ブログを休止して感じたこと

こんにちは、ゆうゆーです。

休止中と言いながら、何だかんだで更新していますね(笑)
とはいえ、自分の中では、それなりに内容のある記事を最低一ヶ月に一回はアップしているブログを「活動しているブログ」と見なしていますので、今の自分のブログはそれに当てはまりません。

よって、まだしばらくは休止中の看板を下ろさずにいようと思います。この看板を掲げていた方がむしろ変なプレッシャーから解放され、意外に有意義な内容のネタを思いついたりしますから。


さて、投資ブログを休止し、ツイッターからも離れてしばらく過ごしてみたところ、いろいろ身をもって感じることがありました。

一つは、それでも資産は増えてゆくということです。増えるペースも休止前から落ちるようなこともありません。
考えてみればそれも当然の話で、私が投資ブログを休止しようとも、私の保有企業たちが企業活動を休止してしまうわけではありませんからね。

バフェットは「最低でも10年は保有できる企業へ投資しなさい」と言っています。
私は10年という期間は少々長すぎて予想するのが難しいと感じていますので、ここの感覚はバフェットとは少し異なるのですが、それでも最低3年、できれば5年先の明るい未来ができるだけ具体的に描ける企業に投資することを是としています。

つまり、保有してから3~5年は「放置しておく」ことを最初から想定しているとも言えます。もちろん、実際には描いた未来とは異なる未来へと向かってゆくこともあったりするので、必ずしもそうはならないんですけどね。


ただ一つ、ブログを休止したことによる弊害があるとすれば、それは株式投資への情熱を失ってしまう懸念が増すことでしょうかね。
無論、私はそういう状況にはありませんが(情熱を失っていればそもそもこんな記事を書いていない)、そうなってしまう人の気持ちは分かるような気がします。

理論的な話で言えば、たとえ自分が株式投資への情熱を失ったとしても株を売りさえしなければ、その株(企業)が成長し続ける限り株価は上がり続け、資産は増えてゆきます。逆に情熱はあっても株価が下がる時は下がりますし、まぁ当たり前の話です。

余談ですが、これは経営でも同じで、社長自らが現場で汗水たらして毎日働いているような小さな会社でもない限り、明日から社長がその業務を放棄したからといってすぐに売上に影響が出るわけではありませんね。案外、トップがいなくても組織は回るでしょう。むしろその方が従業員はのびのび働けて、業績は好調だったりして・・・(笑)

しかし、これが長期的な話になると別で、現在の軌道に乗ったビジネスは永久に続くものではなく、いつかは大きな問題に直面するはずです。そういう局面が急に訪れるか、徐々に訪れるかは分かりませんが、その時こそトップの手腕が問われる時でしょう。
トップが経営を放ったらかしにして遊び呆けている企業はここで終了です。

株式投資(個別株投資)においても、ある時点では確かに成長企業であっても、いつまでも成長し続ける企業など存在せず、いつかは成長限界が訪れます。あるいは、当初予想しなかった想定外の悪い状況に企業が陥ることも考えられます。その時は当然、株の売り時なはずです。
その時にもしも株式投資への興味を失ってしまっていたらどういう結末を迎えるか、想像に難くないでしょう。

株式投資への情熱を失うことの弊害が出てくるのも、短期的にではなく長期的な話ですので気をつけたいところですね。


結局のところ、株式投資で儲けられない人というのは、①常識的に考えて不合理なやり方を取っている人か、②株式投資への情熱を失ってしまった人のどちらかではないか、と思います。

①は、そんなにハードルの高い話ではないと思うのですが、できていないと感じる方が一定程度存在します。この人たちは投資に向いていませんので、配偶者に財布の紐を握ってもらった方がいいと個人的には思います。(配偶者もそんな人なら・・・・・それは知りません。笑)

そんな①の人たちを除けば、株式投資で資産を増やせない人はだいたい②に当てはまるのではないか、と思います。
広義では、②も①の一部として見ることができるかもしれませんが・・・。

ある人は「相場が悪かった(運が悪かった)からだ」と言うでしょう。確かに、リーマンショック直前に株式投資を始めた人はその後、資産がピーク時の半分以下になってしまったケースも少なくないかもしれません。
(ちなみに、そこで資産がゼロにまでなってしまう人はそもそも①ができていない)

でも、この方々が資産を増やせなかった本当の原因はリーマンショックを喰らったことではなく、リーマンショックを喰らった後に株式投資をやめてしまったことにあると私は信じて疑いません。

なぜ、そこで株式投資をやめてしまうのか?
それは、(資産が大きく減ってしまったことにより)株式投資への情熱を失ってしまったからに他なりません。そんな状況でも株式投資への情熱を失わなかった素晴らしい投資家たちは、程度の差こそあれ、きっと今頃はリーマンショック前よりもさらに大きく資産を増やしていることでしょう。

やっぱり、株式投資への情熱は資産を増やし続けるための最大のパワーなんですね。

ブログ熱は冷めても、株式投資への情熱は冷めません。冷めさせません。株式投資への情熱が冷めることは、資産を増やすことを諦めることと同義ですから。


そういえば昨年の今頃は、エスクリの驚愕の3Qで資産を大きく減らした時期でした。あれから丸一年経ち、ブログ用資金の集計は止めてしまいましたが仮に続けていれば、そろそろ運用来高値を更新している頃だと思います。
情熱を絶やさない限り、時間は心の傷も資産の額も癒してくれる良い例となりました。

明日はまたエスクリの3Q決算発表を控えていますが、さてさてどうなるか。。。仮にまた傷ついても、また時間をかけて癒せばいいだけの話です。

成功するために大切なことは、(治癒不可能なほど大きく転ばないことは前提として)決して転ばないことではなく、転んでも転んでもまた立ち上がり、歩き出すことですもんね。

コメント

No title
資産増加が足踏みする時期に、ブログを更新する情熱を失った本人が、この記事をアップとは。。
続けていれば今頃、高値更新などとタラレバ言うとは思いませんでした。ファンだっただけに残念です。
Re: No title
はい、論破さん、こんにちは。

ブログ休止後も株式投資の方は続けていますので、自分としてはタラレバだという感覚はありませんでした。が、ブログの流れから言えばそう思われても仕方ないですね。

相変わらずいろいろ突っ込みどころが多いブログですが(汗)、大目に見ていただければ幸いです。
No title
ゆうゆーさん、こんばんわ。
株式投資を始めてまだ半年の未熟者です。
このブログは投資を始めた頃に読ませていただいて、大変参考になりました。

お陰で半年という短い期間ですが、PFも+20%という数字になり絶好調です。
これからも投資を頑張ってください。
熱意
ゆうゆーさん、おはようございます。

『株式投資への情熱が冷めることは、資産を増やすことを諦めることと同義』

いい言葉です。
資産を増やす算段をせず、給料が少ない、貯蓄ができないという人はそれ以上に浪費も激しかったりしますね。

エジソンだったと思いますが
体で稼げるのは少額で、頭で稼ぐのは多額みたいな言葉を残してます。
どんどん頭使っていきたいですし、生涯現役で熱意もって株やりたいと思っています。
Re: No title
踊るアフロさん、はじめまして。

ありがとうございます。半年で+20%というのは凄いですね。
ただ、ここ半年では日経平均やTOPIXもそれに近いくらい上がっているようですので、成績で判断するにはまだ少し早いかもしれませんね。

今後、どのような相場になってゆくか分かりませんが、お互い情熱をもって投資を継続してゆきましょう。
Re: 熱意
すりぃさん、こんにちは。

何事も、どうせやるなら熱意を持ってやった方が結果も伴いますし楽しいですよね。株式投資の場合、その結果というのが「お金」ですから特に頑張りがいがあります。
結果が出れば家族にも喜ばれるという特典もついてきますしね。仮にテニスで結果を出しても、家族に喜ばれるかは分かりませんから。

余談ですが、自社の直近の決算ですごく良い業績が出たのに、自分の報酬(給料)を上げなかったため妻に文句を言われております。イヤイヤ、オーナー社長なんだから結局、会社の業績次第でしょ!と言っているのですが、妻が何より重視するのは我が家の預金通帳への入金額のようです(笑)
No title
ゆうゆーさん こんにちは

こうしてたまに更新されて、一読者としてとてもうれしいです。
うまく表現できませんが、ゆうゆーさんの記事を読むと安心感というか安定感というか、プラスの感情をいつも感じます。
これからもプレッシャーにならない程度に、更新、とても期待しています(?笑

追伸 エスクリ、おめでとうございます!僕も買っておけば良かった(笑
No title
こんにちは
ツイッターを見て驚愕しました。まさかMEANINGさんのブログを推薦しているとは...!w
あれだけコメント欄でバチバチやり合って(?)いたのが嘘のようです。あの頃は面白いなぁと思いながら外野から見ていました。
私はどちらのブログもとっても好きなのでこういった形になってうれしいですね
今後とも応援しています。
Re: No title
大ちゃんパパさん、こんにちは。

ありがとうございます。なんというか、理論的なことを書いていてもどこか人間らしい部分が感じられる、ということですよね。

投資においても、理論が正しければいいというものではないと思っており、それを実行するのはあくまで人間ですから、人間らしさ抜きには語れないですよね。そういう部分も表現できればより伝わるかな、と思って書いています。

エスクリは、自分としてはほぼ予想通りの数字でサプライズではなかったのですが、株価の反応に驚きました。昨年の今頃はストップ安でしたが、ストップ高でもストップ安でも関係なく、冷静に企業として見ることを忘れずにいたいですね。
Re: No title
かっちゃんさん、こんにちは。

休止後まで応援していただき感謝です。
MEANINGさんの投資家としての知見や、それをブログに表現するスキルなどはもともと凄いと思っていましたし、尊敬もしていました。ただ、絡まれるのはイヤですが(笑)

推奨させていただいた三名に共通して言えることは、周りの考えや行動に一切左右されないくらいの強烈な信念を持っているということですよね。MEANINGさんが素晴らしい投資家だとして、仮に私がMEANINGさんのアドバイス通りにいつも行動していたとしたら、それは私がダメな投資家である証でもあるのかな、と思います。

こちらこそ、気まぐれなブログで申し訳ありませんが今後ともよろしくお願いします。
おめでとうございます
自社の好決算おめでとうございます。
喜ばしいことですね。
自信にも繋がるでしょうし、成長している会社の運営は楽しみにもなると思います。

奥さまとの感覚のズレは、なかなか笑い話ですね(笑)
女性はそういう感覚がやはり男とは違います。
なのでうちは別財布にしました。
No title
ゆうゆーさん、こんにちは。

一昨年に過去最大の損切をした際に、まさに「情熱を失った」状態になりました。ゆうゆーさんのブログがなければ、そのままフェードアウト間違いなしでした。先月分でようやく損切分を取り戻したので、ここからがスタートラインだと思っています。

ただ一方で、忙しさやトントンの安堵感から銘柄研究やIRへの質問等が手薄になっているのを感じます。過去記事で改めて勉強させてもらいますので、これからもボチボチとブログ更新お願いします。
Re: おめでとうございます
すりぃさん、こんにちは。

好決算自体もさることながら、どこがどのようにその数字につながったのかがハッキリ見えてくると、とてもやりがいを感じますね。仮に悪い状況になった時も、課題は何なのかをハッキリさせることが大切ですね。

妻の心理で一番分からないのは、自社の業績も株式投資の成績もほとんど気に留めないわりに、優待を渡すといつも「すごーい!」と最高に褒めてくれるところでしょうか。まぁ、褒めてもらって悪い気はしないですけどね(笑)
Re: No title
コーさん、こんにちは。

後から改めて振り返ると、大損したようなタイミングこそチャンスだったということは往々にしてありますね。トントンに戻せたという考え方ではなく、一昨年から大きく儲かったのだとポジティブに考えてはいかがでしょうか?
チャンスを逃さなかったから、大きく儲かったということですね。

いつでも今がスタートラインです。今から株式投資を始めるんだという気持ちで、私も銘柄研究や決算分析に力を入れてゆきたいです。
株投資は面白いです!
ゆうゆーさん、ご無沙汰しております。
運用成績が上がらず情熱を失ってしまう人もいるようですが、私は楽しくてやめられません。
1年前はエニグモとエスクリでかなりのダメージを受けましたが、情熱は失せるどころかこれも経験だと逆に奮起しました。
サラリーマンながらも、パチスロでは通算○千万の利益を得ていますが(不正はしていません)、単利では限界がある事を感じ、複利で夢のある株投資の方に魅力を感じております。
時間を有効に使い複利で資産を増やして行く事、急いで資産を増やそうと思わない事を心掛けて頑張って行きたいと思います。
たまにの更新、楽しみにしております。
Re: 株投資は面白いです!
マサさん、こんにちは。

パチスロで○千万ですか、それも凄いですね。ただ、それだけ稼ぐまでには努力はもとより、膨大な時間を必要としたものと思います。
株式投資(中長期投資)の場合、もちろん時間は必要ですが投資している間ずっと何かをしていなければならないというものではなく、むしろ買う前や決算期以外は放置していても構わない(別のことに時間が充てられる)という点でも分がありますね。

無論、複利で増やせるというのも大変な魅力ですね。また、いつかの更新を楽しみにしないでお待ちいただければ幸いです(汗)
No title
何事も情熱を持ち続けることが大事・・・本当にそうですよね。
私は最近テニスにも情熱を持ちすぎて、時間が足りない状況になってしまってます
初めて二年になり、もともとスクロークは得意だったので、自分の思うようにボールをコントロールして相手を動かし、できたスペースにしっかり打ち込んでポイントをとれた時の爽快感はたまらないですね(笑)でもここにきて伸び悩んでいて、ボレーはずっと下手だし、本当にうまい人とやるとストロークもスピンに対応しきれず打ち負けてしまいます。さらに上にいきたかったらストロークも直さないとだめだといわれフォーム改造中です。いつかゆうゆーさんにテニス教えていただきたいですね(笑)
Re: No title
sunさん、こんにちは。

テニスの話題、大好物です(笑)
何かのショットを上達させたい時は、単純ですが「数を打つこと」が一番近道のような気がします。私も昔はずっと雁行陣でダブルスをやっていましたが、ボレーが上手くなりたいという思いから、ミスが増えるのを分かっていて全て並行陣を取るようにしました。
それから1年以上経ちますが、以前とは比べようもないくらいボレーが上達しました。今では雁行陣でも並行陣でも戦え、引き出しが増えてさらにテニスが楽しくなりました。あるショットが苦手な理由って、ほとんどが単に「あまり練習しないから」ということに気付いたんですよね。

本当、人生でこれだけ熱くなれることがあるのは幸せなことですね。
No title
こんにちは。つつみと申します。
前回のゆーゆーさんのコメントでエスクリの「前期3Qは分析が不十分だったためにあの大幅悪化を読み切れなかったわけですが・」とありまして、私も13期の1Qくらいから決算を拾い出して追いかけてみたのですが、よく読み返しても私には、13期3Qの大幅な悪化は予測できなかったなあと思いました。大変恐縮ですが、ゆーゆーさんはどの辺りから、もしかすると業績悪化するかも?と予測できたとお考えになったのでしょうか?もしよろしければご教授ください。お時間あるときで構いません。ブログ休止中なので気が向いたときにでも、よろしくお願いいたします。
Re: No title
つつみさん、こんにちは。

エスクリの場合、決算説明資料でかなり詳細な数字が公開されているためある程度の予測は可能だったと考えています。

前期3Qの大幅悪化については、前々期4Q~前期2Qあたりの受注残件数(対前年比)が物語っていたように、後から考えれば思います。例えば前期4Qの受注残は対前年比で+27.0%だったのに対し、前々期4Qのそれは-6.2%でした。
施設の数は多少なりとも増えている中でマイナスというのは、明らかに受注が上手くいっていないという証拠です。結婚式場という業態なので、半年以上遅れてこれが業績として現れました。

その時はなぜか根拠のない自信みたいなものがあったんですね。反省です。
ありがとうございました
お忙しい中、コメントありがとうございました。

私も、もう一度その辺りを踏まえて読み返して、次期決算の予測などしてみようと思います。
承認待ちコメント
このコメントは管理者の承認待ちです

管理者のみに表示

トラックバック