを量産できるのは、ヒットの打ち方を他人に説明できるほど、本人が明確に理解しているからなんですね。これは私流に言えば、ヒット量産ストーリーを持っている、ということです。

逆に言えば、なぜ自分がヒットを打てているかも理解していないようでは、その好調な状態はおそらく長続きしないだろう、ということです。

自分も、成長の具体的なやり方すら説明できない状態では、その企業に投資したくはありません。
漠然とした意味ではなく、本当の意味での成長ストーリーを持った企業を探し、私は投資してゆきたいと考えています。

コメント

No title
ゆうゆーさん、こんばんは。

『具体的に』ということが本当に大切だなと感じました。

成長性を評価しているつもりでも、
それは単に感覚的なものだったり、
根拠が曖昧だったり、どこかに論理の飛躍があったりすると、
それは単なる妄想になってしまいます。

『具体的に』ということは、
『誰にでも簡単に説明できる』ということにも等しいと感じます。

自分の理屈をこねくり回した結果、
自分の中では理詰めで考えたつもりでも、
それは単に問題を複雑化して、
本質を霞めてしまっていて、
それでは『簡単に説明』は出来ませんね。

私も自分の最近の思考の怠慢に対して、
改めて、『具体的に』、『誰にでも簡単に説明できる』ような
成長性や購入理由を持てるような銘柄に集中出来るように、
改めてPFを見つめなおしてみようと思います。

いつも参考になる記事をありがとうございます。
Re: No title
まるのんさん、こんにちは。

成長ストーリーを明確に知っておくことは大切なことですね。
特に昨今のような景気拡大期においては、多くの企業が業績を伸ばしており、
同じ20%成長のように見えても、その中身はまるで異なったりします。

単に売上や利益が伸びているから、ということではなく、
その売上や利益が伸びている要因はどこにあるのか? ということを、
具体的に理解しておくことが大切ですね。

営業エリアを拡大させているから伸びているのか、
あるいは、景気(顧客の消費意欲)が拡大しているから伸びているのか・・・。

ある企業の長期的成長に確信を持てるようになるためには、
それを他人に説明できるくらいに理解を深めておかなくてはなりませんし、
他人に心から納得してもらおうと思えば、
論理的・具体的に分かりやすく説明する他にないと思います。

私も、よく自分の保有企業の成長ストーリーを妻に力説したりしていて、
一応は納得してくれている様子なので、安心しています(笑)

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