不況に強い企業

こんにちは、ゆうゆーです。

先週は久しぶりに下げらしい下げが来た全体相場でしたが、
ここ半年を振り返ると、間違いなく上昇期だったと言えると思います。

このような上昇相場では、あの銘柄も、この銘柄も、その銘柄も、
関係なくどれも上昇しているような気がしますよね。
こんな相場の中では、あまり銘柄選択の重要性を感じないかもしれません。

なんせ、直近の業績がかなり悪化しているような銘柄でなければ、
どんな銘柄を買おうと、基本は儲かっているはずです。

ですが、それはあくまで今が全体相場の上昇期だからです。
今儲かっていたとしても、それだけで有頂天になってはいけません。
ご存知の通り、こんな上昇相場がいつまでも続くはずはなく、
そのうちまた必ず不景気(=下げ相場)がやってきます。

不景気の中では当然、多くの企業で業績が悪化してゆきますので、
それを見越してか、全体相場もすごい勢いで下がってゆきます。

ただ、こんな不景気でも業績をほとんど落とさないような企業、
あるいは不景気をものともせずに、業績を伸ばし続ける企業もあるのです。

ただし、そんな企業であっても全体相場が下降傾向だと、
それにつられて一緒に株価が下がってしまうことがほとんどでしょう。
ですが、そんな優秀な企業はその下げ幅は小さく抑えられるか、
もしくは一旦は大きく下げたとしても、すぐに反発してくれます。
結局、業績と株価は切っても切れない関係にあるのです。

では、不景気であっても業績をほとんど落とさない企業って、
どんな企業なのでしょうか?

あなたが今、大不況のまっただ中にいると想像してみてください。
好景気の時と比べて、生活にどのような変化が見られるでしょうか?

まず、ボーナスは下がることを覚悟するでしょう。
場合によっては固定給も下げられてしまいます。
不安定な職場であれば、将来に不安を覚えるかもしれません。

そんな状況で、まだ3年は乗れそうな車を新車に買い替えるでしょうか?
買い換えたいなーなんて嫁さんに言おうものなら、
「そんな余裕、ドコにあるの!」と、お叱りを受けるのがオチでしょう。

では、今使っているハサミの切れ味がかなり落ちてきたので、
100均で新しいハサミを買いたいと嫁さんに言えば、
どんな返事が返ってくるでしょうか?
「買えば?」「いちいち言わんでよろしい」「ついでにタッパーもお願い」
くらいが、予想される返事でしょうか。
超シビアな嫁さんだと、今のハサミで我慢しろと言うかもしれませんが、
少なくとも車を買い替えるよりは、許可が下りやすいはずです。

今度の日曜日に中華料理を食べに行こうという話になっても、
高級な中華料理店は我慢して王将にしておこうか、と考えるでしょう。

つまり、「安いもの」を売っている会社は、
不況でも売上が落ちにくい、つまり不況に強い会社だと言えるのです。
※ここで言う「安いもの」とは、相対的に安いものも含みます。
(やむなく家具を買う場合でも、大塚家具ではなくニトリが選ばれる)

不況に強い会社は、他にもあります。

先ほどの例では、シビアな嫁さんだと「今のハサミで我慢しろ」と、
言ってくるかもしれません。
では、それがハサミではなく、歯磨き粉だったらどうでしょうか?
ハサミならば多少、切れ味が悪くても我慢できますが、
歯磨き粉が無くなってしまったら、これは買わざるを得ません。
いくらシビアな嫁さんでも、
「不況だから歯磨きはしなくてよろしい」とは言わないですよね。

そうです、「買わざるを得ないもの」を扱っている会社も、
不況に強い会社なのです。
食料品(ぜいたく品以外)、薬、紙オムツ、子供の学習塾、結婚式場、
葬儀屋、あるいは鉄道なども該当するでしょう。
中毒性の高いもの(タバコ、コーラなど)も、ここに入るでしょう。

安いものや、買わざるを得ないものは、
売れ行きが景気に左右されにくい。
これら二つを兼ね備えたものは、さらにその効果が高まる。
【ゆうゆー】


「少しでも安く」を追い求める人が集うリサイクルショップが、
不況になったからと、大きく売上を落とすとは考えにくいですね。
一人暮らしの男性が、夜遅く帰ってきて晩ご飯なんて作りません。
外で食べざるを得ない中、低価格のカツ丼が売りの外食チェーンに
通うのをやめることも、想像がつきません。

また、もう少し違った観点から見て、
不況でも業績を落としにくい企業も存在するのです。

同じ利益2億円の、次の2社があったとします。

A社 : 売上10億円-(仕入4億円+経費4億円)=利益2億円(利益率20%)
B社 : 売上40億円-(仕入16億円+経費22億円)=利益2億円(利益率5%)

不景気の到来で、両社の売上が80%に落ちてしまいました。
仕入も80%になりましたが、経費は90%に下がっただけです。
(売上が80%に落ちても、従業員の給料はそんなに下げられない)

A社 : 売上8億円-(仕入3億円+経費3.6億円)=利益1.4億円
B社 : 売上32億円-(仕入12億円+経費19.8億円)=利益0.2億円

利益の落ち方には、雲泥の差がありますね。
利益と株価が比例すると考えると、どちらが株価の下げが大きいかは、
説明するまでもないでしょう。

同じ利益2億円の企業でも、売上高利益率が高い企業と低い企業では、
こんなところに差が出てくるんですね。
(売上高純利益率だと特別利益などの余分な要素も入ってしまうので、
売上高営業利益率や、売上高経常利益率を見てもいいでしょう)

売上高が1000万ドルで利益率が15%の会社Aがあり、
売上高が1億ドルで利益率が5%の会社Bがあるとします。
私なら、Aをとります。
【ウォーレン・バフェット】


まとめとして、不況時にも業績を落としにくい企業とは、

①「安いもの」を扱う企業(絶対的・相対的な安さ)
②「買わざるを得ないもの」を扱う企業
③ 売上高利益率の高い企業


これらの条件を満たした企業となります。
(複数の条件を満たしていれば、さらに良い)

永続的な成功を可能にするためには、低コスト構造を達成している業者、
あるいは世界的なブランドを持つ業者が持つ強力な防壁が欠かせません。
【ウォーレン・バフェット】


全く同じようなTシャツでも、ナイキのロゴが入っているだけで、
少し高くてもそっちを買う人は多いですよね。
つまり、ブランド力のある企業は、売上高利益率も高いのです。

また、他社が真似できないものを作っているような企業も、
売上高利益率が高い傾向がありますね。
日清カップヌードルの味は、他のメーカーでは出せない味でしょう。
ゆえに、他より30円高くても売れるのです。

バフェット氏の保有している(保有していた)銘柄の上位には、
コカ・コーラ、P&G(洗剤など)、ジレット(ひげ剃り)、BNSF鉄道など、
不況に強いであろう銘柄群が、ズラリと名を連ねていますね。

バフェット銘柄と称して、ROEの高い銘柄ばかりを
買いあさっている人をたまに見かけますが、
それってバフェット銘柄なのか?と思ってしまうことがしばしばです。
バフェット本人も、もちろんROEなどの指標は見るものの、
そんな指標よりも企業の事業内容を最重視しているように思います。
(バフェットの保有銘柄を見れば一目瞭然ですね)

ゆうゆー投資法の場合は、まず成長性ありきなので、
これらの不況に強い企業が全て買いだということではないのですが、
まだ若い企業で成長性があり、かつこれらの要素を持っていれば、
それは素晴らしい投資対象になる可能性が高いと思います。
バフェットは、上で挙げたような素晴らしい企業を、
成長の初期段階で購入し、大成功しているのです。

買えば何でも上がるような好況の今こそ、来たる不況に備えて、
慎重に銘柄選択をしておく必要があると思います。
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■ 初期資産:100.0 万円
■ 現行資産:275.2 万円
■ 運用日数:1294 日(3年6ヶ月)
※ 2016.10.29 更新
年度 ゆうゆー TOPIX
 2013年(4/15~) +30.8 % +14.4 %
 2014年 +80.1 % +8.1 %
 2015年 +29.8 % +9.9 %
 2016年(~10/29) -10.0 % -10.0 %
トータルリターン +175.2 % +12.3 %
平均年利 33.0 % 5.9 %
上記は、ブログ公開用のサブ口座の運用記録です。
メイン口座の方は非公開とさせていただきます。
手数料、税金、配当、優待等は加味していません。

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