投資手法の第一条件「合理的であること」

こんにちは、ゆうゆーです。

すぽさんのブログ記事「儲かる企業とそうでない企業」を読ませていただき、相変わらず分かりやすく質の高い良記事を書かれるなぁと感心しています。
この記事の中では、すぽさんの企業分析における着眼点として、

1.ニーズがあること
2.競争を避けられるビジネスモデルを有していること
3.競争に勝てる強みを有していること(2が満たせない場合)


といった部分をポイントに見ていることが分かります。この考え方は合理的であり、この条件を満たす企業ならそりゃ儲けられるでしょう、と思わせられますよね。


ただ、これはあくまですぽさんのやり方であり、必ずしもこの型でなければいけない、というものではないと思っています。最も肝心なのは合理的であることであり、ここさえ押さえていれば後はどんなやり方でも構わないはずです。

そこで自分自身のやり方を振り返ってみると、私の投資手法は、

1.成長のやり方(=成長ストーリー)が確立されていること
2.それを阻害する大きな要素「成長限界」「不況」「競合他社」への耐性があること


というものであり、すぽさんが「儲かる仕組み」をベースにしているとするならば、私は「成長する仕組み」をベースにしているとも言えます。
そして、これもこれで合理的だと思っています。それは、この条件を満たしている企業ならばまず今後も業績を伸ばし続けられるだろうと言えるからです。
まぁ、本当にこの条件に合うかどうかを分析でどれだけ精度よく見抜けるかはまた別問題なのですが・・・orz


また、別のアプローチとして「実績から入る」というやり方も有りだと思います。例えば投資銘柄を「過去10年間、業績が概ね右肩上がりの企業に絞る」「過去5年間、営業利益率が安定して10%を超えている企業に絞る」などです。
過去10年間も業績が右肩上がりであるということは、偶然とはまず考えられないので、私の投資手法で言えば1を満たしていることはほぼ明白ですし、2も(「成長限界」以外は)満たしている可能性が高いはずです。

ビジネスモデルなどの定性的な分析がどうしても苦手な方などは、こういうやり方もあるということです。もちろん、過去の数字が必ず未来を暗示しているとは限りませんし盤石な方法ではありませんが、少なくともサイコロで選ぶよりは有望企業を掴める可能性は高いはずです。

ニトリやALサービスやDVxを、過去10年以上増収増益だからという理由だけで買って儲けている人がいたとしても、それはそれでまあまあ合理的な選び方だと思いますから、私としては特に不思議ではありません。
それよりも「個人投資家パフォーマンスランキングの上位に入っているから、投資対象から外す」といった、たまに目にする謎理論の方がはるかに合理性を見出せません。
まぁ、中長期でなく短期的な株価変動の話ならばこの理論も分からなくはないですけどね・・・。


繰り返しになりますが、まず大切なのは合理的か否かであり、分析が浅いか深いか、シンプルか複雑かといった部分は二の次です。
例えパクリ投資でも、合理的でありさえすれば儲けられる(※注 パクリ投資が合理的だとは言っていません)のが株式投資なんですね。

また、みなさまが三者三様の合理的な手法で投資銘柄を選んだ結果、同じ銘柄に辿り着いていることもたびたびあったりしますよね。

儲かる企業、成長を続けられる企業はそうそうたくさんあるものではないと思いますが、「今後、業績を伸ばす企業を探す」という目的が同じなら、(手法そのものが合理的であり、その分析内容も大きく間違ってさえいなければ)アプローチの仕方こそ違えど、最終的には似たようなゴール地点に辿り着いているというのは面白いところです。
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コメント

No title
ゆうゆーさん、こんばんは。

ゆうゆーさん、すぽさん、エナフンさんのブログは欠かさず読むようにしているのですが、初心者でもとても分かりやすい解説をしていると思います。

株式投資を始める時には、本屋に行くよりもまずこれらのブログを読んだほうが理解が進みますし、何より「株ってルールが分かれば自分でもなんとかなりそう」と思えるのが大きいですね。

(本屋でパラパラと眺めてみても、妙に難解な理論だったり、「これ買えばストップ高連発!」などと短期上昇を煽っていたり、読んでも全く投資意欲が湧かない・・・・という本が多いですね。ピーター・リンチ関連の本なんてまず見かけることがありませんし。汗)
  • 2016-03-22 | 21:50 |
  • KIRIN | URL |
  • [edit]
ゆうゆーさん、いつも楽しくブログ読ませて頂いてます。
質問なのですが、ゆうゆーさんの投資法では過去の業績はあまり重視しないということですか?成長ストーリーが描けていれば、結果として過去の業績が堅調に推移しているということが多いのかもしれませんが、例えば、成長ストーリーは描けるものの、過去の業績はパッとしない、こんな場合は投資対象になりうるのでしょうか?ちなみに、私は過去の業績重視しますので、私の基準ではアウトです。
  • 2016-03-23 | 07:56 |
  • ありだん | URL |
  • [edit]
Re: No title
KIRINさん、こんにちは。

今日、以下のようなニュース記事がたまたまリツイートで流れてきました。
http://news.livedoor.com/article/detail/11319716/

何が言いたいのか私にはサッパリ分かりません。「バリュー>グロース」と言いたいようにも感じますが、その結論に至るまでのプロセスに合理性が感じられません。こんな記事を初心者が読むと、株なんてやる気が失せるでしょうね。

すぽさんやエナフンさんは私よりもはるかに投資や企業分析に精通しておられますが、二人とも決してややこしいことを言っておらず、分かりやすくて理屈が通っているところが読者を惹きつけるんでしょうね。
  • 2016-03-23 | 08:28 |
  • ゆうゆー | URL |
  • [edit]
Re: タイトルなし
ありだんさん、こんにちは。

理論的には過去の業績がどうであれ、成長ストーリーを持つ(=今後伸びる)という根拠があれば投資してもよいのですが、それには本当によく「その根拠」のことを理解し、自信を持っておかなくてはなりません。

しかし、それはそんなに難易度の低い話ではないと思います。企業の転換点を狙うより、今まで順調に成長してきた企業が今後も同じように成長し続ける方に賭ける方がはるかに当たりやすいですよね。

なので、私も絶対とは言わないまでも過去の業績推移はかなり重要視しています。
  • 2016-03-23 | 08:28 |
  • ゆうゆー | URL |
  • [edit]
なるほど。わかりやすい説明ありがとうございます。また、何かあったら質問させてください。
  • 2016-03-23 | 12:40 |
  • ありだん | URL |
  • [edit]
No title
ゆうゆーさん、こんばんは。
確かに「増収増益を達成している企業に投資する」というのは合理的だと思います。ただ、そのような企業は常に株価が高い状態にあるので、勇気を持って踏み出すか、暴落まで待つか、といった判断が必要になってきます。

テニスに例えれば、自分はベースラインプレーヤーなので「暴落まで待つ」タイプかもしれません。
サーブ&ボレーのような勇気も必要なのでしょうが・・・これがなかなか難しいですね。
  • 2016-03-23 | 23:45 |
  • みっち | URL |
  • [edit]
Re: No title
みっちさん、こんにちは。

おっしゃる通りで、そういう企業は得てして株価も高い傾向にありますね。そういうのが下がってくるまで待てば勝率こそ上がるでしょうが、機会損失に繋がる可能性もあります。
「株式投資は三振のない野球だ」と言っても、100球も見逃していたら日が暮れてノーゲームになってしまいます。ある程度打てると思えば、ど真ん中でなくとも振ってゆく勇気も必要かもしれませんね。

また、基本のベースラインプレーにサーブ&ボレーを織り交ぜてゆく(少量だけ買っておく)という考え方も有効でしょうね。
  • 2016-03-24 | 05:34 |
  • ゆうゆー | URL |
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■ 初期資産:100.0 万円
■ 現行資産:275.2 万円
■ 運用日数:1294 日(3年6ヶ月)
※ 2016.10.29 更新
年度 ゆうゆー TOPIX
 2013年(4/15~) +30.8 % +14.4 %
 2014年 +80.1 % +8.1 %
 2015年 +29.8 % +9.9 %
 2016年(~10/29) -10.0 % -10.0 %
トータルリターン +175.2 % +12.3 %
平均年利 33.0 % 5.9 %
上記は、ブログ公開用のサブ口座の運用記録です。
メイン口座の方は非公開とさせていただきます。
手数料、税金、配当、優待等は加味していません。

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