銘柄分析[9381 エーアイテイー] ※旧手法

こんにちは、ゆうゆーです。

先日、最後の現金を投じて購入したエーアイテイーについて、
どのような分析をして購入するに至ったかを、解説したいと思います。

まず、何はともあれ過去7年間の業績をチェックしてみます。
売上・利益ともに安定的に成長していれば、合格です。

29.jpg

30.jpg

まさに階段のようですね。
実はこの企業、12期連続で増収増益を達成しており、今も継続中です。
この時点で、私の感覚勝率は70%です。

次に、今後の成長余地について調べてみます。

まず、この会社の事業内容ですが、
海外(主に中国)-日本間の海上貨物輸送(主に輸入)を扱っています。
ただ、この会社自体が貨物を輸送しているわけではなく、
輸送の仕事を請け負って、輸送業者に委託しているのですね。

M&A等により、シェアを伸ばして成長しているようですが、
トレファクやALサービスのような店舗拡大型の企業ではないため、
成長ストーリーを具体的にはイメージしにくいですね・・・。

ですが、次のような資料を見つけました。

31.jpg
(エーアイテイー公式サイトより)

これは2011年度の資料ですが、日中間コンテナ輸送に関して、
市場全体に対するAIT社のシェアは、わずか6.3%です。
普通に考えて、シェア拡大の余地はまだまだありそうですね。

よって、成長余地は十分に残されているでしょう。
ただ、店舗拡大型のような、素人にとっての分かりやすさはないため、
この時点では、控えめに勝率75%としておきます。

さて、財務内容をもう少し詳しく見てみましょう。
財務の安全性を表す自己資本比率は、かなり高水準の70.4%です。
ALサービスやヒトコムと肩を並べるレベルですね。
ここまで高い水準だと、とても安心して持っていられます。
勝率は80%に上がりました。

ROE、ROAのチェックもしておきましょう。
ROEは約24%、ROAは約17%で、素晴らしい水準です。
特にROAは、超優良企業のALサービスのさらに上をいく数字で、
これを何年間も維持しているのは、さすがに驚きを隠せません。

最小限の借入れで、高いROEを達成している企業を探せ。
【ウォーレン・バフェット】


というバフェットの言葉に、見事に合致した企業ですね。
ここで、勝率は85%に上がりました。

次に、キャッシュ・フローを見てみましょう。
営業活動で大きなキャッシュを稼いで、その範囲内で未来への投資と、
借金返済(その中身は実は、配当の支払いですが・・・)を賄っています。
ALサービスと同じく、優秀型のキャッシュ・フローですね。
参照記事:キャッシュ・フロー
ここで勝率はさらに上がり、90%になりました。

次にPEGレシオのチェックです。
この企業のEPS成長率ですが、ROEと過去のEPS成長率から判断して、
15%と仮定します。
購入時の予想PERは12.2倍でしたので、PEGレシオは0.81となります。
PEGレシオが1.0で「妥当な水準」、0.5で「きわめて魅力的」なので、
参照記事:PEGレシオ
0.81だと、まあまあ魅力的といったところでしょうか。
勝率は、90%に据え置きです。

最後に、不況や円高・円安への感応度はどうでしょうか?
業務内容的に、景気が落ち込めば輸送貨物量も落ちるでしょうから、
景気にある程度は左右されそうな気もしますが、
12期も連続で増収増益を達成するような企業ですから、
不況や為替変動に大しては、間違いなく強いと言えるでしょう。
財務内容も極めて良好ですし・・・。
不況に強そうな商品を扱っていれば、さらに勝率アップなのですが、
そうでもないので、勝率は90%のままです。

以上により、この銘柄に対しては9割は勝てるという自信を持って
投資をしています。
桧家ホールディングスは8割でしたので、それを超える自信度ですね。

尚、この銘柄で最も惚れ込んでいる点は、ROA(高さ+安定感)です。
この数字が、いかに優れたビジネスであるかを物語っています。

これが、この銘柄に投資すると決めた理由です。

何をどんな理由で保有しているのか知る必要がある。
「大丈夫、この株は上がる」という根拠のないアプローチは
当てにならない。
【ピーター・リンチ】



[2014.4.10 追記]

当記事での銘柄分析は、旧手法によるものですのでご注意ください。
新手法[私の投資方針と投資基準]による分析は、近日公開予定です。

コメント


管理者のみに表示

トラックバック