こんにちは、ゆうゆーです。
私の投資手法では投資対象が「成長企業であること」というのが条件の一つになっているのですが、では成長企業とは具体的にどういう企業のことを言うのでしょうか?
過去、成長してきた企業のことでしょうか?
いいえ、違います。過去成長してきたからといって、今後も成長し続けられるとは限りません。今後成長し続ける(であろう)企業こそが、私の言う成長企業なんですね。
過去の成長実績は、あくまで今後の成長可能性を判断するための材料の一つとして見ているだけです。逆に言えば、今後成長するという確信が持てさえすれば過去の成長実績などどうでもいいのです。
現実には、そういうケースはほとんどありませんが・・・。
さて、今後成長する企業といってもまだ具体的ではありません。次の四半期決算で売上・利益を伸ばせる見込みがあるなら成長企業と言えるのかというと、まさかそんな馬鹿げた話はないですよね。1年後の決算であっても同じようなものです。
私の中での成長企業の定義とは「今後3~5年程度は成長を続けられる(増収・増益基調を続けられる)企業」というものです。よって、投資企業を決める際はその企業の3~5年後の姿を常に想像するように心がけています。
投資家によっては、その企業の10年後、20年後の姿を想像して投資している人もいるかもしれません。それはそれで一つの素晴らしい投資手法ですが、私には10年という期間はやや長すぎて予測しづらいと感じます。
「10年後も安泰なビジネスだということは分かったとしても、その間ずっと成長し続けられるかどうかまでは今の時点では分かるまい」と思うのです。
また、投資企業の3~5年後の姿を想像するというのは、「市場がどこまで企業の成長を織り込んでいるか?」ということにも関係しています。
これには明確な答えはありませんが、市場が織り込んでいるのは通常せいぜい1年後+αくらいまでであり(もちろん例外はありますが)、それ以上先の遠い未来についてはまず織り込んでいないと私は思っています。
とすると、それよりも長いスパンである「3~5年後の成長」を根拠に投資することで報われるというのは、理に適っているだろうというわけです。
企業の1年後の姿は既に株価に織り込まれている可能性が高く、上方修正や下方修正などがあってもそれは瞬時に株価に織り込まれます。よって、実際の投資には活かせません。
また、10年後、20年後の姿となると予測そのものが難しいため、これも投資には活かせない、というわけです。
エスクリの保有を続ける理由も、ミサワを売却した理由も、この視点(3~5年後に今よりも成長している姿が見えるかどうか)が基になっています。
ちなみに、これは投資期間が3~5年と言っているのではありません。5年経った後に改めて企業を評価してみて、その時点から見て「さらに3~5年は成長できる」という予測が立ったなら、結果的に10年間保有し続けることもあります。
逆に、投資した時点では3~5年成長できる見込みだと思っていてもその半年後に再評価した結果、「そろそろ成長限界が近い」と分かれば半年で売却することもあります。
また、成長性とは無関係に「割高」という判断で売るかもしれません。
さて、私の今年のここまでのパフォーマンスは全く冴えません。それもそのはず、私の保有企業たちの直近の決算や月次はあまり冴えないものばかりだからです。この先しばらくはこういう傾向が続くような気もしますから、近未来の業績を織り込んでいる株価が低迷するのは当然です。
しかしながら、今現在がどうであれ、これらの企業の3~5年後の姿こそが何よりも大事だと思っています。仮に5年後には今よりも成長しているとしても、その間の成長率が一定なんてことはまず有り得ません。一時的に鈍化している(ように見える)ケースなんてザラにあります。
今現在、業績も株価も勢いよく成長している銘柄(例えば、トリドール)ばかりが気になり、どうしても欲しくなってしまうものですが、3年前はそのトリドールだって業績・株価共に一時的に低迷していました。
今が良い・悪いに関わらず、3~5年後に今のトリドールみたいになっている銘柄こそが今現在のお宝株だという視点は忘れずに持っておきたいです。
私の投資手法では投資対象が「成長企業であること」というのが条件の一つになっているのですが、では成長企業とは具体的にどういう企業のことを言うのでしょうか?
過去、成長してきた企業のことでしょうか?
いいえ、違います。過去成長してきたからといって、今後も成長し続けられるとは限りません。今後成長し続ける(であろう)企業こそが、私の言う成長企業なんですね。
過去の成長実績は、あくまで今後の成長可能性を判断するための材料の一つとして見ているだけです。逆に言えば、今後成長するという確信が持てさえすれば過去の成長実績などどうでもいいのです。
現実には、そういうケースはほとんどありませんが・・・。
さて、今後成長する企業といってもまだ具体的ではありません。次の四半期決算で売上・利益を伸ばせる見込みがあるなら成長企業と言えるのかというと、まさかそんな馬鹿げた話はないですよね。1年後の決算であっても同じようなものです。
私の中での成長企業の定義とは「今後3~5年程度は成長を続けられる(増収・増益基調を続けられる)企業」というものです。よって、投資企業を決める際はその企業の3~5年後の姿を常に想像するように心がけています。
投資家によっては、その企業の10年後、20年後の姿を想像して投資している人もいるかもしれません。それはそれで一つの素晴らしい投資手法ですが、私には10年という期間はやや長すぎて予測しづらいと感じます。
「10年後も安泰なビジネスだということは分かったとしても、その間ずっと成長し続けられるかどうかまでは今の時点では分かるまい」と思うのです。
また、投資企業の3~5年後の姿を想像するというのは、「市場がどこまで企業の成長を織り込んでいるか?」ということにも関係しています。
これには明確な答えはありませんが、市場が織り込んでいるのは通常せいぜい1年後+αくらいまでであり(もちろん例外はありますが)、それ以上先の遠い未来についてはまず織り込んでいないと私は思っています。
とすると、それよりも長いスパンである「3~5年後の成長」を根拠に投資することで報われるというのは、理に適っているだろうというわけです。
企業の1年後の姿は既に株価に織り込まれている可能性が高く、上方修正や下方修正などがあってもそれは瞬時に株価に織り込まれます。よって、実際の投資には活かせません。
また、10年後、20年後の姿となると予測そのものが難しいため、これも投資には活かせない、というわけです。
エスクリの保有を続ける理由も、ミサワを売却した理由も、この視点(3~5年後に今よりも成長している姿が見えるかどうか)が基になっています。
ちなみに、これは投資期間が3~5年と言っているのではありません。5年経った後に改めて企業を評価してみて、その時点から見て「さらに3~5年は成長できる」という予測が立ったなら、結果的に10年間保有し続けることもあります。
逆に、投資した時点では3~5年成長できる見込みだと思っていてもその半年後に再評価した結果、「そろそろ成長限界が近い」と分かれば半年で売却することもあります。
また、成長性とは無関係に「割高」という判断で売るかもしれません。
さて、私の今年のここまでのパフォーマンスは全く冴えません。それもそのはず、私の保有企業たちの直近の決算や月次はあまり冴えないものばかりだからです。この先しばらくはこういう傾向が続くような気もしますから、近未来の業績を織り込んでいる株価が低迷するのは当然です。
しかしながら、今現在がどうであれ、これらの企業の3~5年後の姿こそが何よりも大事だと思っています。仮に5年後には今よりも成長しているとしても、その間の成長率が一定なんてことはまず有り得ません。一時的に鈍化している(ように見える)ケースなんてザラにあります。
今現在、業績も株価も勢いよく成長している銘柄(例えば、トリドール)ばかりが気になり、どうしても欲しくなってしまうものですが、3年前はそのトリドールだって業績・株価共に一時的に低迷していました。
今が良い・悪いに関わらず、3~5年後に今のトリドールみたいになっている銘柄こそが今現在のお宝株だという視点は忘れずに持っておきたいです。
2016/05/25 (水) [ゆうゆー投資法]
ゆうゆーさん、こんばんは。
トリドール…4年ほど前もってました。
当時は成長頭打ち囁かれる(店舗数限界か?とか)、ザルにカビがついてた写真のアップ(Twitterだったかな?)等々ありました。
結果株価は冴えず、成長止まったと判断して売却して今にいたります。そして、最近ずっと伸びてる株価を見て
持ってれば良かったなー(泣)ってなってました。
あのときは成長が止まったのではなく、踊り場でした。まだまだ成長余地があったんですね。
『3~5年後に今のトリドールみたいになっている銘柄こそが今現在のお宝株だ』
耳に痛すぎですが、実感してます。
トリドール…4年ほど前もってました。
当時は成長頭打ち囁かれる(店舗数限界か?とか)、ザルにカビがついてた写真のアップ(Twitterだったかな?)等々ありました。
結果株価は冴えず、成長止まったと判断して売却して今にいたります。そして、最近ずっと伸びてる株価を見て
持ってれば良かったなー(泣)ってなってました。
あのときは成長が止まったのではなく、踊り場でした。まだまだ成長余地があったんですね。
『3~5年後に今のトリドールみたいになっている銘柄こそが今現在のお宝株だ』
耳に痛すぎですが、実感してます。
すりぃさん、こんにちは。
トリドールは私も保有していた時期があります。その時はまさに「店舗数がそろそろ限界ではないか?」と思って手放したのですが、以外にもその後も順調に増やし続けてるんですね。
ニトリも同じような感じで成長限界を感じ、保有は見送りましたがどうやらその時点ではまだ限界には達していなかったようです。企業の本当の成長限界って、意外に高いところにあるのかもしれません。
トリドールは一時期、既存店がかなり低迷していましたからね。手放してしまうのも無理はないと思いますが(私もたぶん手放していると思いますが)、あそこはむしろ投資のチャンスだったんですね。うーん、日々勉強です。
トリドールは私も保有していた時期があります。その時はまさに「店舗数がそろそろ限界ではないか?」と思って手放したのですが、以外にもその後も順調に増やし続けてるんですね。
ニトリも同じような感じで成長限界を感じ、保有は見送りましたがどうやらその時点ではまだ限界には達していなかったようです。企業の本当の成長限界って、意外に高いところにあるのかもしれません。
トリドールは一時期、既存店がかなり低迷していましたからね。手放してしまうのも無理はないと思いますが(私もたぶん手放していると思いますが)、あそこはむしろ投資のチャンスだったんですね。うーん、日々勉強です。
確かに・・・株価は1年くらい先までしか織り込まないものですね。アルファポリスで二回行ってこいの乱高下の直撃を受けてそういうもんなんだなあと勉強になりました。(そうかと思えば自分が投資を見送った株はいつまでも高い人気を誇って高PERをキープしていたりするのが株式投資あるある現象でしょうか(笑))
私はいつも数年先はある程度根拠に基づいた予測を、10年以上先は大いなる妄想を抱いて投資しておりますので、そうやって暴落すると安い安いと早すぎるタイミングで買い増ししてしまうのがよくないなと反省しきりです
私はいつも数年先はある程度根拠に基づいた予測を、10年以上先は大いなる妄想を抱いて投資しておりますので、そうやって暴落すると安い安いと早すぎるタイミングで買い増ししてしまうのがよくないなと反省しきりです
sunさん、こんにちは。
例えば平均で年率20%の成長をしている企業でも、それが0%に留まる年もあれば50%に達する年もありますが、株価はそれを顕著に反映しますね。
ある年に業績が横ばいであれば、あたかも永久に無成長のままかというくらい叩き売られますし(今期のアルファポリス?)、逆に業績を50%も伸ばそうものなら、永久に50%成長が続くと見られることはないにしろ、やはり本来の実力以上に過大評価されがち(1年前のシュッピン?)な気がします。
マーケットの値動きからタイミングを測るのは難しいので、「この価格以下ならお買い得」という絶対的な基準をぼんやりでも決めておくのが良いかもしれませんね。
例えば平均で年率20%の成長をしている企業でも、それが0%に留まる年もあれば50%に達する年もありますが、株価はそれを顕著に反映しますね。
ある年に業績が横ばいであれば、あたかも永久に無成長のままかというくらい叩き売られますし(今期のアルファポリス?)、逆に業績を50%も伸ばそうものなら、永久に50%成長が続くと見られることはないにしろ、やはり本来の実力以上に過大評価されがち(1年前のシュッピン?)な気がします。
マーケットの値動きからタイミングを測るのは難しいので、「この価格以下ならお買い得」という絶対的な基準をぼんやりでも決めておくのが良いかもしれませんね。
ゆうゆーさん、こんにちは。
とりどーるの最近の業績を確認してみると、売上増に寄与しているのは「海外展開」のようですね。国内では一通り出店が終わっている印象もありますが、価格安めの手頃な大衆食として海外でもヒットしているということでしょうか。海外にうどん屋さんってあんまり無さそうですし。
また、ニトリの場合は「西日本」にたくさん出店しているのが業績向上に寄与してますね。(海外も今後増えてきそう)
ニトリは「家具版のユニクロ」みたいな会社で、出店戦略が郊外から駅前商業モールに移行しつつあったり等、過去のユニクロとよく似た戦略をとっている印象があります。最近だけでも近所に4店も出店しています。
とりどーるの最近の業績を確認してみると、売上増に寄与しているのは「海外展開」のようですね。国内では一通り出店が終わっている印象もありますが、価格安めの手頃な大衆食として海外でもヒットしているということでしょうか。海外にうどん屋さんってあんまり無さそうですし。
また、ニトリの場合は「西日本」にたくさん出店しているのが業績向上に寄与してますね。(海外も今後増えてきそう)
ニトリは「家具版のユニクロ」みたいな会社で、出店戦略が郊外から駅前商業モールに移行しつつあったり等、過去のユニクロとよく似た戦略をとっている印象があります。最近だけでも近所に4店も出店しています。
(続きです)
とりどーるは社名のとおり、元々焼鳥メインの居酒屋がコア事業だったのですが、いつの間にか「讃岐うどんを全国チェーン展開している会社」というほうで一般には有名になっています。
香川県に讃岐うどん一号店を出してましたが不振?だったのか、閉店した跡地が「クローバー珈琲」という喫茶店になってました。その喫茶店の親会社がどこなのか調べてみたらとりどーるだったりします(^^;
社名や出店戦略から考えると、売上やエリア拡大にかなり野心的で、柔軟でしたたかな対応ができている会社という印象ですね。
この2社とも最初の成長戦略で鈍化した時に、うまく「第二の成長戦略」を軌道に載せたのが大きいですね。
とりどーるは社名のとおり、元々焼鳥メインの居酒屋がコア事業だったのですが、いつの間にか「讃岐うどんを全国チェーン展開している会社」というほうで一般には有名になっています。
香川県に讃岐うどん一号店を出してましたが不振?だったのか、閉店した跡地が「クローバー珈琲」という喫茶店になってました。その喫茶店の親会社がどこなのか調べてみたらとりどーるだったりします(^^;
社名や出店戦略から考えると、売上やエリア拡大にかなり野心的で、柔軟でしたたかな対応ができている会社という印象ですね。
この2社とも最初の成長戦略で鈍化した時に、うまく「第二の成長戦略」を軌道に載せたのが大きいですね。
KIRINさん、こんにちは。
日本の外食は、基本的には海外でも通用すると考えています。文化の違いはありますが、こと「食」に関しては日本が世界一かもしれないと私は思っていますので。それくらい日本の料理は美味しく、サービスも行き届いています。
エリア拡大で成長するには、まずは「強い商品・サービス」を持っていることが大前提ですね。ユニクロ、ニトリ、丸亀に共通するのは、「低価格で、かつ中レベルの商品」を持っているところでしょうか。無論、利幅を削って安くしているなどは論外ですが、これらの企業はそうではないですからね。
特に低価格というのは世界共通の魅力でしょうから、エリアがどこであれ有効なのかもしれませんね。
日本の外食は、基本的には海外でも通用すると考えています。文化の違いはありますが、こと「食」に関しては日本が世界一かもしれないと私は思っていますので。それくらい日本の料理は美味しく、サービスも行き届いています。
エリア拡大で成長するには、まずは「強い商品・サービス」を持っていることが大前提ですね。ユニクロ、ニトリ、丸亀に共通するのは、「低価格で、かつ中レベルの商品」を持っているところでしょうか。無論、利幅を削って安くしているなどは論外ですが、これらの企業はそうではないですからね。
特に低価格というのは世界共通の魅力でしょうから、エリアがどこであれ有効なのかもしれませんね。
確かに「強い商品+大衆向けの低価格」を持っている企業は、世界でも商売できるので成長限界がかなり高くなる可能性がありますね。
ユニクロ衣料の頑丈さはおそらく世界一だと思いますし、すぐ買いかえたり予備を買ったりできる程度の「低価格」も魅力です。
おそらくユニクロが提案している「衣料の頑丈さ+手頃な庶民価格」と競争できる企業は現状皆無に近く、その価値は世界にも通用するのでしょう。外食産業やコンビニも世界で争える価値がありますね。
また、日本での「販売価格」は海外から見れば「異常な安さ」と思われていることも少なくないようで、インバウンドは日本製品の品質と安さが評価されている、とも言えそうです。
ユニクロ衣料の頑丈さはおそらく世界一だと思いますし、すぐ買いかえたり予備を買ったりできる程度の「低価格」も魅力です。
おそらくユニクロが提案している「衣料の頑丈さ+手頃な庶民価格」と競争できる企業は現状皆無に近く、その価値は世界にも通用するのでしょう。外食産業やコンビニも世界で争える価値がありますね。
また、日本での「販売価格」は海外から見れば「異常な安さ」と思われていることも少なくないようで、インバウンドは日本製品の品質と安さが評価されている、とも言えそうです。
KIRINさん、こんにちは。
「品質が良い」「安い」ということの他に、「癖のない商品」というのも世界で通用するポイントの一つかもしれませんね。ユニクロの服はとてもシンプルで、明らかに(マニア向けではなく)大衆向けと言えます。
海外は、日本とは文化が違いますから日本で評判だからといって海外でも同じように評判が得られるとは限りませんが、こういうシンプルな大衆向け商品は万国共通で受け入れられそうな気がしますね。ニトリの家具にしても同じだと思います。
日本で出店し尽くし、海外で結果を出し始めた企業の中にもお宝株はありそうですね。今後はそちらにも目を向けてゆきたいです。
「品質が良い」「安い」ということの他に、「癖のない商品」というのも世界で通用するポイントの一つかもしれませんね。ユニクロの服はとてもシンプルで、明らかに(マニア向けではなく)大衆向けと言えます。
海外は、日本とは文化が違いますから日本で評判だからといって海外でも同じように評判が得られるとは限りませんが、こういうシンプルな大衆向け商品は万国共通で受け入れられそうな気がしますね。ニトリの家具にしても同じだと思います。
日本で出店し尽くし、海外で結果を出し始めた企業の中にもお宝株はありそうですね。今後はそちらにも目を向けてゆきたいです。
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