四半期決算の簡単な見方

こんにちは、ゆうゆーです。

保有株の成長ストーリーが崩れていないかをチェックするために、
ゆうゆー投資法では、三ヶ月に1回発表される四半期決算には、
目を通しておいた方がよいでしょう。

今回は、ゆうゆー流の決算短信の簡単な見方を紹介したいと思います。

まずは1ページ目、売上と営業利益の対前年比を確認してみます。
この二つの数字というのは、企業にとって最重要な数字だからです。
小学生にとっての、国語と算数のテストの点数みたいなものです。

本当の利益という意味では、純利益がそれに当たるのですが、
大切なのは今期だけの利益ではなく、
今後も長期に渡って継続して利益を伸ばせるかどうかです。

であれば、特別利益や税金のからみなどはあまり重要ではなく、
本業で利益を出せる体質かどうかが重要になってきますので、
純利益よりも営業利益を重視すべきかと、私は考えています。

さて、以下の表を見てください。

57.jpg

最近発表された、あなたの保有株の決算短信を見て、
上表のどのパターンに当てはまっているでしょうか?

もし売上、利益ともに伸びていれば、きっと問題ないでしょう。
それ以上深く調べなくとも、おそらく順調なはずです。
(一応、全て目を通しておくことをオススメしますが・・・)

次に、売上、利益のどちらかが伸びていないような場合ですが、
この場合にまず調べるべきなのが、
前年の数字が明らかに良すぎるものでないかどうかです。

前年が良すぎる場合(例えば一昨年より50%も伸びているような場合)、
今年はその反動で一時的に停滞することがありますが、
これはあくまで一時的なものですので、
長期的な成長率が維持できているようであれば、今回の低迷は、
特に気にする必要はありません。
来年にはきっと回復していることでしょう。

さて、問題はそうではない場合です。
3つのケースに分けて、説明してゆきたいと思います。


ケース1:売上は伸びているが、利益が伸びていない場合

この場合、大きく二つのパターンに分けられるでしょう。
一つが、売上の伸び以上に原価が増えている場合、
もう一つが、売上の伸び以上に経費が増えている場合、です。

この二つのうち、どちらに該当しているか調べる方法があります。
決算短信の後ろの方の、損益計算書を見てみてください。

そこに、売上原価という項目があると思います。
その項目が、前期と比べてどれくらい増えているか計算してみましょう。

その増加率が、売上の伸び率に比べて大きく上回っている場合、
原価の増加が、利益圧迫の大きな原因なのです。
そうでない場合は、経費の増加が利益圧迫の大きな原因ということです。

原価の増加であれば、その原因を考えてみましょう。
例えば食料品であれば、その年の気候や為替変動によって
価格が大きく左右されることがありますが、
このような変動は全く読めない上に、
長期的には是正される可能性が高く、私はそんなには気にしません。

理想は、このようなものに原価が左右されないような業種です。
例えばリサイクルショップなど・・・。

次に、経費の増加が原因である場合ですが、
こちらの方が要注意かもしれません。

店舗拡大型の企業の場合、既存店売上高が低迷していて、
ハイペースな新規出店でそれを補っているような場合、
このような業績になりがちです。
現在のトリドールなどが、まさにそんな感じでしょう。
(実はこの企業、以前は私も投資していた・・・)

この場合、既存店売上高の低迷が一時的なものか、恒久的なものか、
自分で分析して判断しなければなりません。
これは、決算短信だけ見ていても分からないことが多いですので、
決算の説明会資料などの詳しい資料を見て判断しましょう。

ただ、本当に優れた長期安定成長株であれば、
成長ストーリーはそんなに簡単に崩れるものではないことは、
念頭に置いておいた方がよいでしょう・・・。

企業の成長ストーリーは、そんなに簡単に崩れるものではない。
でなければ、バフェットやピーター・リンチは1年ごとに
銘柄を乗り換えているはずだ。
特に思い当たる理由もなくやや悪い月次が数ヶ月続いたからといって、
それだけで成長ストーリーが崩れたと判断するのは時期尚早だ。
【ゆうゆー】


ただ、今のトリドールのように、
全国どこでも丸亀製麺を見られるようになってきたら、
それは売り時を表しているのかもしれません。

少しでも疑わしいと感じたならば、売ってしまうのが無難でしょう。
もっと自信の持てる銘柄が、他にもきっとあるはずです。


ケース2:売上は伸びていないが、利益は伸びている場合
ケース3:売上も利益も伸びていない場合


この場合は、ケース1と比べるとかなり心配です。
成長企業であれば、利益の伸びは毎年バラツキがあるものの、
売上は毎年安定して伸びているケースがほとんどだからです。

たとえ利益が伸びていても、売上の伸びが伴わない利益の伸びなど、
長く続くものではありません。
長く続いてきた売上の伸びが止まってしまったのならば、
何か明確な理由(例えば、震災など・・・)がはっきり分からない限り、
成長ストーリー崩れを疑った方がよいでしょう。

あらゆる事業で、売り上げを上げることは基本で、
それがなければ生き残ることは不可能である。
【フィリップ・フィッシャー】


成長株であっても景気の影響を受けて売上が落ちる場合もありますが、
そもそも、景気の影響を大きく受ける企業という時点で、
ゆうゆー投資法において、あまりよい投資対象ではありません。

ここで一つ注意点ですが、売上がある程度伸びさえしていれば、
利益よりも伸び率が低くても、それは問題ありません。
成長株は、利益率の良化を伴いながら成長する場合が多いからです。


・・・いろいろ難しく書きましたが、やっているのは以下のことだけです。

・ 売上と利益の対前年比を見て、伸びが順調な場合はOK!
・ 順調でない場合、それが一過性のものか、恒久的なものか調べる。
・ 一過性ならOK! 恒久的ならNG!


また、ここまで売上と利益についてのみ説明してきましたが、
その他のキャッシュ・フロー等の項目については、
前回より大きく悪化していないかだけを確認しておけば、
それでよいと私は思います。

目的はあくまで「成長ストーリーの再確認」であって、
ストーリーさえ崩れていなければ、ホールドでよいのですから・・・。
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投資パフォーマンス

■ 初期資産:100.0 万円
■ 現行資産:275.2 万円
■ 運用日数:1294 日(3年6ヶ月)
※ 2016.10.29 更新
年度 ゆうゆー TOPIX
 2013年(4/15~) +30.8 % +14.4 %
 2014年 +80.1 % +8.1 %
 2015年 +29.8 % +9.9 %
 2016年(~10/29) -10.0 % -10.0 %
トータルリターン +175.2 % +12.3 %
平均年利 33.0 % 5.9 %
上記は、ブログ公開用のサブ口座の運用記録です。
メイン口座の方は非公開とさせていただきます。
手数料、税金、配当、優待等は加味していません。

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