こんにちは、ゆうゆーです。
本業の話ですが、とある顧客(企業)より「お金にならない仕事で申し訳ないのですが」と前置きされ、相談を受けることがたまにあります。
こんな風に前置きされると、よほどのお人よしでもない限り「面倒だなぁ」と思うのが普通です。それも、どんな仕事であれ一定時間勤務していれば固定給をもらえる普通の社員ならまだしも、経営者ともなると会社の儲けが全てですので、お金にならない仕事は極力避けたいのが本音でしょう。
もちろんそれは私とて同じです。お金にならないと分かっている仕事ほど、やる気の失せる仕事はありません。
しかし、こういう前置きをされると私の場合「これはお金になりそうな仕事だぞ!」と感じます。そして、その仕事は実際にお金になっている場合が多い気がします。
どういうことかと言いますと、もちろん「お金にならない仕事」と明言されているわけですから、その仕事そのものは確かにお金になりません。
ただ、こういう仕事は誰でもやりたがらないということくらい、お客さんも分かっています。それを敢えて快く引き受けることで、お客さんも「この人はお金にならない仕事でも快く引き受けてくれる、信頼できる良い人だ」という印象を持ってくれるのです。
そうすると、次の(お金になる)仕事が来た時に「あの人なら信頼できるから」ということで、まず最初に私のところにその仕事を持ってきてくれるかもしれません。
もちろん私個人だけでなく、会社としてこういう信頼を積み重ね、「困ったらとにかくゆうゆーさんの会社に相談すればいい」と思ってもらえるようになれば最高ですね。そこまでいけば、もうそのお客さんを失うことはないでしょう。
こういう考えがあって私は、社風として「顧客満足」を社内に染み付かせようとしているわけです。お金になるかどうかより、とにかく顧客を満足させることが最優先という考えです。それが結果としてお金を生むことが多いのですから。
ところで、KeePer技研の「キーパー製品等関連事業」についても、一見お金にならない行為がお金になっていると思える事例があります。
この製品販売事業は、コーティングや洗車に使う製品(ケミカル等)を販売するという一見単純な事業なのですが、KeePer技研という会社は単に製品を販売するだけに留まらず、わざわざ全国にトレーニングセンターを設置してお客さん(ショップのスタッフ)を呼び、研修会を開き、さらに検定や技術コンテストまで行っているのです。
これらは無料でこそないようですが、これだけではとても採算の取れるものではないと社長も言っています。
ショップ側からすれば、ここまで厚意にしてもらっていてはもはやKeePer以外の製品に切り替えるという発想にすらならないのではないか、と私は想像します。
これは、直接的にはお金にならない行為が間接的には大きなお金を生んでいるという、素晴らしい事業戦略です。
「顧客満足」という考え方は本当に偉大です。多くの企業がこれをスローガンに掲げていますが、実際に本気でこれを実行できている会社は少ないと思いますし、私の会社だってまだまだ出来ていないところはたくさんあります。
会社経営に活かすことはもちろん、投資銘柄の選定にあたっても「顧客満足の徹底度」は競争優位性の一つとして、重視してゆきたい部分です。
セールスに成功するためには、あなたはまず第一に顧客へのサービスに徹することを考えねばなりません。そうすればあなたの成功は確実です。
【ジョセフ・マーフィー】
本業の話ですが、とある顧客(企業)より「お金にならない仕事で申し訳ないのですが」と前置きされ、相談を受けることがたまにあります。
こんな風に前置きされると、よほどのお人よしでもない限り「面倒だなぁ」と思うのが普通です。それも、どんな仕事であれ一定時間勤務していれば固定給をもらえる普通の社員ならまだしも、経営者ともなると会社の儲けが全てですので、お金にならない仕事は極力避けたいのが本音でしょう。
もちろんそれは私とて同じです。お金にならないと分かっている仕事ほど、やる気の失せる仕事はありません。
しかし、こういう前置きをされると私の場合「これはお金になりそうな仕事だぞ!」と感じます。そして、その仕事は実際にお金になっている場合が多い気がします。
どういうことかと言いますと、もちろん「お金にならない仕事」と明言されているわけですから、その仕事そのものは確かにお金になりません。
ただ、こういう仕事は誰でもやりたがらないということくらい、お客さんも分かっています。それを敢えて快く引き受けることで、お客さんも「この人はお金にならない仕事でも快く引き受けてくれる、信頼できる良い人だ」という印象を持ってくれるのです。
そうすると、次の(お金になる)仕事が来た時に「あの人なら信頼できるから」ということで、まず最初に私のところにその仕事を持ってきてくれるかもしれません。
もちろん私個人だけでなく、会社としてこういう信頼を積み重ね、「困ったらとにかくゆうゆーさんの会社に相談すればいい」と思ってもらえるようになれば最高ですね。そこまでいけば、もうそのお客さんを失うことはないでしょう。
こういう考えがあって私は、社風として「顧客満足」を社内に染み付かせようとしているわけです。お金になるかどうかより、とにかく顧客を満足させることが最優先という考えです。それが結果としてお金を生むことが多いのですから。
ところで、KeePer技研の「キーパー製品等関連事業」についても、一見お金にならない行為がお金になっていると思える事例があります。
この製品販売事業は、コーティングや洗車に使う製品(ケミカル等)を販売するという一見単純な事業なのですが、KeePer技研という会社は単に製品を販売するだけに留まらず、わざわざ全国にトレーニングセンターを設置してお客さん(ショップのスタッフ)を呼び、研修会を開き、さらに検定や技術コンテストまで行っているのです。
これらは無料でこそないようですが、これだけではとても採算の取れるものではないと社長も言っています。
ショップ側からすれば、ここまで厚意にしてもらっていてはもはやKeePer以外の製品に切り替えるという発想にすらならないのではないか、と私は想像します。
これは、直接的にはお金にならない行為が間接的には大きなお金を生んでいるという、素晴らしい事業戦略です。
「顧客満足」という考え方は本当に偉大です。多くの企業がこれをスローガンに掲げていますが、実際に本気でこれを実行できている会社は少ないと思いますし、私の会社だってまだまだ出来ていないところはたくさんあります。
会社経営に活かすことはもちろん、投資銘柄の選定にあたっても「顧客満足の徹底度」は競争優位性の一つとして、重視してゆきたい部分です。
セールスに成功するためには、あなたはまず第一に顧客へのサービスに徹することを考えねばなりません。そうすればあなたの成功は確実です。
【ジョセフ・マーフィー】
2016/04/04 (月) [社長日記]
ゆうゆーさん、こんばんは。
収益源を「キーパーラボ」だけにたよってないのがこの会社の強みですね。
ただ、私は最近の傾向を危惧しています。ただの思いすごしかもしれませんが・・・
それは、「本当にお客さんは満足して高単価の商品を選んでいるのか?」ということです。売上でみた場合、来店客数の伸び率の鈍化をカバーするには、商品単価のアップが一番手っとり早いです。単純な掛け算です。しかし、単価アップを目論んだ商売をしていると、更なる客数減少を招く側面もでてきます。「ダイヤ」が好調とはたして手放しで喜んでよいのでしょうか・・・。
収益源を「キーパーラボ」だけにたよってないのがこの会社の強みですね。
ただ、私は最近の傾向を危惧しています。ただの思いすごしかもしれませんが・・・
それは、「本当にお客さんは満足して高単価の商品を選んでいるのか?」ということです。売上でみた場合、来店客数の伸び率の鈍化をカバーするには、商品単価のアップが一番手っとり早いです。単純な掛け算です。しかし、単価アップを目論んだ商売をしていると、更なる客数減少を招く側面もでてきます。「ダイヤ」が好調とはたして手放しで喜んでよいのでしょうか・・・。
ゆうゆーさん、こんばんは。
久しぶり(今年初)にコメントさせていただきます。
今回の記事は自分とも重なる内容でした。
パソコンのエンジニアをしていた時代に、お客様から相談(お金にはならない)を受けたりしてとても親密になり、その後たくさんお金になる仕事をもらったという事がありました。
お金にならない事が会社に明らかになれば、上司からは有償にしろと指示を受けるような内容もありましたが、
誠意を持って対応していた事が実ったのをを思い出させてくれる記事でした。
そのお客様担当者は転職され、現在は転職先からも仕事をくれるほど信頼を得た仲です。
同意できる記事として読ませていただきました。
久しぶり(今年初)にコメントさせていただきます。
今回の記事は自分とも重なる内容でした。
パソコンのエンジニアをしていた時代に、お客様から相談(お金にはならない)を受けたりしてとても親密になり、その後たくさんお金になる仕事をもらったという事がありました。
お金にならない事が会社に明らかになれば、上司からは有償にしろと指示を受けるような内容もありましたが、
誠意を持って対応していた事が実ったのをを思い出させてくれる記事でした。
そのお客様担当者は転職され、現在は転職先からも仕事をくれるほど信頼を得た仲です。
同意できる記事として読ませていただきました。
みっちさん、こんにちは。
なるほど、そのように考えられているのですね。
クリスタル(低単価)に比べてダイヤ(高単価)の伸び率は確かに大きいですが、これだけでは顧客満足度は測れないのではないかな、と思います。そこはニーズ(顧客の要望)を捉えることが重要で、ダイヤの方がニーズが高いようなら会社としてそちらを伸ばしてゆけばいいのではないでしょうか。それこそが顧客満足です。
また3月の苦戦は、全社的にどうこうということではなく地域的な問題のようです。早速、該当地域の店長とマネージャーで原因究明の検討会を行っているようですし、社長を筆頭にこの真摯な姿勢を崩さない限りはあまり心配していません。
なるほど、そのように考えられているのですね。
クリスタル(低単価)に比べてダイヤ(高単価)の伸び率は確かに大きいですが、これだけでは顧客満足度は測れないのではないかな、と思います。そこはニーズ(顧客の要望)を捉えることが重要で、ダイヤの方がニーズが高いようなら会社としてそちらを伸ばしてゆけばいいのではないでしょうか。それこそが顧客満足です。
また3月の苦戦は、全社的にどうこうということではなく地域的な問題のようです。早速、該当地域の店長とマネージャーで原因究明の検討会を行っているようですし、社長を筆頭にこの真摯な姿勢を崩さない限りはあまり心配していません。
マサさん、こんにちは。
それは素晴らしい経験をされましたね。そういう仕事なら自分もお客さんも気持ちいいですしね。私も本業ではそういうお金の儲け方を目指してやっています。
マサさんのような行為は、その気になれば誰でも真似できることであり、一見(他社・他人に対する)優位性とはならなそうですがそんなことはありません。人は大抵、目先のことばかり気にするからです。理屈は単純な長期投資が、いつまでも有効であり続ける理由と似ていると思います。
一見遠回りに見えることが、実は一番の近道だったということはよくありますね。
それは素晴らしい経験をされましたね。そういう仕事なら自分もお客さんも気持ちいいですしね。私も本業ではそういうお金の儲け方を目指してやっています。
マサさんのような行為は、その気になれば誰でも真似できることであり、一見(他社・他人に対する)優位性とはならなそうですがそんなことはありません。人は大抵、目先のことばかり気にするからです。理屈は単純な長期投資が、いつまでも有効であり続ける理由と似ていると思います。
一見遠回りに見えることが、実は一番の近道だったということはよくありますね。
ゆうゆーさん、こんばんは。
お返事ありがとうございます。
ダイヤのほうがニーズが高く、ダイヤが売れ数字が伸びる。と、いうことであるならばおっしゃる通り、何の心配もいりません。
では、予算達成のため無理にダイヤをお客様にすすめていたとしたら?
当然、各店舗はこんなこと報告できないでしょう。何か外的要因をこじつけようとするでしょうね。検討会も究明できなかったとあります。
まあ、お客さんのタイミングがただ偏っただけで、いらぬ心配だったと思える実績を期待しています。
お返事ありがとうございます。
ダイヤのほうがニーズが高く、ダイヤが売れ数字が伸びる。と、いうことであるならばおっしゃる通り、何の心配もいりません。
では、予算達成のため無理にダイヤをお客様にすすめていたとしたら?
当然、各店舗はこんなこと報告できないでしょう。何か外的要因をこじつけようとするでしょうね。検討会も究明できなかったとあります。
まあ、お客さんのタイミングがただ偏っただけで、いらぬ心配だったと思える実績を期待しています。
みっちさん、こんにちは。
クリスタルに比べてダイヤが好調なのは、この3月に限った話ではないですよね。3月のみの特徴ならばみっちさんのおっしゃることも分かりますが、この傾向は何ヶ月も継続していますから「ニーズの変化」と捉えるのが自然ではないかと思います。
以前、確か社長ブログだったと思いますがダイヤモンドキーパーのキャッチコピーを「年1回のメンテナンスで、5年耐久」から「3年間ノーメンテナンス」に変えたら、お客さんの反応が良くなった、といった話がありました。
この辺と関連しているのかもしれません。
クリスタルに比べてダイヤが好調なのは、この3月に限った話ではないですよね。3月のみの特徴ならばみっちさんのおっしゃることも分かりますが、この傾向は何ヶ月も継続していますから「ニーズの変化」と捉えるのが自然ではないかと思います。
以前、確か社長ブログだったと思いますがダイヤモンドキーパーのキャッチコピーを「年1回のメンテナンスで、5年耐久」から「3年間ノーメンテナンス」に変えたら、お客さんの反応が良くなった、といった話がありました。
この辺と関連しているのかもしれません。
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